2012.11.08 日常着百景  特別が溶け込んだ日常へ

Calend Okinawaに連載していた田原あゆみの「暮らしの中の旅日記」から転載している過去の記録たちTOUJOURS・トゥジュー

床を素足で歩いても気持ちのいい季節は終わって、ある日ふと気がつくとウールの靴下を履かないでは過ごせない、とうとう沖縄にもそんな季節がやって来た。
秋に購入して、最近のお気に入りの白いパンツはTOUJOURSというブランドのもの。

TOUJOURS ー トゥジュー
フランス語のこの言葉の意味は「いつも・ずっと」「日常」。
着心地の良い日常着を作っているブランドだ。

このブランドの服を着ていて感じるのは、その気心地の良さ。

きっとこの世の中で一番着られているのは、綿のカットソ-ブラウスでは無いだろうか。
私も半袖タンクトップ、長袖とたくさんのカットソーブラウスを持っているし、着て来た。
その中でもTOUJOURSのシンプルな長袖の丸首カットソーブラウスと、タートルネックのそれはお洗濯上がりが待ちきれないほどのお気に入りになっている。
この何とも言えないような着心地の良さが、リピーターが増えている所以だろう。

シンプルなデザインもいい。
「いつも・ずっと」着れる日常着のデザインの中に普遍的なもの、スタンダードやトラディショナルの形を基本にして、その中にちゃんと「今」のモードが生きている。
着る人によってスタイルや印象がずいぶん変わるのもTOUJOURSの魅力の一つだ。
個人が好きなようにアレンジ出来る柔軟性があることで、多くのスタイリストから支持されているのもうなずける。

TOUJOURS
● デザイナー 注連野 昌代( Shimeno Masayo )
グラフィックデザインを学び、パッケージデザインの仕事に携わる。
その後セレクトショップ「JOURNAL STANDARD」「Journal Standard Luxe」のプレスを経て、現在は「TOUJOURS」のディレクターとして活動。
http://www.notsohardwork.com/toujours/toujours.html

TOUJOURS・トゥジュー

そのお気に入りのカットソーを着て。
吸い付くように柔らかく、これまで味わったことが無いような着心地。
白いコットンのパンツは、これからの季節は中にウールのレギンスを合わせて暖かく着たい。

結局、沖縄の冬は曇りや雨の日は湿度と風で極端に寒くなり、晴れると車のクーラをon。
寒暖の差が激しいので、綿やシルク等の風通しのいいものにウールを重ねるのが一番合っているような気がする。

TOUJOURS・トゥジュー

TOUJOURSのウールは軽くて柔らかい。
綿のカットソーの上からざっくりと重ね着。

外出着としても、家でも着たいような着心地だ。
家庭で洗えることもうれしい。

秋口に着ていた綿素材の上下に、こんなウールのざっくりとしたドレスや薄手のコートを羽織る。
それでも寒ければ、下にウールやシルクのレギンスやロングブーツ。
腰巻きにもストールにもなるような布を一枚持っていれば、これからやってくる冬だってきっと楽しく過ごせそうだ。

注連野 昌代
大人のセーラーカラー

モデルは宗像堂のみかちゃん。
もう15年くらいのおつきあいだろうか。

15年を振り返ってみると、私も彼女も、それを取り巻く環境もまったく変わってしまった。
同じような日常の繰り返しも、長いスパンで見ると驚くような変化となっている。

ちなみに出会った頃には、宗像堂もShoka:もこの世に無かった。
当時の私たちに会って今の話しをしても、きっとピンと来ないだろうな、そのくらい違う生活をしていたのだ。

衣食住を中心に見てみると、私たちの日常は似たようなことの繰り返しが殆どのように見える。
けれど長いスパンで振り返った時に、その変化には驚くことがある。

ミナ ペルホネン

みかちゃんはユニセックスな服を着ることが多かったそうだ。
本人曰く、男前な服が多かった、と。

昔着ていたようなラインを全く着なくなった訳ではないけれど、「こんな赤いドレスを自分が着るなんてことは考えられなかった」と、嬉しそうな笑顔。
こんな乙女なトキメキを、私の中から引き出してくれたミナ ペルホネンに感謝よ!と上気した頬。
私にもトキメキ笑顔がたちまち伝染。

この服は日常着というよりも特別な日の服。
ミナの「絵を着る」というテーマの秋冬物の「imagine」というタイトルのテキスタイルで作られたドレスだ。
皆川明さんの想像の中に息づく動物や植物が、活き活きと描かれている。

空想の世界だからこそ、枠がなく広がってゆき、その先の世界は着る人と見る人に託されている。
想像や空想の世界には果てがない。

いつ頃からだろうか、特別な日と日常との境目が曖昧になってきた。
それは徐々に境界線を薄くして、とうとう「特別」は日常の一部になってしまったように感じるのは私だけだろうか。

小さかった頃は、お正月やお盆は日常からかけ離れた特別な世界だった。
着物を着たり、訪問着を着たり、おせちをいただいたりと、
着る服も食べるものも、みんなの気持ちもその世界にチューニングを合わせて、全く別物となった。

私たちの住んでいる日本という国が物質的に豊かになったから、以前の特別が日常という普通へと降りて来たのか。
日常の生活水準が上がっていったのか、そのどちらでもあるのかもしれない。

特別が日常の中にちりばめられた今、私たちの「特別」は外から与えられた行事だけではなくて、感情や感覚で決める個人的なものへと変化したように感じる。

ごく日常的な生活の中に、自分の気持ちが主役の特別な時間がある。

出かける前に服や小物を選ぶ時に、その特別度が分かるのかもしれない。

大好きな人とランチを食べるために服や小物。
以前から行ってみたかったところへ行くために、選ぶ服や靴。
久しぶりに会う友人と楽しく過ごすために選ぶもの。

これらの特別には、うきうきやわくわくが息づいている。

もちろん、披露宴やパーティという正々堂々とした特別も楽しむことが出来る。

ミナ ペルホネンランドリー

ミナ ペルホネンのランドリーのシリーズ「tambourine」のジャケットを着て、Roguiiへ。
このシリーズは、家庭でお洗濯出来る日常着として作られていてとても人気がある。

tambourine

「tambourine」の刺繍は、よく見ると不揃いな小さな円が集まって大きな円を作っているのが分かる。
その円も完全な正円ではなくて、手描きの円になっているのを発見すると何だか優しい気持ちになる。
自分の入り込む隙のようなものを感じるのだろう。

楽器の名前がついたそのテキスタイルを眺めていると、暮らしの中にさまざまな音色が響いてくる。
雨の日も晴れた日も、絶え間なく、やさしく。

ミナ ペルホネン

ミナ ペルホネンのランドリーシリーズの「suger」というタイトルがついた薄手のコットンパンツに、trippenの柔らかい革のロングブーツ。
trippenはドイツの靴メーカーで、医療チームが靴の設計に関わっていることで有名だ。
デザインもすっきりとシンプルで美しく、機能的。
修理に対する対応がすばらしく、ソールの取り替えや修繕を丁寧にしてくれる信頼出来るブランド。

日常の定番として、ずっと履きたい。
そんな形と履き心地にとうとう出会った、と感じて嬉しくなった。
これで旅行に行く度に靴の心配をしなくてすむのだ。

今まで、旅行中はどこに行っても歩くので、靴が一番悩みの種だった。
東京へ仕事で行っても、プライベートな旅でも、靴が合わないと足を痛めてしまいそのあとが辛くなる。

まだ見たいものがあるのに、行きたいところがあるのに、足が痛くてどうにもダメ。
そんなことがたびたびあった。

trippen

この靴を履いて東京へ行った時に、一日中歩いても豆が出来なかったし、幅広の私の足が「窮屈だ~!」と悲鳴をあげなかった。
それどころか、身体の軸がちゃんと中心に来るように設計されているためか、快適で疲れ無かったことに驚いた。
この靴を履き続けていると、中学生の頃に出来た小指の付け根の固い豆もいつか柔らかくなるのかもしれない。

一番身近な乗り物の靴。
自分の足にぴったりと来る靴に出会えたら、どこへ行くのも安心だ。
日常の旅人を乗せて、あちらへ、こちらへ、どこへでも。

trippenの職人気質とそのすっきりとしたデザイン性に脱帽。感謝。

トゥジュー

ミナ ペルホネンのランドリーシリーズの「 yuki no hi 」というテキスタイルのワンピース。
電線と雪の景色が、こんなに詩的に表現されている。
しかもその景色は刺繍になっていて、雪の刺繍の糸のしっぽが不揃いに少しだけ飛び出ていて、まるで雪が降っているかのように動いて見える。

とてもシンプルな絵なのに、不思議とその世界へと引き込まれてしまう。

至る所にある電線。
どちらかというと、邪魔者のように捉えていたその存在が、ミナ ペルホネンのテキスタイルになるとまるで違って見える。

見ていると切ないような気持ちになったり、はなうたを歌いながら街を歩きたくなるような楽しさが出て来たり、多重な記憶の層に眠っている様々な感情が刺激される、そんな景色だ。

似たことが繰り返されているように見える日常。
けれどほんのちょっとの今日の変化が、未来の景色を変えるとしたら。

日常の積み重ねが、振り返った時の人生そのものであるのだとしたら、今日という日を大切にしたいな、と思う。

trippen

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2012.10.11 布の中の形を探る

*Calend Okinawaに連載していた田原あゆみの「暮らしの中の旅日記」から転載している過去の記録たち

安藤明子のサロン展「はたらきものの衣服」が始まって5日目。

自分が好きな布を探したり、初めてのサロンの付け心地を体験したり、
持っているサロンの着付けのおさらいをしたりと、平面の布が様々な人々の身体のラインを包むのを手伝っている。

こちらはminä perhonenのテキスタイルのbirdを使った巾着スカート。
中に着ているのは裾にもふもふとしたあたたかな布がついていて、これからの季節にぴったりだ。

サロンの着付けを体験される方達は、平面の布の中に自分の形を探すように手と感覚で着方を覚えて帰ってゆく。
私もその人の身体のラインを生かした巻き方を心がけながら手を添える。
色んな方の着付けを手伝っていて、平面だからこそその中にたくさんの可能性があるのだと改めて感じ、布の魅力に惹き込まれてゆく。

安藤明子さんの提案するサロンの着付けには「創意工夫」という言葉がぴったり。
基本を覚えたら、サロンの仕上がりをタイトにしたり、Aラインを作ったり、頭からかぶってボレロにしたり、旅行の時には風呂敷にだってなってくれるのだから。
裁断されてダーツを入れたり、タックを入れて形が決まった洋服になるとこんなに形の変化は楽しめなくなる。

そんな魅力に溢れるサロン。
基本的な着付けに関しては、先週の関根の記事に写真付きで掲載しているので興味のある方はご覧くださいね。
今日は妊婦さんのサロンの着付けをご紹介します。

モデルはRoguiiのミカちゃん

ミカちゃんは1歳児の母。
もう妊婦さんではありませんが、今日はクッションをお腹に巻いて即席妊婦さんになってもらいました。


サロンの下には、三河木綿の中履きを履きます。
中履きはパンツタイプとサロンと同形のものと二タイプがあります。

肌にも心地いい素材で出来た中履きは汗を吸ってくれて、どんどん洗って乾きも早い。
そして、その中履きのおかげで表地に直接身体がつかないので表のサロンの洗濯の回数をかなり減らすことが出来、色や風合いを長持ちさせてくれるのです。

妊婦さんがこの中履きのパンツを履く時には、お腹のふくらみの下の方にゴムが来るようにします。
その方が血流も良くて、用をたす時にも楽ですし、お腹はサロンが持ち上げてくれるので脱ぎ履きもしやすいのです。

妊婦さんのお腹はどんどん大きくなります。
そのお腹を下から布で支え上げるようにサロンを巻きます。
その時にしっかりと支えられるように、サロンを折り返して二重にして写真のようにウエストの上あたりからお腹の下に斜めに布を沿わせます。

お腹の上に巻くのではなくて、お腹の下から重みを持ち上げるようにしっかりと巻きます。

丁度お腹の中心に折り返しが来るようにサロンの余った布をたたんでぎゅっと巻き付けます。
写真だと右寄りに見えますが、おへその丁度中心あたりから折り返しています。

自分の感覚で締めてゆくので、締めが足りないと感じたら写真のように返しの部分に手を差し込んで更に締めます。
サロンの面でお腹をしっかりと持ち上げられていると、腰がとても楽になります。
これは感覚で分かるので、自分で着る時にも布できゅっと持ち上げながら丁度心地の良い感覚を探ります。

布の場所が定まり、腰や身体が楽になるように巻き終わったら、紐の登場。
前から後ろにまわして、もう一度前に紐が来たら、

紐も下からお腹を支えるように固定して、後ろからかえって来た紐を二回くぐらせると、それを反対の方向へきゅっと引っ張ります。
着物の長襦袢を着る時に紐で留める時と同じ方法です。

紐は妊婦さん用のL~LLサイズのものが準備されていますのでこれからお腹が大きくなってゆく方がいたらお声をかけてくださいね。

余った部分を紐の下に巻き込んで動かないように固定したら出来上がり。

この着方をして布でしっかりとお腹を支えていると、コルセットや腹巻きが要らず下着も普通のもので大丈夫だそう。
買っていかれた臨月の妊婦さんは、とても気持ちが良いと喜んでいました。


完成図

横から見るとこんな感じです。
サロンの折り返し部分も、紐もお腹のふくらみの下から持ち上げるように巻かれているのがよくわかります。
中味はクッションですが、丁度一年前はこんな風にまんまるになったお腹の中に娘が居たんだと思い出しているのか?
ミカちゃんの表情は愛おしげ。

それにしても、このクッションちょっと大き過ぎたかしら・・・

その膨らんだお腹に、今はもうお腹から出てすくすくと育っているノアちゃんの手が伸びて。

妊娠と出産は本当に神秘的で不思議。
私たちはみんなその過程を経てここにいるのです。

サロンの他にも、三河木綿で出来た和のタオルや手ぬぐい、スタイ・子ども服などいろいろあります。
竹にかかっている藍染めと白の子ども服は、布の特性を生かした優れもの。
赤ちゃんの時にはおくるみに。
育つサイズに合わせて紐で調節してワンピースにして着ていって、最後はスカートに変身します。
1~2年生くらいまで着れるのだそう。
その頃にはきっとうんと柔らかくなって肌になじんでいることでしょう。

kittaさんの草木染めは、奥行きがあり深い色合い。
素材の風合いも柔らかく仕上っていて、手に取らずにはいられない。

さわやかな風が吹くようなものから、暖かで深い色合い、渋くきりっとしたものまでたくさんのサロンがShoka:に並んでいます。
この機会に「常服」としてのサロンの着心地を体験しに来てくださいね。

それから、以前買っていらした方も、今回買って帰ってもう一度着方を習いたいという方がいらしたらいつでもShoka:までどうぞ。
身体や手が覚えるまで何度でもサポートいたします。

はたらきものでお茶目な関根も待っていますよ。

安藤明子のサロン展 「はたらきものの衣服」

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2012.09.27 「本腰を入れる」安藤明子さんの工房を訪ねて

Calend Okinawaに連載していた田原あゆみの「暮らしの中の旅日記」から転載している過去の記録たち

写真は今年のはじめに訪れた、岐阜県多治見市にあるギャルリ百草の中の安藤明子さんの工房で撮ったもの。
10月6日から始まる 安藤明子のサロン展 「はたらきものの衣服」の為の取材だった。

みなさんはサロンを着たことがありますか?

サロンというのは、アジア全般の民族衣装や日常着として存在する筒型のスカートや、布を巻いたスカートの総称。
その国や地域によって布や柄も様々なサロンたち。

着物文化も然り、アジア人の私たちにとって平面の布を立体的に着るということは共通のスタイルとして風土や歴史に根付いたものであったと思います。

近代に入り、西洋化が私たちの暮らしの中に定着してから、立体裁断されてダーツやタックの入った洋服を私たちは日常着として当たり前のように着るようになりました。

なので布を巻きつけて着ることについては、もしかしたら前近代的なイメージもまだ多くの人々の中にはあるのかも知れません。

けれど、実際は長い時間をかけて洗練されて来た「布を着る衣服文化」の中には、様々な先人たちの知恵が息づいており、身体で感じることが出来るような自然な合致感があるのです。
そう、私たちの身体の感覚がうなづくような、そんな合致感は、私たち個人が生きることの出来る短い時間とは比較にならないほどの時間をかけて育った衣服文化が、いかに自然と人の暮らしの中で洗練されて来たものであったのか、ということを物語っているのかも知れません。


安藤明子さんとminä perhonenとでコラボしたサロンの一つ

私が最初にサロンを着たのは、20代の頃。
インドネシアのバリ島に長期滞在をした時に、地元の人に教えてもらってバティックのサロンを巻いてもらった時のことでした。
その時に、サロンの着付けの中に先人の知恵と工夫を感じて感心したものです。
平面の長方形の布を、こんなにきっちりと腰に巻き付けることが出来ること。
着ていて動きやすく、しかも身体のラインをよりうつくしく見せるような様々な着方があること。
そしてそんな工夫が家族ごと、時には個人にも色々あるのだということにも驚きました。

形が定まっていないからこそ、様々に形を変えることが出来るという布の魅力の一つを、サロンは存分に発揮できるのです。

明子さんがサロンを「常服」として考案することになった一つのきっかけは、新婚旅行で滞在した欧州で目にした人々の洋服姿がとても素敵に見えた、ということだったそうです。
洋服に身を包んで、颯爽と歩く姿を眺めながら、元は体型も、暮らす風土やスタイルの違う西洋で発展した洋服文化は、やはり彼らのものだと思わずにはいられなかった、と。

そして結婚後、都会から田舎に居を移し日本家屋で暮らすようになってますますそれまで当たり前に着ていた洋服が、日本式の暮らしの中では不自然で不合理性があるということを感じるようになったといいます。

「ではどういう服が私たち現代に生きる日本人にとっての常服となりうるのか?」と、自問するようになってから、時間をかけて生み出したのが、着物を手本として考案した現在の安藤明子式サロンたちなのです。

着物には、単衣・重ね・袷(あわせ)で季節を着分け、同じ型で、浴衣・小袖・訪問着・留袖と、場さえも着分けられる利便性と様式のうつくしさがあります。
明子さんは、それらの持つ要素を残した現代の日常着としてのサロンを考案したのです。


工房で一緒に働くスタッフと、サロンの着回しを見せてくれる安藤さん

この時は、1月の頭の底冷えする気候に合わせて、ウールのタイツ、下履き、重ねサロンと、布を重ねることで暖かく着ています。

季節や気候に合わせて素材を選び、涼しい時には風を楽しみ、寒い時には重ねて暖をとることの出来るサロンは、型は同じであっても変化にとんだ着こなしが出来るのです。

この布は、薇(ゼンマイ)の先端にある茶色い産毛のような繊維をシルクに織り込んだ布。
このような手織りの布は、鋏を多くいれることになる立体裁断には向きませんが、サロンでは裁断を最小限に押さえることでこの何ともいえない自然が詰まった表情を生かすことが出来ます。

季節を着る愉しみは、私たちが自然とともに暮らすことに喜びを感じるという証のようなものではないでしょうか。

沖縄在住のkittaさんと明子さんがコラボレーションした重ねサロン。
kittaさんの草木染めは、やさしく深くあたたかい。

今回の企画展にもやってきます。

百草の定番で作られている重ねサロンの色の名前は、
空五倍子色(ウツブシイロ)・鉄納戸・牡丹色・黄檗色(キハダイロ)

日本特有の色の名前は、私たちの目に映る自然の多様性を物語っている。
自然と呼吸を合わせるような暮らしと、その中で育んだ感性の深さにはっとするような名前たち。
自然の景色を摘み取ったような色とその名前を、明子さんは現代の日常着としてのサロンの中に取り入れた。

それを私たちは、着ることが出来る。

服を着るということは、利便性や、肌を環境から守るということの他に、目で肌で感じる喜びと、選択し理解して着るという愉しみをも私たちへもたらしてくれるのだ。

洗いをかけた後干された布たちは、15年前から百草の定番となっている腰巻き。
仕上げに洗って布の風合いを引き出してから製品となる。
冬のしんと冷えきった空気の中で、布からは暖かみやぬくもりが伝わってくる。

明子さんの提案する、現代の常服としてのサロンを初めて着たのは3年前。

「え?!、こんなに締めるの?」と、最初に着た時には驚いたものだ。
筒型の布で、腰をしっかりと巻き付けて支えた後、一本の紐でウエストに固定する着方はまるで着物を着た時のようだった。

冬で、上から羽織りものを着ているため見えないが、腰に布をきつめに巻き付けて支えた後、共布で出来た紐でウエストに固定して着付けを仕上るため、きちんと着れていると一日動き回っても着崩れし無い。

腰がしっかりと布で支えられる為、背筋まで伸びてしゃんとする着心地。

私は、「よし、今日ははたらくぞ!」という日には明子さんのサロンを着たくなる。
もしも、私がサロンを履いていたなら、その日はそんな気持ちでスタートした日なのです。


日常の仕事がしやすいように作られた“タブリエ”

タブリエは、フランス語で胸まであるエプロンのこと。
衣服が汚れるを防ぐという他に、衣服から埃や羽毛などが外に出ないようにするという役割もある。
明子さんの作るタブリエはサロンと合わせて日常着にするも良し、お出かけ着として着ても良いようにシンプルにデザインされている。

明子さんのサロンや服は、はたらきたくなる衣服だと私は感じている。
腰がくっと入って心も身体もまっすぐに、目の前のことに集中したくなるのだ。

「本腰を入れる」、という言葉があるように、人は腰が定まると本来しなくてはいけない目の前のことをこなせるように出来ているのではなかろうか?と思うほどに、サロンを着ると私にははたらくぞ!という気持ちがむくむくと目覚めるのだ。

しかも、サロンはスカートの一種なので、女性としてのしとやかさも思い出させてくれるのがまたうれしい。
立ち居振る舞いを意識することで、所作がうつくしくなる。
そういうところも着物に近い感覚なのではないだろうか。

洋服は、服自体が自分と同じ位主張しているような気がする。
けれどもサロンを着ていると、私という主体が包まれているような感覚になる。

主体とは身体であり、その身体に宿っている形無き姿。
布でしっかりと支えられた腰が本来のところに収まることで、何か中心に力が集まって身も心も定まった感覚になるのだ。

着ることで感覚が目覚めるような、そんな衣服なのだ。

そして、やはりサロンを着た日は、私ははたらきものになる。
時には、買い物や遊びに行く時にも着ることがあるのだが、しゃきっとした感覚が続くので、何かしら有意義に過ごしたような心持ちでその日は暮れる。

サロンは、着る人をはたらきものの心にさせる。

安藤明子のサロン展 「はたらきものの衣服」は10月6日(土)から。

明子さんの仕事場は、人の手のぬくもりと、息づかいが感じられます。
ここからどのようなサロンたちがShoka:へやって来るのかとても楽しみです。
今回minä perhonenとコラボレーションしたサロンも少し入ってくる予定です。

「はたらきものの衣服」にはサロンやタブリエの他にも、子ども服や布、手ぬぐいなどが多治見のギャルリ百草からやってきます。
またサロンに合わせて着れるカットソーは、mon Sakata さんが準備してくれます。

この機会に、現代の常服として提案されたサロンに触れてください。

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安藤明子のサロン展 「はたらきものの衣服」とお話し会のおしらせ
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安藤明子のサロン展 「はたらきものの衣服」
10月6日(土)~14日(日)

筒型の布を身体に合わせて巻き込み、一本の紐で固定するという明子さんのサロンは
よし今日ははたらくぞ、とか、ここ一番という時に着たくなる働きものの衣服。
腰が布で支えられ、しゃんとする感覚は本当に気持ちがいい。
麻子さんが着ているのは、ミナ ペルホネンとコラボーレーションした巾着スカート。
こちらもサロンと同じく、うきうきせっせと働きたくなる楽しい衣服。
布を重ねて色を楽しむことの出来る、様々なテキスタイルで作られたサロンたちが
Shoka:に集まります。
もし、明子さんのサロンを持っているけれど、うまく着れていないという方がいましたら、
この機会に持って来てくださいね。うまく着れるよう私たちが着付指導いたします。
またサロンは妊婦さんの腰を支えてくれるのにとても良いそうです。着込むほどにサロンの良さが
身体に馴染んでくるのを、一人でも多くの方に体験していただきたいと思っています。
期間中、どうぞ体験しにいらしてください。

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2012.09.13 「暮らしの中の旅日記」 母のバッグたちと、バッグと靴展始まりますの巻き

*Calend Okinawaに連載していた田原あゆみの「暮らしの中の旅日記」から転載している過去の記録たち

Shoka: 沖縄

今朝は早く起きて、すぐに実家へ。

母が昔から使っている、お気に入りのメッシュのバッグたちを見たかったから。

このバッグは、母が最近一番使っているもの。
中には色違いのポーチが入っている。
しんなりと柔らかくなった、ゴードメッシュは山羊の革を職人さんが丁寧に編んで作られたもの。
新品の使い始めの頃は、キュッキュッときしむ音がするのが楽しい。
牛皮より軽くて、使うほどにしなやかさと深味のある艶が加わってゆく。

Shoka: 沖縄

確か、このバッグは8年位使っているはず。
透かし編みの焦げ茶色。

Shoka: 沖縄

こちらはもっと古いもの。
20年近く経っている。

朝日を浴びて、革が飴色に光っている。

お気に入りの小物は、数年周期で変わることがある。
最近は出番が少なくなっているような気がする、かご型のメッシュバッグ。
母がフレアースカートをよくはいていた頃のお気に入りだった。

何だか懐かしくなる。

最近はパンツばっかりはいている。
着る色も変化して、明るい色が好みらしい。
そうそう、このバッグを持っていた頃は、ベージュばっかり着ていたっけ。

家族の持ち物を見ていると、時間の流れの中の緩やかな変化がくっきりとした輪郭を持って浮かび上がってくる。
その当時の記憶と一緒に。

色んなことが、今は楽しい記憶になってバッグたちを染めている。

Shoka: 沖縄

このバッグも、20年選手。
深緑色。

古いオリーブの実のような色。

一見きれいに見えますが、うちの母はなかなかのおてんばさんなので、色んなところにバッグをぽーんと置くのです。
なので、バッグの裏側は少し擦り剥けちゃっていたのでした。

その風合いも何だかうつくしいな、と感じます。
私は数年に一度、オリーブオイルか紅花オイルと、ホワイトビネガーを4:1でブレンドしたもので拭いてお手入れをしています。
そのお手入れをすると、このような擦り剥けにも強くなるし、防水効果も強まって、艶も増すのでとても良いのです。

Shoka: 沖縄

どうもうちの母はそのお手入れはやっていないようですね。
ティアンダー(手の油)のみ。

Shoka: 沖縄

ちょっと扱いは雑なのではと見ていてヒヤヒヤするのですが、好かれて使い込まれたものからはやはり何とも言えないうつくしさが感じられます。

元々付いていた裏地はとうの昔に破れてしまったのか、自分で直した形跡も内側に残っていました。
製造元もお直しをしてくれますが、すぐに使いたくて自分でお直しをしたものと見られます。

以上の写真は、うちの母の持ち物。

持ち物には、何だか気配というのが刻印されているような気がします。
使っている人の、毎日の積み重ね、その人の息づかい。

このバッグを見ていると、うちの母はしあわせなんだろうな、と感じました。

こちらは新品のバッグたち。

Shoka: 沖縄

誰かと出会って、その人が好きになってくれたらどんどん使ってもらえるのを待っているバッグ。
私たちの暮らしの中の色々を飲み込んで、運んでくれる「日常のうつわ」のような入れ物たち。

バッグがもしもなかったら・・・・・

どれだけポケットがいるだろうか?
私たちはすっきりとした着こなしが出来るのだろうか?

バッグがない世界は、もしかするととてもエコなのかもしれない。
だって誰も色々手に持って歩きたくないもの。
ものが減って、今日一日の行動をタイトにしようと、よりシンプルになるのかもしれない。

けれど、何だか寂しいじゃない?
ムーミンママのあのバッグが無くなったら、世の中からファンタジーが消えてしまいそう。

バッグの中には、その人の世界が凝縮されて詰まっている。
自分の為に、誰かの為に、様々なものを載せて、今日もバッグはあっちにこっちに。

Shoka: 沖縄

さあ、台風が直撃するのではないかと、心配な9月15日(土)から「ゴードメッシュのバッグ展」がShoka:にて始まります。
台風に負けないような色々をバッグに入れて、あなたのお気に入りの「日常の入れ物」を探しにShoka:へいらしてくださいな。

長くつきあえる大好きなバッグとの出会いがあるかもしれません。

さて、今日も関根と私は、ごっこ遊びにはげみました。
今日のテーマは「比屋根都会ごっこ」です。

緑深くて静かな比屋根に、都会っこが遊びに来ました。(ごっこです)

Shoka: 沖縄

いつもの関根とちょっと違う!
ヨーガンレールのお姉さん服。
デニムはARTS&SCIENCE、靴はtrippen。

「あゆみさ~ん、こんな人生もあるんですね」

「あら、あさちゃんすっきりさわやかな秋の装い。ほれぼれよ」

Shoka: 沖縄

関根は長いことバレエをしていた為か、足の角度が何だか柔らかい感じ。
バッグの中に何を入れているのかな?

Shoka: 沖縄

trippenの靴は、私も今一足お気に入りのシューズがありますが、これが良いのです。
何が良いのって、履き心地がすばらしい!
とても柔らかい皮と、反発力のあるソール。
人間工学に基づいて設計された形は、その人の軸が自然に定まるようになっているようです。

私は外に重心を置いていたようで、くるぶしと筋が痛くなるというのがここ最近の悩みでした。
が、trippenの靴を履くようになってからその悩みが解消されつつあります。

何ともスタイリッシュ且つヘルシーな靴なのです!

私たちの一番身近な乗り物、「靴」。
trippenはとてもおすすめのシューズメーカーです。

Shoka: 沖縄

ソールは反発力のある天然のゴム素材。
一歩一歩を自然な反発緑で前に押し出してくれます。

さあ、変身ごっこも第2段。

Shoka: 沖縄

Shoka: 沖縄

市松模様がきれいに編まれた、メッシュのバッグ。
たくさん入れたくなりそう。
何を?

台風だけが気になるところですが、
「お気に入りのバッグと出会いたい」

「いつかの為にいいものを見ておきたい」
そんな方は、是非15日(土)~23日(日)までの「ヨーガンレールのゴードメッシュ展」へ遊びにいらしてくださいね。

Shoka: 沖縄

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2012.08.31 暮らしの中の旅日記 「常設オープンとご近所自慢」

*Calend Okinawaに連載していた田原あゆみの「暮らしの中の旅日記」から転載している過去の記録たち
沖縄市のお店

Shoka:の常設空間がオープンしました。

8月頭に始まった「赤木智子の生活道具店」の返品と後片付けを終わらせ た後、私たちはせっせとペンキ塗りに、漆喰塗り。
えっさほいさとよく働いたのです。

minä perhonenの黄色いドレスを着たステキな彼女は福岡から遊びに来てくれたのだそう。
きっとこのドレスのちょうちょと一緒に、ひらひらと、笑顔で福岡へ帰っていったのでしょう。
また会える日が楽しみです。

かわいい彼女の、その背景の壁の色。
これは琉球漆喰の塗りたての色、やさしい黄色です。

そこへ行き着く前の姿は、こちら。

私たちはこんな風にその壁を塗ったのです。
沖縄市のお店

漆喰を塗る関根はまるで画家のようではないですか。
じっくりと、しっかりと真剣に、そしてとても丁寧に塗ってくれました。

琉球漆喰は塗りたては明るい黄色。
時間の経過とともに、少しずつ白くなっていくのが特徴です。

沖縄市のお店

彫金師の喜舎場智子さんも手伝いに来てくれました。

絵になる姿。
漆喰があっちこっちに付いちゃった服も彼女が着ていると、何だか決まります。
もうすぐ彼女の制作したアクセサリーがShoka:へやって来るのがとても楽しみ。
今まで作りたかったものを形にしたい、シンプルなものを作ってみたいと、目を輝かせて語っていました。

早く触れてみたいものです。

夏休み明けの9月6日以降に、Shoka:にやって来る予定になっています。
楽しみですね。

さて、明後日はウークイ(旧盆の最終日でご先祖様をお送りする日)です。
ウークイの9月1日(土)から9月5日までShoka:は夏休みになっています。

なので、休み明けにみなさんがより、この界隈を楽しめるよう今日はShoka:周辺の楽しくステキなスポットをご紹介します。

330号線のライカム交差点から泡瀬方向へ入ると、道が新しくなっています。
最初の信号を左へ曲がると、以前からの道(あっという間に旧道になりました)に出れます。

その道沿いにある、心温まる本屋さん OMAR BOOKS は、あります。

沖縄市のお店

店主の川端明美さんは、図書館の司書を7年間努めた後にこの書店を始めたのだそうです。
私は川端さんに会うと、なんだかほっとします。
自分の感覚に正直に、力まず向き合っているような空気を川端さんから感じるからです。

信頼出来る人だなと、自然と心がくつろぐのです。

沖縄市のお店
沖縄市のお店

沖縄市のお店

店内には個性的な本や雑誌が、いいくらいのスペースを保って置かれています。
一つ一つにスポットが当たるくらいの感覚を開けて。

その一冊一冊の距離感の心地よさは、そのまま訪れた人と、川端さんとの距離。
その距離感は心地よく、私たち来訪者はゆっくりと、本から本へと渡り歩くことが出来るのです。

先日お勧めされた本が大当たりだったので、私は今日も川端さんへ「私に何かおすすめの本はありますか?」と聞いてみました。

「あゆみさん、今はどんな感じのものが読みたいですか?」と。

「う~ん。本の中に入り込んで、全然違うどこかへ旅に出ているような感覚になる本がいいな」

「じゃあ、これは?とてもいいですよ!」

沖縄市のお店

パリにある実在の本屋さんのお話が書かれた本だそう。
様々なエピソードがちりばめられた、そんな本。

パリの街角の匂いや、空気感が漂ってきそうなそんな物語が詰まっていそうです。

本を選んでもらえるなんて、何だか嬉しくないですか?!
そんなステキな本屋さんが近所にあるなんて、なんてラッキーなことでしょう。

この辺に来る方は是非、立ち寄ってみてください。

http://omar.exblog.jp

OMAR BOOKSの後、泡瀬の方向へしばらくまっすぐ行って住宅街を小道に入ると、大城夫妻が楽しくもてなしてくれるセレクトショップ tenがあります。

沖縄市のお店

恥ずかしがりやな二人を、台風の時に室内へ避難させたオリーブの木越しに。

この空間に来ると、光や緑がほんとにきれいに感じられる。
明るくて、やさしくて、そしてとても自然な空間。

沖縄市のお店

「来てくれた人も、自分も楽しめる場がいい」と店主の大城功さんは語ります。
自然と顔がほころぶような、そんな空気に充ちている。

気張らなく使える、陶器やガラス、ナチュラルなニットや、楽しい服たちが並ぶ気持ちのいい店。

沖縄市のお店

沖縄市のお店

お茶目な二人が、お迎えしてくれるはず。
お盆休みは9月1日のみ。
普段は木金土日の営業です。

http://ten-o.net

さて、そろそろ小腹が減りましたか?
今改装中でお休みのcafe Roguii

みんな何をしているのか見に行ってみました。

沖縄市のお店

台風一過の久しぶりの晴天に、働き者のソーサーや布巾たちがきれいさっぱり洗ってもらっていい風に吹かれています。

中に入ると・・・

沖縄市のお店

みんなで楽しくペンキ塗りをしているのでした。
はっちゃん(緑色タンクトップ)も、ごんちゃんも楽しそう!
見ている私も元気になってきます。
そしてなんてはつらつとしたな緑色なのでしょう!

見ているだけで、わくわくとして来ます。

Roguii の奥の部屋は小さな子供づれのおかあさんたちが、安心してくつろげるようにと座敷にするそうです。
店主の山城夫婦にも、今10ヶ月のかわいい赤ちゃんがいるので、小さな子供を連れてのお出かけが少しでも快適になるように応援したいという気持ちが、この改装のきっかけとなったそうです。

沖縄市のお店

へんてこかわいいぬいぐるみがお迎えしてくれるこの奥の部屋が、お座敷になります。

木の床に置くクッションを、作っているというRoguiiのミカちゃんを訪問。

沖縄市のお店

沖縄市のお店
沖縄市のお店

誰かがより楽しめるように、手を動かして、頭を使って工夫して。
どこかのお母さんや、あかちゃんがゆったりとRoguiiで過ごせますように、と。

タンタンタタンとミシンを踏む。

沖縄市のお店

隣の部屋では、そのきっかけとなった小さな子がすやすやと寝ています。
すくすくと育っている最中です。

誰かがゆったりと座ったり、子どもがごろんと横になる姿が浮かんでくるクッション。
今日の夜もどんどん作っていました。

休み明けの9月5日から、座敷でご飯が食べられるそうです。
食事もヘルシーで美味しい Roguii にまたもう一つ楽しみが増えました。

そろそろ朝方と夕方の風が涼しくなってきました。

ゆっくりとお盆休みを過ごした後は、北中城と沖縄市の交わるところへ遊びに来てくださいね。
魅力的な人々が、ゆったりとした暮らしの中で営んでいる空間でリフレッシュ出来ることまちがい無しです。

Shoka:へ戻っての一枚。
黄色い漆喰が暖かくお迎えしてくれます。
沖縄市のお店

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