二次元と立体

Shoka: trippen

 

trippenの本社のHPを覗いていて見つけたイラスト。

なんていいラインなんだろう、と、嬉しくなってDMに使っていいのかを確認したら、すぐにOKの返事が来た。

このデザイン画を元にして、立体の靴が生まれるのだ。

このデザインが生まれる背景には、膨大な情報があるのだろう。何を見て育ってきたのか、何を美しいと感じているのか、普段何気なく日常的に眺めているものの影響。

そんないろいろが二次元の線になって、それに素材や設計や、色を加味して靴が出来上がって行く。

職人さんたちが一つ一つを手仕事で仕上げてゆく。

その職人さんたちも、様々な背景とその日常と。ドイツから船に乗ってやってくるこの小さな船たち。たびしてきたtrippenの靴よ。

今回はどれにしようかな?

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形と素材

trippen

シンプルな形が好きだ。

trippenの履きやすさと、素材の組み合わせが好きだ。

靴は小さな船のようだと思う。

快適に私を乗せてどこまでも行く。

乗りごことの良さと、かっこいい船に乗っているんだよ、という喜びのそのどっちも捨てなくていい。

嬉しい。

今年の春は冒険するぞ!

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佇まい

trippen Shoka:

シンプルなものが多いけれど、たまにどうしても目がいってしまうものがある

履くのに一手間かかりそうだな、

色、合わせにくそうだな、

買わない理由ばっかり呟いている時、それは

惚れちゃったということなんだけれど

 

*trippenの企画展「毎日をたびするように歩きたい」は明日から*

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手を取って

Shoka: 田原あゆみ

キッチンに友人たちが集まって、わいわいと、ともに料理を作る。

うまかったり、下手だったり、いろいろだけど工程の全部が楽しくて、みんな笑いながら何かを作る。

平らげるのは一瞬だけど、思い出すとじんとくる。

そんな集まり、そんな人とのつながり。

過ぎてしまえば一瞬のことのようだけれど、じわっと身体が記憶する。

いつかこの日の意味がわかることはあるのかしら?

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アイデンティティ

trippen Shoka:

トリッペンのあり方がとてもかっこよくて、4年履き込んだ後にこの文章を読んで、改めてその姿勢に深く共感しています。以下ホームページから引用した創業者の二人が述べているtrippenのアイデンティティです。

trippen(トリッペン)では人間工学に基づいた長くご愛用いただける靴を責任を持ってお作りしております。

イタリアでは毎週のように、伝統ある靴製造業者が廃業の憂き目にあっています。ドイツでも、伝統ある靴製造業者が人員削減を行なったり、倒産に追い込まれたりしています。その原因として、コスト削減による生産拠点の海外移転が挙げられます。しかし、工房や工場の移転により靴の伝統的な製造ノウハウまでが失われ、靴を製造する際に用いられる機械もその製造業者も姿を消してしまいます。このままでは近いうちに伝統あるヨーロッパの靴製造業界自体が消滅しかねない事態に至っています。trippenはこのような環境の中で、品質を落とさず、靴の基本と考えられる優れた機能を備えた靴を製造する事に最も力を入れ、お客様のご要望にお応えする努力を続けております。

trippenは人間工学に基づいた履き心地の良さを追求し、他では得る事のできない製品を製造しております。また、多くの賞を受賞した洗練されたデザインにより、流行に左右されずお履きいただけます。長年のご使用により傷んだ場合でも、修理により新しく生まれ変わり、末永くご愛用いただくことができます。

trippenは海外の工場へは移転せず、自社工場とイタリアの限られた工房のみで、自分たちの目の届く所でお客様一人一人からのご要望にお答え出来る製造に密着した生産体制を維持しております。それは多種多様な製品をお客様にご満足いただける品質でご提供し続けるには、遠く離れた大工場では不可能だと考えているからです。

一つ一つ手作業で丁寧に作られるtrippenの製品は大量生産をする事はできません。そして、模造品が出回ったとしてもその品質・性能までを真似る事も出来ないのです。
より安い大量生産品が出回っている中、多くの職人の手作業によって作り上げられる高品質な製品こそが、お客様に末永くご愛用いただけると信じています。

  • michael

    ミヒャエル・エーラー

  • angela

    アンジェラ・シュビーツ

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