ある日の記憶

                        

これは台風前のある日の記憶

妹や姪っ子たちと一緒にminä perhonenのドレスを着て撮影会。

企画展中だったので、写真のキャンバスとなる壁がどこも埋まっていて、良い撮影場所が無かった。

小さなスペースを見つけて、さあパシャパシャッと、何枚も撮ってみた。

背景や光の具合が違うので、後でみてみるとなかなか使えるものが無い。

けれど、みんなの表情から個性が伝わってくるし、テキスタイルのすばらしさに、惜しい!と、溜め息。

こんな時に素人の自分の腕にも、はあ〜っと溜め息。

どうにか使いたいなあと、眺めていたら今日は特別な日だということを思い出したのです。

姪っ子は今日が初めての誕生日。

彼女が誕生して、うちの家族はまたぎゅっと近くなった。

人ひとりの存在感の大きさと、身近な人にもたらしてくれる喜びの深さを改めてかみしめたこの一年。

お母さんになったことで、また新しい一面を見せてくれる妹の笑顔は何だかまんまる、誇らしげ。

 

minä perhonenのmemoryという名前のついたテキスタイルのドレスを着ている彼女。

この子もいつの間にか育った小さな天使。

様々な記憶や思い出が積み重なったその笑顔。

 

memoryは未来にも存在しているのかもしれないとふと思う。

小さな姪っ子や、この子を見ていると、「希望」というほのかな光が心に灯る。

所在なげで不確かだけれど、暖かい。

きっとそこへゆこうと、うなづきたくなる。

 

そんなぬくもりを忘れないように、ほのかな火種が消えないように。

今日出来ることをやってゆこう。

逸れそうになった時にはこのぬくもりを思い出そう。

 

Happy birthday to my niece.

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