2014.05.24 目利きの仕事

*Calend Okinawaに連載していた田原あゆみの「暮らしの中の旅日記」から転載している過去の記録たち

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友人であり、私の敬愛する Jurgen Lehl(ヨーガン レール)さん。
彼は、自身の目がとらえる自然の中の美からインスピレーションを得て、それをモチーフとして衣服や雑貨をデザインし企画して来た。若い頃ヨーロッパでテキスタイルの仕事をしたあと、3~4ヶ月の滞在予定で訪れた事がきっかけで、日本に拠点を移して40年が過ぎたそうだ。

母の代から縁があって、レールさんの仕事に触れ、本人と交流をしてきた。その交流を思い起こしながら、時折不思議に感じている事がある。
それを言葉にすると、なぜか何年経っても“ 飽きない”という事。

その言葉だけを受け取ると、変な風に感じる人もいるかもしれけれど、人は年月とともに変化するものだと思っている。
10年前の私と、現在の私は違うし、20年、30年前となるとそれはもう別人のように生活も考えも全く変わっている。
そうやって、変化して以前より少しずつ成熟してきたように感じても、まだまだレールさん自身と彼の仕事から新鮮な驚きが消えないのだ。
ほってもほってもつきない泉のように、彼の考えや、もの作りの姿勢からはまだまだ受け取れるものがある。

すごい事だと思っている。

レールさんと一緒に過ごしている時に、特に印象的なのが彼の持つ「目の力」。

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視点というのは、有形無形どちらにも持つ事が出来る。そのどちらもレールさんの「目の力」は卓越している。
一緒に海辺を歩いていても、はっとするようなものをすごい速さで見つけ出すのだ。
まるでものが目に飛び込んでくるような、そんな速度。

それはとてもうつくしい形をしていたり、じわじわと深い味わいが出てくる深遠なる美を秘めていたり、ユニークだったり、茶目っ気があっったり、楽しかったりと、魅力溢れるものばかりなのだ。

ちょっと遅れてやって来た私は彼の手にしたものを見てずるい、と思う。
やられた、と。
ちっ。表情にださないで心の中で舌をならす。

しかも彼は健脚で、ビーチサンダルで歩きづらい砂地の道を滑るように歩くのだ。目も早くて、足も速いし、手もずっと長い。
ああ、もうどうやったってかなわない。

同じ事をやっても駄目だと悟った私は、猫背になって砂浜に覆い被さるように、じっくりと探す。時には、砂浜に打ち上げられた流木や、干涸びた海藻をよけたその下に、何かうつくしいものが隠れていないかと、しつこくはいずり回るのだ。
浜辺についたレールさんの足跡から出来るだけ離れたところを歩きながら、彼がまだ見つけていない何かを見つけようと。

浜歩きの後、レールさんが選んだものを見ていると、最終的にはやっぱりそれ私も欲しいわ、となる。
そんなレールさんの視点を基盤として営まれてきたからこそ、ヨーガン レールというブランドはこんなに長く愛されているのだろう。
彼の視点から生まれたものは、人々を魅了するのだ。

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レールさんのコレクションのごく一部。

あれだけ浜辺をはいずり回って探し当てた私の宝物は、急速に色あせてしまう。
なんてなんてきれいなのでしょう。

 

彼は究極の目利きだ。

私はそう信じている。

そんなヨーガン レールさんの仕事は、テキスタイルや服、ジュエリー、テーブルや椅子などの家具、食器やスプーンなどのカトラリーのデザイン企画など。後は選ぶ仕事だ。
自然のなかから、目に留ったものを選び取り、それをくらしの中に“どうですか?”と、差し出す仕事。

現在本社の一階にあるbabaghuriのショップで開催されている「自然の工房」というイベントがその代表だと思う。
珊瑚を箸置きにしている人は、私をはじめとして世の中に結構いるだろう。
けれど、やはり圧倒的にセレクトが良いのだ。
グループに分けて、セットにしているそのコレクションのうつくしさにもそそられる。

それから見せ方もとてもいい。

 

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トップの写真の中のレールさんが手にしているスカーフには藍のプリントが施されている。
Shoka:にも入荷しているこのスカーフにはインドネシアのバティックの柄のような、自然の中の花や蝶蝶や、他にも様々なシンボルがハッピーに収まっている。
そして、この柄の中には、自然讃歌ともう一つのメッセージが隠されている。是非彼の little protesta を読んでみて欲しい。
ババグーリブログと名付けられたこのブログは、レールさんから発信されているもので、彼が主催している企画展の案内や、音楽のセレクト、自然の中から見つけたうつくしいものが並んでいる。
このブログを覗いてみると、レールさんの視点に触れる事が出来る。

そんなレールさんのお仕事の中から、Shoka:で2014年5月23日(金)から始まっている、「初夏のお出かけ展」では山羊革を手で編んだメッシュのバッグ・ポーチ・サンダル・シューズ、藍染めやメタルフリーの染色を施したストール、インドの天然石の瑪瑙で作った一点もののジュエリーや、季節を楽しむ天然素材の服たちを揃えてみた。

他にも、trippenのシューズやShoka:のセレクトしたリネンやコットン素材の服たちで、Shoka:のスペースには一足先に夏の快活な風が吹いている。

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今年は旅行用の大きなメッシュのバッグや、かごのように小さなバッグまで様々な色と形のものが楽しめる。

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小さなゴートメッシュのバッグ。
手で持ってみると、サイズのかわいらしさがより分かりやすい。
普段大きなバッグにたくさんものを詰め込んで持つタイプなので、このサイズの身軽さに憧れる。
お財布と携帯だけを入れて、軽やかに歩いてみたい。

パソコンと、眼鏡と、本と、両替バッグや、スケジュール帳や・・・いつからこんなにものを持ち歩くようになってしまったのやら。

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バッグ以外にも、夏らしいサンダルたちもやってきた。
スリッポンはずっと欲しくて、待っていた形。
なんて良い色と形なのだろう・・・・。
10年ほど前にヨーガン レールで買って、履き込んだ牛革のスリッポンがあまりに便利なので、何時かメッシュのスリッポンが出ないかなと待ちに待っていたのだ。

このゴードメッシュの製品は、山羊革を細いリボン状にカットしたものを、中国の職人さんたちが手で編み上げて成形し仕上げてゆく。
以前その行程を動画で見た事があるが、機械でカットされた革の細さと、その革を手で編み上げる職人さんたちの手元に釘付けになった。
バッグの底に丸みをだすために編む方法や、変わり編みの手の器用さといい、手仕事には程よいぶれがあってきっちりとした機械の仕事には無い味わいが出てくるのだ。
職人さんの手の違いから出る編み上がりの表情もまた良いものだ。

去年と一昨年に開催したメッシュ展の時の記事の中には私の母の20年来の愛用品が載っている。
経年変化もうつくしく、しなやかに育ってゆく艶を眺めていると愛着がわいてくる。
興味のある方は是非読んでみて下さい。

2013年 世代を超えて残るもの  手編みのゴートメッシュと、大切に作られた服

2012年 「暮らしの中の旅日記」 母のバッグたちと、バッグと靴展始まりますの巻き

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ヨーガン レールのプレスのヨネちゃんがかけているのは、夏物のスカーフたち。
手前の柄は邪悪なものから身を守ってくれる祈りの言葉がサンスクリット語で描かれているそうだ。
一見そう見えないのが、面白いし、さわやかな風が吹いているように感じる。
身につける人だけが知っているメッセージ。

水に文字を映したような揺らめきがとてもきれい。
直接的でないこの方法の中にも、レールさんの洗練された視点を感じる。

 

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こちらは、インドのグジャラート地方にあるラタンプールで採れた瑪瑙の原石をペンダントにしたもの。
全く人工的な研磨は行わず、形も色も自然のまま。
自然の中で何万年もかけて、この形になっているのだ。
見つめていると、まるで惑星のようにも見えてくるし、砂漠のようにも、塩湖のようにも見えてくる。

この瑪瑙たちも、現地を何度も訪れてレールさんが自分で集めてきたものだ。
きっと、浜辺を歩く時のように素早くうつくしい原石を見つけて、どんどん歩いてゆくのだろう。

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話を海辺へと戻そう。
先日のゴールデンウイークの事だ。

レールさんは石垣島にいる時には毎日のように浜辺を歩いては、様々なものを拾い集めている。
私も数日一緒に過ごして、毎日毎日海辺を歩いた。
だいたいは、レールさんの歩調と見つけるスピードについていけずにいるのだが、たまに一緒に肩を並べて歩く。
そんな時には、「あ、それ、ピンクの」とか、「その青いの」と、言って私の前にあるものまで先に探し出してしまう。
それを聞いてから、私はきょろきょろとして、やっと見つけては袋に入れる。

「レールさんって、視力が良いの?そんなに速くどうやって見つけるの?」
そう聞いた時に、面白い答えが返ってきた。

「目が勝手に動くよ」

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目が勝手に動く・・・・・?

 

目をまん丸くしている私に、説明してくれた。
目が勝手に動いて、とらえるものが面白いのだという。
「こんなものが欲しいと探していると、そのものが頭にあるからそれ以外は見つからないよ。けれど、目が勝手に動いたものを手にとると、面白いものが見つかるよ」

と。

ほほ~。

目に任せると、自分の概念を超えた形やものと出会えるという事か。目が勝手に動く・・・・

それを日本では「目が利く」というのだな。

レールさんはやっぱり目利きな人なのだと、感心する私。
そして、こんな話を聴く事が出来る事が嬉しいのです。

おまけ

レールさんと浜歩きをしていると、ときにこんな思いがけない事も起こる。

生き物の力強さも、太陽の光も、犬たちの好奇心も、緑の青さも、みんなうつくしい!

 

そんなヨーガン レールさんの視点を基に作られた、バッグや靴、スカーフや、お洋服たちを集めて「初夏のお出かけ展」を開催中です。
6月15日(日)まで。
ヨーガンレールの仕事を知っている人も、未体験な方もこの機会に是非触れにいらして下さい。

 

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終了したイベントです

夏のお出かけ展 vol2 5月23日(金)~6月15日(日)
(会期中の火曜日は定休日になります)

夏のお出かけ展第2弾は、ヨーガンレールの夏服と、
山羊革のリボンを手編みしたメッシュのバッグやサンダル、
靴たちがShoka:にやってきます。
もう何十年も使っている方達にしっかりと信頼されているヨーガンレールのメッシュ製品。
どんなものがみれるのか、私もとても楽しみです。

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そうそうイラストの女性が持っているメッシュのバッグは、何とリバーシブル。
オレンジ一色のバッグの内側を表にだすと、こんな風に格子模様が出てくるようになっています。気分で変化を楽しめるそんな楽しいものに仕上がっています。

 

 

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2014.05.10 くらしの中の旅日記 『犬と歩けば』

*Calend Okinawaに連載していた田原あゆみの「暮らしの中の旅日記」から転載している過去の記録たち

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梅雨入りした沖縄には重ための雨雲がたれ込めています。

それでも時折雲の合間から覗く太陽の光には、夏の力強さを秘めています。

例年より少し肌寒いゴールデンウイークになりましたが、どう過ごしましたか?
私は4月の末のヨーガン レールさんの誕生日を祝いに、石垣島へ行ってきました。

 

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そこはいつ行っても独特の空気が満ちている。
レールさんの審美眼を通過したものが置いてあるうつくしい空間。
それを包む自然の光と陰。

南の島の植物から漂ってくる季節の花の香りや、海から吹いてくるこの季節特有のねっとりとした潮風。
アカショウビンの鳴く声が響く早朝と、コノハズクがささやく夕べ。

それから、ここには香り高いハーブや野菜が採れる畑や、果樹園がある。

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緑が目にしみるパセリ。
とても新鮮でおいしい。

毎朝木からもいで食べたピタンガは、アセロラの様な甘酸っぱさ。

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酸っぱさに口をすぼめたり、おいしーい!と歓声を上げたりしながらいただいた。
季節のものを、収穫した場で食べる事が出来るのはなんて贅沢な事なのだろう。

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私はここにくると、毎日早起きをして、海を歩く。
海へ抜ける道は、ジャングルだったり、絶壁の岩場だったり。

うっそうとした植物の生い茂るジャングルを通っている時に、懐かしい甘い香りに包まれた。
見上げるとそこにはヤシの花が咲いている。
足下にはオレンジ色のヤシの花がぱらぱらと落ちていた。

甘い甘い香り。

昔、沖縄本島でお気に入りの海にいく時にもこの匂いがしていた。
私の島の若夏の山の匂い。

 

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朝も、夕方も毎日毎日浜を歩いた。
いくつもある静かな海辺。

ゴールデンウイークなのに、観光地を外れた海にはほとんど人がいない。

波が洗った後のきれいな砂浜に、足跡をつけながら、私たちは良く歩いた。

墨と、雨と一緒に。
そして時々、空と。

ビーチに足跡をつけたのは、この子。

 

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レールさんの愛犬、スタンダードプードルの墨はボールや木切れが大好き。
見つけては私たちの足下へ運んできて、そっと静かに置いてじっと見つめる。
投げて欲しいのだ。

中々気がつかない私に身体をぴったりと人にくっつけて存在をアピールしてくる事もある。

私の知っている限り犬たちは飼い主や、犬好きな人と一緒にいる事が大好きだ。

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石垣島の街へ向かう途中、雨の降っている国道沿いにちょこんと座っていた子犬は雨と名付けられた。
車にひかれたらかわいそうだと拾われてから、はや10年。

ずっと石垣島のレールさん宅にいて、留守を預かっている。
控えめで、賢くて、やさしい雨。

私が朝起きてくると、「あう~~~あうあうあう~~~~」と声を震わせながら全身でうれしさを表現してくる。
ごろりとお腹を見せて、なでて欲しそうに見つめるのだ。
いつも他の犬たちの一歩後ろにいて、決して出しゃばらない雨。

みんなが東京に帰っていった後、何時かみんながここへ戻ってくる日を待っている雨を想像するとちょっと切なくなってくる。
みんながいる時は、雨にとっては待ちに待った日々。
震えるほどうれしいに違いない。

 

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雨という名前が、ちょっとだけ寂しそうに感じられるのは、私が持っている天候の雨へのイメージなんだろう。

やさしい雨の事を、私はしょっちゅう雌だと勘違いしてしまう。

浜辺を歩いてする事は。

うつくしいものや、使えそうなものの拾い物。
時々立ち止まって、写真を撮ったり、犬さんたちと遊んだり。

彼らがいるのといないのでは雲泥の差。

私より体温が高くて、感情がストレートで、忠実で、愛情深い彼らと過ごしていると、一人で歩く何倍も景色が生き生きと見えてくる。

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砂浜で遊んだ後、昼寝をしている墨の足の裏。
触ると私の体温よりもずっと熱いのにおどろいた。

 

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この子は、空。
小さなトイプードル。

私の中では、その種類に収まらないくらい個性的で、不思議な魅力に溢れる子。
朝会った一番に、身体を押し付けて喜びを表現してくれる。
こんな子に好かれたら、うれしくない人はいないんじゃないかしら?

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犬がいなくても景色は美しいけれど。

 

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つぶらな瞳がこちらを見つめて、角を曲がってやってくるのを待っていてくれると・・・・
とたんに世界にはあたたかな血が通いだす。
光はきらきらと輝きだして、肺にはたくさんの酸素が入ってくる。

そんな気がする。

 

こんな風に、犬さんたちと毎日のように浜辺を歩いたゴールデンウイーク。
この子たちがまだ小さな頃にも、こうやって一緒に歩いたものだ。

私や共に歩いた友人たちも、犬さんたちも、海も、少しづつ変化してきた。

同じ場所でも、同じメンバーでも景色は少しづつ変化してゆく。

だから時々こうやって、今目の前に広がっている景色が目に深く染みてくる。

 

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レールさんの工房でごろんと寝転がっていた雨。
ここでひとりで待っている時には、どんな風にしているのかしら。
道を見つめて、待っているのかしら。

私たちは決して一人の雨を見る事は出来ないけれど。

 

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家へ帰ってくると、私の帰りを待っていた愛犬のぽぽとじゃいちゃんが走り寄ってきました。
同じ言葉で会話が出来ない分、寂しかったんじゃなかろうかと気になってしまう。
いつも誰かを待っているような犬たち。

待たせちゃってごめんね、そう思う事が多いのだけど、いくらでも待ちたいくらい好きな人がいるのも彼らにとってはしあわせな事かもしれない。

そうだよね、ぽぽ、じゃいちゃん??

 

今度の休みには海を一緒に歩こうね。

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2014.06.07 夏の始まり

*Calend Okinawaに連載していた田原あゆみの「暮らしの中の旅日記」から転載している過去の記録たち

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沖縄では、糸満ハーリーの鐘の音とともに梅雨が明けるといわれているけれど、今週に入ってからだいぶ夏らしい陽射しになりました。

みなさまはいかがお過ごしですか?

私は初夏のお出かけ展の合間を縫って、1泊2日のショートトリップをしてきました。
沖縄本島よりも南に位置する南の島。
初めて訪れる与那国島へ。

 

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たった2日間ではあったけれど、降ったり止んだりの梅雨の合間の散策は、雨を避けるために立ち止まる事も多く、いつもより景色をじっと見入る時間がふんだんにあった。

 

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牧場に咲いていた野バラ。
濡れた岩肌とのコントラストがとてもきれい。
普段の頭の中が雑念で一杯の時には、きっと見過ごしてしまう季節の花。
石垣島の牧場に咲いていた野バラは、葉っぱの形は似ているのに、花が全く違う。
大輪の花が一輪ひらりと咲いていた。

2日間とにかく海辺を歩いた。

時々、目の前にある砂の白さや、海水の透明感に目を奪われる。
沖縄本島では中々見る事の出来なくなってしまった、怖いくらいの透明感。
澄んでいて、海の中が丸見えなので生物たちがうごめいているのが見てとれる神秘の海。

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子供の頃に感じた力強い海が、与那国島には残っている。
うつくしくて、怖くて、魔力を感じる自然の美。

 

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引き潮になると、生き生きとした珊瑚があちらこちらに。
なんて不思議な形と色。
一つとして同じものが無い不思議。

 

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生きている珊瑚の中には、珊瑚虫が住んでいてカルシュウムを吐き出して珊瑚を建設しながら共生しているのだという。
不思議な不思議な海の中。
陸に住む私たちの世界とは別世界が広がっている。
その入り口が、すぐそこにあるのが生々しく感じられる、そんな海。

 

雨が降る中泳いでみたら、ひんやりとした海水が身体を通り抜けていくようだ。

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好奇心旺盛な馬や牛。
距離をある程度保ちながら、私も、彼らもじっとお互いを見入る。

 

空気中の水分が、動物や、草や、花や、砂や、海と私の間をベールのように覆っていて、全部がつながっている様な感覚になる。

 

梅雨の季節の与那国島の旅は、野性的で、有機的で、しっとりとしたものでした。

1泊2日の短い旅だったけれど、ずっと海にいたせいかしっかりと旅した気分になった。
ただ今変化の時で、必要だったリフレッシュ。
与那国島と、私の徘徊を許してくれたShoka:のメンバーに感謝。

 

Shoka:だより

写真 文 倉富麻紀

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Shoka:では、6月15日(日)までゴートメッシュの雑貨たちに触れる事が出来ます。
trippenの靴や、コットンやリネンの夏服も揃っています。

そよ風になびく様な、軽やかなコットン素材のドレスはARTS&SCIENCEのもの。
さわやかな水色に目が洗われるみたいです。

shoka

そうそう、私はまだ使った事は無いのですが、愛着を持って使い込まれたバッグに目が奪われる事があります。

Shoka: では、入店時にゆっくりと見て頂くためにお客様のバッグやお手荷物をお預かりしています。
その時に、大事に使われている様々な素材のバッグや、現在企画展で扱っているゴートメッシュのバッグを目にすることがあるのです。
きっとお気に入りで使い込んでいるからなのでしょう、新品の時とは違う艶や、柔らかさが出ていて表情が育っているのが伝わってきます。
そんな時は、凄く胸がわくわく。
不思議な輝きを放つそのバッグたちにクラクラ…

そしてバッグの持ち主様は、みなさん素敵な方ばかり。

 

shoka

大事そうに、愛おしそうにバッグを抱っこ。
「もう、14、5年は持っているのよ~」と、はにかんだ笑顔でおっしゃっていました。
物を大切に長く使っているという事は、最初に惚れ込んだからこそ。
それこそ、相性のいい親友と一緒いいる感じなのでしょう。
そんな親友と一緒にパチリ。
お客様のはにかんだ笑顔もどこか誇らしげです。

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Shoka:

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2014.05.04 いつか行きたいと思っていたお店がいつも行く場所になったお話

*Calend Okinawaに連載していた「暮らしの中の旅日記」から転載している過去の記録たち

shoka

全面ガラス張りのそのお店は、入り口に浅く水をはった池があり
見たことのない色の石ころと、きれいな薄いサンドベージュの石を乱張りした床。
(後でそれが、トラバーチンと呼ばれる琉球石灰岩だと知った)

なんといっても外から見ただけでもわかる、肌触りの良さそうな天然素材のドレスや服が
まるで美術品のように展示されて・・・
その当時の私の目には、まるで天女の羽衣のように見えていた。

10年以上前の事、コザにあったその空間は、まだ幼かった私からは、とてつもなく遠い雲の上のような存在感で、でもいつかは絶対に入ってみたい空間。

そんなまなざしで見つめていた憧れの大人のお店。

そう、それが「沖縄ヨーガンレール 」という名前のお店だったのだ。
あゆみさんのお母様が1972年に始めて、その場所で39年間続いていたという旧呼Your’sというブティック。
最後の9年間は、あゆみさんがヨーガンレールのフランチャイズを切り盛りしていたそうだ。

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いまShoka:に並んでいるヨーガンレールの羽衣のようなスカーフ。
当時もこんな雰囲気の布たちが、並んでいたような気がする。

その頃は、バブル期でDCブランド全盛期、街中はギラギラしていたのだと思うけど
沖縄市コザの庶民的な商店街のはじっこにあって
でも、そこだけは他とはまったく違う空気が漂っていた。

いつか、あのお店で服を買えるような大人になろう!

そう誓っていつもそのお店の前をやや緊張ぎみで通りすぎていた。

それから、うんとうーんと時間が経って・・・
そんな気持ちも忘れかけて、
去年の今頃、なんだかすごーく小さい事で色々もがいていた私。

そんなある日偶然、どこかのカフェできれいな器の写真のフライヤーを見つけた。
それは、もちろん紛れもなくShoka: の展示会のもの。
2013年の6月の開催された、「手で見る 目で触る」というタイトルの企画展。

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手で見る 目で 触 る
6月21日(金)~30日(日)12:30~19:00
手で見るように素材を感じ、目で触るようにフォルムを探す
ものを作ることが人生そのもののように暮らしている作家たち
思わず触れたくなるような肌の器を生み出す小関康子の陶器
ウイットとユーモアのある作品をつくる彫金作家喜舎場智子のアクセサリーとモビール
暮らしに寄り添う素材と形を追求する木漆工とけしの漆器たち
様々な感覚を楽しむ暮らしの道具たちが Shoka: へやってきます。

これがそのときのフライヤーの写真と内容。
そして、その後本屋さんの雑誌コーナーでShoka:のことを知った。

ヨーガンレールの元オーナーさんが開いているお店!!!

タイトルと内容すべてに“ウチアタイ”&うんうんと納得・・・
ウチアタイ、というのは沖縄の言葉で「自分の心の中にあるものに深く響く)というような意味。
気づけばその雑誌を買い、ネットでお店へのマップを検索していた。

そして、去年の夏の終わりについにShoka: へ。
器と手仕事の展示会で大盛況の中、
そっとヨーガンレールやShoka:にセレクトされているお洋服たちに初めてじっくりと触れたのです。
ガラス越しではなく、それは私の手の届く場所にありました!
その途端、あの頃の思いが蘇り・・・

あぁ・・やっぱりそうだった

あの頃、ガラス越しに羽衣か! と思っていた服たち。
本当に本当に肌触り良いぞー。すごいー感動だ・・・

と、しばらく感動してなでなで。
ふと、鏡の前でそのワンピースをあててみた。。
心の中ではまだ私には早いかも・・そう思っていたが、

けれど、あらま、どうでしょう!?
なんだか、意外としっくり?!
まだまだ私は、年齢や中身など色々なことがついていけてないわ。と思っていたのに・・・
いつのまにか大人になってたみたい。

なんだか、すごく嬉しくなったのを覚えている。
あぁ!私、あこがれのヨーガン レールを着れる歳になったのかなぁ・・しみじみ

その日は、緊張もあり店内を一周したくらいでいそいそと店を後にした。

 

後日、結婚式で着る服を探しにShoka: を訪ねた。
いろいろ試着をさせてもらって、着心地の良い素材のドレスとtrippenの靴を買う事になった。
その時に初めてあゆみさんと色々とお話をしたら、最後に「どこかでお仕事してますか?」と突然の質問。
Shoka: が求人を出している事を知ってたので「残念!いま働いているんですよ」
と返事をしたのを覚えている。
なんでも、その日スタッフのみんなと次ぎに入って欲しいメンバーのイメージを書き出していたらしく、何と私がそのイメージにぴったりだったとの事。

それから、数ヶ月Shoka: へ行く度に、
以前の場所とは違うけど、憧れのあのお店の雰囲気は残しつつ
前とはいい意味でちがう人なつっこい感じのするいい空間だなぁと、どんどんファンになっていった私。

そうこうしているうちに、とうとうShoka:で今年の2月から働く事になり、メンバーの一員に。

 

これが私の、いつか行きたいと思っていたお店が
いつも行く場所になったお話。

そんな憧れのヨーガン レールやババグーリの夏物たちがたくさん入荷したので、
あやちゃんとゆかちゃんに着てもらいました。

大人服の代表のような、リネンのシンプルなシャツ。
そのせいか、いつものキラキラした魅力が2倍増しなあやちゃん。

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よく見てみると、赤いステッチが入っていたり不揃いな形のボタンが並んでいる。
そして、半楕円の胸のポッケがユニークで、茶目っ気を忘れない大人という感じ。

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ゆかちゃんが着たのは、襟元がユニークなワンピース。
甘くなりすぎてないのは、ヨーガンレールの上質なテキスタイルのせい。

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本当に人って、着ている服で印象が全くと良いほど変わる。
ミナ ペルホネンを来ている由桂ちゃんと、ヨーガンレールの服をきた由桂ちゃんはまるで別人みたい。

ヨーガンレールの服は、引き算の潔さや、都会的で知的な雰囲気が漂ってくる。

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綺麗なブルーのカーディガンは、コットン100%で肌触りも最高に気持ちがいい。
白いリネンパンツとあわせて見たら、こんなにさわやかになりました。

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軽いリネン素材に、神様や生き物たち、森羅万象が描かれた楽しいワンピース。

デザイナーの松浦さんが、韓国を旅した時に感じた事をインスピレーションで描いたというテキスタイル。

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バックスタイルと、正面から見た時に様々ながらが散らばっていて、とてもうれしくなってくる。
後ろの腰あたりには赤いゾウサン発見。

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前には天女もいらっしゃいますし、あちらこちらに摩訶不思議な動物たちも描かれています。
着ている人も、それを眺める人も発見する喜びがあるドレス。
他にも同じテキスタイルで作られた、シャツやスカーフがあるのです。

私はこのドレスを見ていると、真夏の夜にこのドレスを着てお出かけがしてみたくなってくる。
くっきりとよく冷えた白ワインを飲みに。

それで帰り道、肌寒くなったらこんなショールをまとってみたい。

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お酒が好きな私の妄想は膨らみます・・・・

夜になると、夏のにおいが かすかに漂っています。
もうすぐ沖縄に、楽しい事がたくさん詰まったようなわくわくする夏がやってきますね。

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スタッフ紹介
倉富麻紀

去年の晩夏の事。もう一人スタッフを募集しましょうと、みんなで色々と書き出してみた。大人っぽい服が似合って、大地のようにふんわりと物事を受け取れる人。
webの仕事やIllustrator&Photoshopが使える人。
茶目っ気がたっぷりで、どんと来いタイプ。
働き者で、笑いのツボが一緒の人。

書き出したその日に、お客様としてやってきた麻紀ちゃんにぴったりだと感じたみんなで一目惚れ♡
縁あってShoka:で働く事になりました。
沖縄流に言うと、ちむぐくるのある素敵な女性です。ちむぐくるとは、愛に溢れているという事です(古くは情に厚いですが、田原流に言わせると愛の方が好きです。)いま一生懸命来て下さる方の顔や名前を覚えている麻紀ちゃん。何かを探している時には親身にサポートしてくれると思います。みなさまどうぞよろしくお願いしますね。
Shoka:オーナー 田原あゆみ

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Shoka:の次の企画展

終了したイベントです

初夏のお出かけ展 vol1 5月3日~

 

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G・WもShoka: は、休まず営業しております。
これからやってくる夏のお出かけは、お家でお洗濯の出来る
リネンやコットン素材のお洋服と、身体の一部のように履きやすい
trippenの靴で。
大事に長くつきあえる、そんなお洋服と雑貨を集めてみました。

終了したイベントです

夏のお出かけ展 vol2 5月23日(金)~6月15日(日)

 

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夏のお出かけ展第2弾は、ヨーガンレールの夏服と、
山羊革のリボンを手編みしたメッシュのバッグやサンダル、
靴たちがShoka:にやってきます。
もう何十年も使っている方達にしっかりと信頼されているヨーガンレールのメッシュ。
今年もどんなものがやってくるのかとても楽しみです。

 

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2014.04.12 mon Sakata のかたち

*Calend Okinawaに連載していた田原あゆみの「暮らしの中の旅日記」から転載している過去の記録たち

shoka

東京へ行くと、どんなに時間がタイトでも坂田敏子さんに会いたくなる。
マイペースで、正直で、ユニーク。
会ってお話しすると、私はいつも小さなびっくりを体験する。

一番最初にお会いした時に、まず沖縄の形について聞かれた事は数ある魅力的な方々とのエピソードの中でも輝いている。
そのときの事は2012年の mon Sakata展 の時に書いた記事をどうぞ。
「mon Sakataが生まれる手」

shoka

ひょうひょうとしていたり、
くくくっと笑ったり、好奇心に素直で意外性に富んだ坂田さん。
笑顔がチャーミング

まだ仕事をするのに力が入っていた当時の私は、初めて敏子さんと打ち合わせをした時にしっかりした人を印象づけようと、身構えていた。
どんな空間でどのような企画展を開催したいのか、目標金額や、数字でいくらくらいの納品をするのか、そんな話をするのだとばかり思っていたのだ。

当時私はフランチャイズのショップを経営していたので、イベントを開催するとなるととなるとまずは目標の予算を聞かれ、相手はその予算に応じて投入金額を算出する。なんだか味気が無くて好きじゃなかったけれど、感動やストーリーを語る前に、働く大人として数字をしっかりと把握する事は当たり前の事なんだと思っていた。

結局、敏子さんは一切数字の話をする事は無く、沖縄の事を独特の視点からあれこれ聞いて、「2年先なんてどうなっているのか全く分からないわね。元気で仕事ができているのかしら?
でもきっとあっという間よねぇ」と、ふふふっと笑った。

一瞬で私は肩の力が抜けて、心が軽くなった事を覚えている。
そして帰り道、私はうれしくて泣いた。
「あなたの仕事が好きです。こんなところがすばらしいのでそれを私はみんなに伝えたいのです」
それが私の仕事の軸。
そこからまっすぐに仕事ができるんだと、それがうれしくて涙が出てきたのだ。
決して数字でくくられる世界ではないのだ。
まず感動があって、そこからまっすぐに始まる道。そこに立てた気がして無性にうれしかった。

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今回お会いした時にテーブルの上に置いてあったカレンダーも、なんだか真っ白。
制作や全国に散らばっている様々なギャラリーでの企画展が月2回は入っているので、いそがしいであろう方なのに。
なんだか面白い。敏子さんはカレンダーの上に何を見つめているのだろうか?

少しずつ、少しずつ、人を知る愉しさをこの仕事を通して味わっている。

私は仕事部屋を尋ねるのが好きだ。
その人の視点や思考、知りたい事や好きなものがそこには散らばっている。
それを見ていると、自分が知ったつもりになっているその人の「未知」の方が圧倒的に大きいのだという事に気づく。
未知は、わくわくの源だ。

敏子さんの仕事場には、あちらこちらに繊維が置いてあったり、クリッピングされていたり。
手に取って眺めていたくなるような不思議な糸の固まりが、棚の上や床に置かれた籠の中、壁の上に見つける事が出来る。

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古いリネンの糸
綿糸
古くてうつくしもの
そそられるタイトルの本
強すぎない、鮮やかな色
ひなびた色

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あ、ここにも。

 

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どこかで出会って、敏子さんをとらえた繊維や素材。
敏子さんが、そこに飾る事で身近においておきたいものの中に 私はmon Sakata を探す。
言葉にはできないし、未知にこれといった大きな変化は起こらないけれど、なんだかとても楽しくなってくる。
面白いなあ、敏子さんは、そんな印象だけがどんどん深まってゆく。
限定しない方が面白い。

敏子さんは服作りを専門的な場所で学んではいない。
小さな頃にお母様がお洋服づくりが好きで、まず布を見せて「どんな服が着たい?」と聞いてから仕立ててくれたのだそう。
布や素材を見て、触って、どんな形がいいだろう?
どんな服が着たいかしら?

そこが坂田さんの服作りの原点だ。

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仕事場の隣にある小さな洗い場には、新商品よ、と敏子さんが眼を輝かせて言ったリネンコットンのパンツやスカートが洗いをかけられて吊るされていた。
じゃぶじゃぶ洗って毎日着たくなる、そんな素材感。

「まだどこにもだしていないから、今度Shoka:さんに初めてだすのよ」
と、うれしいお言葉。

パンツやスカートになる前の素材を見た時に、敏子さんが手にしたのはどんな状態の布だったのだろう?
糸だったのかもしれない。
指で触って、手のひらでさすったかもしれないし、布を鏡の前で腰の当たりにあててみて、スカートかしら?パンツかしら?どんな形がいいかしら?
そんな風に、素材のなりたい形を探したのかもしれない。

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一階の目白通り沿いにある mon Sakataのショップに並んだお洋服たち。

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どれもこれも肌に触れた時の感触が良さそうで、なで回したくなるような風合いだ。

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春夏のお洋服たちはちゃんと出来上がっていた事にもほっとしながら、小さなショップの中をぐるぐる回った。

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みんなが大好きなアームウオーマーもある。

私は東京に行くと、時間を作っては坂田さんへ会いにいく。
お食事をしたり、お酒を飲んだり、家族揃ってカラオケに行ってみたり。

何度も会っているけれど、いつも何かしら新鮮さを感じる。

それは坂田敏子さんという人が、そのまんまの視線でものを見たり感じたりしている人だからかもしれない。
とらわれないでものを見る。
そのまんまの存在を、感覚で感じてみて、形を探る。

そんな事を繰り返すうちに素になったのか、それとも最初から素に近い人だったのか。私には分からないけれど、その両方かもしれない。

坂田敏子さんの作る服は、素材感が素直に出ていて着やすい。
身体がリラックス出来る服。
そしてちゃんと、背筋は伸びるデザイン性もある事がまたまたうれしく愉しいのだ。

力を抜いて、素に帰る場所が身近にあるとうれしい。
そんな素材の服を日常着として着れることがうれしい。

坂田さんがそのまんまの目線で感じた素材が行きついた形。
偶数年の今年、沖縄で3度目の mon Sakata展がやってきます。

初めての人も数回目の人も是非、自由な発想が形になったようなその世界に触れにきて下さい。

2010年の初開催の時に買ったリネンのパンツはずいぶん履き込んで、当てまでしながら着ています。
私も新しいパンツやカットソー、着ていて楽しくなるようなのがもう少し欲しいのです。

 

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「今年こそ晴れた日の沖縄の色が見たいわ~」
心からそれを願っている敏子さん。

なぜか沖縄に来ると雨で寒い春の日に当たってしまい、晴れた日の空や海や、ハイビスカスをまだ見た事が無いのです。
私はいいお天気になる事を祈るばかり。
皆さんも是非、18日の初日が晴れるよう祈っていて下さいね。

敏子さんと、そのお洋服たちに、会えることを心から楽しみにしています。

 

 

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終了したイベントです

2年越しの  mon Sakata展 vol 3

4月18日(金)~27日(日)
素材感も、色も、形も楽しみたい!
そんな人にはmon Sakataのお洋服がぴったりです。
毎日着たくなる、コーディネートも重ね着も楽しい。
mon Sakata展は、2年に1回。待ち遠しいのです。
2014年は、楽しいことが目白押し。過去2回の沖縄での企画展が雨だったという、坂田敏子さんも今年こそは晴れた沖縄の空と、輝く海が見たくてわくわくしていることでしょう。
お待たせしました。楽しみですね。

 

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暮らしを楽しむものとこと
Shoka:

 

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