お洋服にピンタックが細かく入っているとついつい目がいってしまう女性は多いのではないでしょうか?
繊細なピンタックが胸元にデザインされデコルテが美しく見えて、女性に生まれて良かったな、と思える一着。肌馴染みの良いmaku textilesの藍染めコットンカディのドレスです。
maku textilesは2012年にSantanu DasとChirag Ghandiによってはじめられた、インド・コルカタ発の手仕事布ブランドです。
今回、CALICOの企画展をきっかけにお店に寄せられました。
インドの染色スタジオで丁寧に藍染めされたカディ(手紡ぎ・手織り布)やジャムダニ(透かし織)の生地と、惜しみなく手縫いの手間をかけたシンプルなお洋服を作るmaku textiles 。そこには手仕事の温かみとインドらしい洗練さがあるだけでなく、インドのものづくりには色遣いが多く彩色あふれたデザインの印象が多い中、藍染と地色素材に集中したシンプルな発想や引き算的なデザインは新鮮で、日本人の美的感覚に通じるところがあります。
縫製の素晴らしさや、シンプルなデザインの中に、よく見ると異素材の生地の切り替えがあったり、縁に手縫いを施してアクセントにしていたり。
その洗練された姿に、今までのインドへの印象が変わるような新しい発見に日々驚かされていて、ちょっと幸せです。
ジャムダニ織りの切り替えが、中に濃い色や差し色をいれて遊んでみたいな、と想像を膨らませてくれます。
上質でリラックスできる夏のお洋服とともに比屋根の丘でお待ちしています。
maku textilesとCALICO:the ART of INDIAN VILLAGE FABRICSとの関係
makuとCALICOは、共に「ファッションブランドではなく、インドの手仕事布の世界をつくる活動である」とする設立思想を掲げ、設立のタイミングやベンガルの農村という生地の生産背景までが同じという、不思議なご縁によって繋がっているそうです。
きんじょうゆか