それぞれのうつくしさ、さまざまな表情

                        

noguchi Shoka: ring

誰かが身に付けているものを見て、いいなと感じる。羨ましくて自分も身に付けてみる。

大人っぽいもの、憧れてしまうもの、キュートなもの、いつもの自分とは正反対で惹きつけられてしまうもの、あれもこれも素敵に思えて混乱してくる。

そんな時ってありませんか?

私は最初、彼女のしている重ねづけがとても素敵に感じられて、どれどれ自分も、と、真似をして付けてみた。

ん、なんだかしっくりこない。

noguchi Shoka: ring

誕生石がダイアモンドなので、一粒光るリングに憧れて身に付けてみるもなんだかちょっと私じゃない。

人によってはすごく似合うので、その人に合うデザインや石、色、大きさがあるのだ。

noguchi Shoka: ring

見つめているとゴールドのように深く輝くブラウンダイアモンドと14kの組み合わせのリングにもドキリ。

この何日間か浮き足立ちながら、目にハートを浮かべてさまざまなジュエリーを手に取って身に付けてみた。

いつもの自分にしっくり来るリングで決まりかけていたのだけれど、なんだかつまらなくなってきた。ジュエリーは身につける人が美を感じ、うっとりとそれを眺めることが大事だと思うに至ったからだ。心ときめくものを身につけよう。

そう決めて選んだのは、

noguchi Shoka: ring gray daiamond

写真だと少しごっつく見えるのですが、そんなことはなく女性らしいうつくしさを感じるリング。gray daiamondの色や輝きは魅力的で、じっと見つめていたくなる。何より、このリングを身に付けていると、ちょっとこそばゆいような恥じらいと、ときめきを感じてしまう。心の中で「これが好きー」と声がする。

私はそのちょっと浮かれた乙女な自分の声を採用することにした。

それに薄いバングルを合わせて、私の「こうありたい」といううつくしさのシンボルは決まったのだ。

私がいつものスタイルから抜け出して選んだこのリングがきっと来年の私を導いてくれる。そんな意味づけまでして。

 

いろんな選び方があっていいのだと思います。うつくしさもそれぞれに、指や手の表情もそれぞれに、身につけるものへ求める思いもそれぞれに。みんなが目を輝かせてうつくしさの中へ入り込んでいく姿はとても可愛らしくて生き生きとしていて、輝いています。

まだ迷いのある方も、見ていない方も、noguchiのジュエリーは18日(日)までの展示となっています。

 

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