今日は展示会の準備をすべく、什器をあちらへこちらへ動かしつつ、作品達をシリーズで分けたり、床にワックスをかけたり。
休憩時間に麻子さんと一緒にお茶を飲みながら、
「なんだかみてると引き込まれるよね」
「どれどれ」
見出すと、興奮しちゃって止まらなくなります。
これって、和菓子屋さん!
しかも豆大福おばちゃんが売ってるし、しかも懐かしいケースに入ってる〜。
あ、お店のおばちゃんおすすめ上手?
と、止まらなくなってしまう。
どこか懐かしい、そして一冊の絵本のような、
遠い日の、記憶の中の時間が匂いも一緒に形になったような。
お皿も、ふたものも、ぐい飲みも写真だと分からないけれどどれも小さめです。
ふたものは両手ですっぽりと包める位。
ふた部分がはっとするような人形で出来ていたりする。
アザラシ、イカに乗った少年、パンダ・・・・
なんて手をかけているんだろう。
ポットは濃いめの緑茶が2杯分くらい入る大きさ。
藤田さんに聞いてみたら、
「少しでもいいものをつくろうと、今は手をかけて丹念につくるということを心がけています。それから小さなサイズは私たちの好みなのです」
との事。
普段は凄くシンプルな器が好きな私たちを熱狂させる、フジタチサトさんの作品達。
そこには、私たちに共通の思い出ー心象風景と時間ーがふわっと詰まっている。
手で包み込んでためつすがめつしてみたいものである。
フジタチサト陶器展
「いきものと暮らす日々」
10月7日(金)〜1016日(日)
12:30〜19:00
Shoka