CALICO:the ART of INDIAN VILLAGE FABRICS 小林史恵さんのトークイベントへどうぞ

                        

CALICO Shoka: 

インドの色彩はやはりその国の自然や環境からもたらされるのでしょうね。日本人の私たちの感覚とはまた違う鮮やかな彩りは、どうしてこんなに多様な色がまぜまぜなのに調和しているの〜〜?と驚くばかり。

久しぶりに登場するオーナーのあゆみ(よくアンコ姐さんと呼ばれています)です。その異文化インドと日本を行き来して仕事をする小林史恵さんはかなり魅力的な方なのです。私は常に心が動いた人との仕事を心がけておりますが、彼女に感じているのは、「次世代を担う仕事」に、今取り組んでいる勇気と行動力に溢れた人だということ。

そうなのです、いつかこうなったらいいな、という未来像は多くの人がイメージの中に持っています。それもとても大切な事だと思います。そんな人が増えると、その中から実行できる人や物事が生まれてくるのだと信じているから。

ただ、そんな世界を実現させるには行動を起こす事でしか実現しないのがこの世の真理。地球は行動と結果の星なのでした。私の中には「金持ちになって世界中を旅して回りたい」というような我欲があります。そうなったら幸せなような気がしますが、実際人間は一人でお金を持って好きな事をしても満たされないという複雑なところがある事も知っています。年の功のなせる技ですね。

で、どんなことに深い喜びを感じるかというと、嬉しさ、豊かさ、楽しさを誰かと分かち合った時に感じる喜びが深く、幸せにつながっているということ。これがお金だけで得ることができないまことの幸せなのかしら、と。

現実的な言葉で言うと、人と共に働いて(過ごして)、まっとうなことを経験しながらこうなったらいいな、と感じることを形にしてゆく。形にしてゆく中で得る喜びが人を幸せな状態にするということ。人生後半、ここに至ってひしひしとそんなことを感じているのです。

形にするのには行動が必要ですし、行動に移すのには勇気が必要です。

前振りが長くなってしまいましたが、小林史恵さんのCALICO:the ART of INDIAN VILLAGE FABRICSの活動には彼女が「見たい社会を自分で作る」、という意志が軸となって成り立っています。彼女とその活動を知れば知るほど、勇気を持った一人の人間の行動が多くの人の次の行動へつながってゆくことの素晴らしさを感じずにはいられないのです。

CALICOの服や布は、ただ美しいだけではない。そこには関わる人すべての自立を見据える小林史恵さんの哲学が息づいていて、逞しさと知性が感じられるのです。

「言うは易し、行うは難し」。有名な格言ですが、その「難し」の世界に足を踏み入れた人と共に過ごす時間はとても貴重です。勇気はうつるんです。

というわけで、まだまだたくさんの方に聴いてほしい触れてほしい、時間を共に過ごしたい。そう願う店主は言わずにいられません。トークイベントにどうぞ、と!詳細は以下からどうぞ。

詳細はこちら

小林史恵 CALICO anco

本人は「秘宝を追い求めて、手に入れた」的な大袈裟な感じがする〜〜と、おっしゃっていましたが、私は好きですぞ、この写真。インドの小さな村のカディをおるための小屋にて、織り手の方とお話をしている小林史恵さん。ステキな女性です。

 

 

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