琉球風水:vol4(他はインスタに掲載)

『家の中心は背骨の部分に当たる。そこには水や火を置いてはいけない』

長嶺さん曰く、「家の真ん中にはね、背骨が通っているんだよ。背骨はね、身体の大事な中心で柱みたいなものだよ。そこには家族の健康を回復させたり、育む力がある。そこに火や、水周りを持ってきたりするとよくないよ。

免疫力を回復させる背骨を温めすぎたり、冷やしすぎたりしてはダメさあ。

あとはね、火にも水にもみんな神聖な力が宿っているんだよ。それぞれみんな持ち回りがあるからね、中心に持ってきてしまうとそれぞれの役割が打ち消されてしまうよ。

ちゃんとあるべきところに置くんだよ」

長嶺さんは優しいくけれどキッパリとそう言っていた。

中心に火も水も持ってきてはいけない。

現代の生活空間には家の中心にそのどちらかがあることはとても多いと思う。このことを知ると困惑する人も多いだろう。作られた空間だと、長嶺さんのいう間取りはほとんど見つからないのが現状。賃貸物件ではまず見つからない。

そんな時には、「できるだけ明るい部屋を借りなさい」光が差し込んで、壁紙の色が褪せてしまうくらいでも構わない、と。ほっとしませんか?

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さてこの琉球風水、沖縄だけに限ったものでは無いという。長嶺さんがいうには、北半球に暮らす人全てに当てはまるとのこと。

琉球人も、アイヌの人々も、インディアンの人々もエスキモーもかつて自然とともに暮らした人々はこの知恵を自然界から学んでいてこのように暮らしていたのだ、と。

今私たちの暮らしの中で、彼のいう風水を守ることは至難の業だろう。たまたま私は縁があって出会い、当時そこにエネルギーを掛けるだけの気概があった。人生は自分が得たいと思う体験をする場。その私の実験劇場がこの家でもあった。

その空間で私は、心の平和と身体の健やかさを探求した。泣いたこともあるし、悔しいことだってたくさん経験した。けれど結果いつもそこに笑いがあった。笑って立ち上がり、仲間たちと体験と知恵を分かち合えた。乗り越えたり回避したりと苦労もあったけれど、人生の後半にやってみたいことも見つけることができた。振り返るとその場で経験したことは全て、白く光るような明るい体験だった。

つづく

 

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出張報告と朝ご飯

Shoka:

最近ハマっているのが、遅い朝ごはんにひやそうめんをいただくこと。

今年の長野は予想以上に暑い。そしてうちにはクーラーが無い。

朝夕は涼しいのだが、太陽が登ると日当たりの良いリビングルームと2階の屋根から熱気がじわじわと広がってゆく。

なので、ちょっと事前に身体が涼を撮りたがるのだ。そして、揚げナスと万願寺とうがらしをやいたのを手で割きながらそうめんと一緒にいただきます。

そして今、私が悩んでいるのが着用画像の撮影。今まで素敵なスタッフたちがモデルまで勤め上げてくれていたのだけれど、現在一人なのである。

三脚や何か方法はあるだろう。頑張ろう。

5日間ほど留守にしますので、通販の発送は来週月曜日から始まります。

よろしくお願いします。

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暮らしの中の旅日記「アスパラガスとブランチ」

Shoka:

冷蔵庫を開けたらぴちぴちだったアスパラガスの光が消えかかっていた。

これはいかん、救わねば。

アスパラガスを美味しく食べるには、スープもいいけど豆乳も牛乳もないなあ…あ、あれ作ってみたい。

今までで1番美味しかったアスパラ料理の思い出は、かつて青山にあったトスカーナ料理のお店でいただいたあの一皿。

ということはポーチドエッグを作らなくちゃ。一度も成功したことがないポーチドエッグにもトライすることにした。

自身作のポーチドエッグは潰れて散乱した水浸しの物体。水の味がした。

さあ、気を取り直してレシピチェック。

沸騰したお湯に酢を入れて、お湯をかき混ぜ渦を作りその中に落とす。

ふむ、

酢と渦のことを知らなかったから失敗してきたのか。

成功しておいしい一皿ができた。まるでビストロのような一皿。しかし、この日私はどうしてもお米が食べたい気分だった。

かくしてどっちつかずなブランチとなる。

救い出したアスパラガスは美味しかった。

うつわ

アスパラの大皿  大嶺實清氏

お盆       川勝五大氏

サラダの皿    大嶺實清氏

ご飯茶碗     小野哲平氏

シャケの皿    吉田次郎氏

味噌汁漆器椀   …長年愛用私の部屋で買いました

大嶺實清氏の器の圧倒的な受容力。抱く様な…なんだろうか?この大きさは。とても沖縄的で、地球的。奥が深いなあ、實清先生は。。。

さて、仕事もしてるので後でおすすめをアップしよう。

おすすめというか、みんなで忘れてしまっていたあの子たち。

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Shoka:長野 「アシナガバチと暮らす」

暮らしの中の旅日記

引っ越しの荷物がどうにか片付き、仕事モードがスイッチオン。

充実した中で頭から離れない悩み事があった。

5月に1匹のアシナガバチがテラスに営巣し始めた時、私は「あら、こんな観察しやすいところにアシナガバチが巣作りしている!お隣さんね」と、喜んでさえいた。

1週間ほど家を開けた後帰ってきたら、巣がデッキに立てかけてあった畳のヘリに落ちていた。しかも蜂が増えていて近づくと、2匹の働きバチが足をだらりと垂らしてワ〜〜ンとは音を立てて目の前に飛んできた。

「ヒッ」と後退りして、巣を見てみるとアシナガバチが増えている・・・。思っていたより増えている・・・。

しかもこの畳はうちで不要なため、ジモティで「持って行ける方タダで差し上げます」と掲載していてもうすぐ行き先が決まろうとしていた。

刺されたら困る。が、駆除するのは可哀想。しかしどうしたらこの畳から彼らを移動させることができるのだろうか?

彼らは肉食で、庭の毛虫やいろんな虫を捕食してくれる益虫といわれている。刺すからとすぐに駆除すると自然の形態バランスが崩れてしまう。

子供の頃「ファーブル昆虫記」が大好きだった私は、どうにか共存できないものかと思案。課題となった。空き時間にアシナガバチの生態から、殺さずに共存する術をネットで検索、模索した。

数日は通販の再開に集中。そして一つどうしても書き上げないといけない記事があったので、しばしその課題から眼を逸らしていた。が、しかーし。昨日洗濯物を干そうとデッキでデニムをパンパンと叩いて広げたら、1メートル先の巣からウワ〜〜ンと3匹の蜂が私を目掛けて飛んできた。デニムを闘牛士のように蜂との間に掲げてぴょ〜んと後退り。

彼らをうっかり刺激すると、これはいつか刺されてしまう。

危ないのは8月。蜂の巣は50匹の蜂を抱える大所帯になる可能性があるらしい。

困った私はネットで猛烈に検索しまくった。

そして行き着いたのが、山形県で自然農法の農園にアシナガバチの巣箱を移す活動をしている安藤さんのブログ。

アシナガバチ移住プロジェクトの安藤さんのブログ

これからの時代は、人間が自然と調和しないと生命たとして淘汰されてしまうだろうな、と感じていいたのでこのブログと、Youtubeで発信されている殺さずに巣ごと移住させるノウハウには感激。

アシナガバチを畑に移住させる方法2:働き蜂がいる場合

メールを出してみたら細やかなサポートをしていただいて、私も元の場所から落ちてしまった巣と蜂たちを捕獲して、こうして共存できるように手作り巣箱に移住させることに成功しました。

最初は生活圏内でもより私が安全だろうと思われる場所に移動したのですが、元の位置から50cm以上移動すると、前の記憶が勝って移設した巣に戻れなくなってしまうとのこと。

ということで、畳に落ちてしまう前の巣の位置に戻しました。工夫したのは私と対面しないように外に出入り口を向けたこと。

いや〜〜怖かった!

安藤さんが「これは一番小さなコアシナガバチですね。小さくて可愛いですよ」とメールに書いてあったことで勇気100倍。今朝一念発起して園芸用手袋2枚重ね、長袖のTシャツに白いパーカーを着て、麦わら帽子にお洗濯ネットをかぶって頑張りました。

即席手作りの巣箱は不恰好だけど、どうにかこうにか移住成功!

成功したことを安藤さんに告げると、「よくみたらキアシナガバチでしたね」と。小さくて大人しいと思ったから頑張れたので、勘違いして良かった・・のかも。

最後にビニールを外そうとしたら勇敢な働き蜂が5匹ほどブワ〜〜ンと飛び立って来たので、たらりとぶら下がったまま・・・夜に蜂さんが大人しくなったらビニールを撤去したいと思います。

巣が落ちる前に下がっていた場所に戻したので、10匹全員がちゃんと巣箱に入ったことが嬉しい。当面の課題はどうしても覗きたくなる好奇心を抑えること・・・・。刺されるぞ私。

耐えきれず、昼間にビニール撤去。覗いてみたら働きバチと目があって・・・・ブ〜〜ン。

一っ飛びで家の中。

Shoka:長野の暮らし便りでした!

 

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通販を再開しました

暑い日が続いていますが、お元気ですか?

こちらは沖縄から長野に引っ越した荷物もだいぶ片付きました。夏休みをいただいて知床へショートトリップしていろいろとリセット。

今朝の長野は少し肌寒いくらいで、しまっていたトレーナーを出して着ています。沖縄はきっと夏本番なのでしょうか?

さあ、今日からスイッチが入ってクローズしていた通販を再開しました。見直しているとどれもこれも美しく、ため息が出ます。

これからは一人でゆったりと取り組んでいきますので、以前より対応が遅れてしまうこともあるかと思いますがどうぞよろしくお願いします。

写真は天候観測用のストームグラスと呼ばれるもの。商品名はテンポドロップ。

毎日変化するのが興味深いんです。

 

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