巡る

田原あゆみShoka:

春に生まれてからずっと、太陽の光を貯めてきた木の葉たち。

実りの季節を象徴する豊かな色に景色を染める。

沖縄では見ることができない秋から冬へと移る色。黄色や赤や薄茶色が、地面に落ちてその色を少しづつ大地へと還元してゆく。

 

Shoka:田原あゆみ

春に生まれてからずっと浴びてきた太陽の力を、そうして大地へと還してゆく。

大地や植物にとっての一番の栄養は、その葉っぱたち。微生物や虫たちの手を借りて、赤や黄色だった葉たちは、土へと姿を変えながら命を育む床になる。

すごいなあ、、、自然には完璧な仕組みが息づいている。

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私たちは完璧な循環の中にいるんだって。

 

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そうなんだってね、ハチ。

初冬の東京の朝のこと。

 

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新古共良

trippenbom

うれしい再会を果たした彼女が広島から履いてきた12年ものの、trippen BOM。

なんていい風合いなんだろう。古くなった皮が飴色に光っていて、たくさんの思い出でいいお顔。

きっと履いている人が思いもよらないほどたくさんの記憶をストックしているんだろ。古いものには味わいがある。

私の酷使しているtrippenの靴たちを、今日はブラシで磨いてあげよう。

今日からまたいつもの靴が私を乗せて、旅に出る。

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誰かが息を吹き込むのを待っている、無垢。

それもまたいいものだ。

trippenの靴たち

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11月の雨の色

田原あゆみ

雨の色を窓越しに。

今日から数日間東京へ、おしごとで。

やりたくってたまらない、胸が熱くなるようなお仕事で。

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思い出の音色

Shoka:

2014年は私の人生の中でも忘れ難い年になった。

喪失感からくる悲しさや寂しさ。知っているつもりになっていただけで、経験しないと味わえない感情。それは影の部分。

けれど同時に、こんな喪失感を感じられるような誰かが人生にいたということは、いいものだ、それも感じている。それは光の部分。

光だけを見よう、そこだけにいようとすると薄っぺらくなってしまう。

影に居ながら光を見る。

光を浴びながら、影の存在を見据える。

そうすると景色が実体を持つ。

今日の音色は深く深く。

 

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18日火曜日は定休日です

安藤雅信

企画展が終わって、今日は久しぶりの定休日。

沖縄は冬の曇り空。少し肌寒い1日が始まっています。

安藤雅信さんのティーカップとソーサーは凛としていて、縁が立っている。

輪郭がはっきりとしていて、造形を際立たせている。

自分のためだけにお茶を淹れて、ゆっくりと1日を味わおう。

お問い合わせ、通販の対応は明日から順次対応して行きます。まだ企画展の片付けも少し残した状態ですので、通常より返信が遅れてしまう場合もありますことをお許しください。

良い一日を。

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