サロンの着方

                        

Shoka: サロン

「安藤明子 衣生活展」は、いよいよ22日日曜日までとなりました。

今朝は、サロンの着付けのおさらいです。

Shoka: サロン

筒型のサロンの表地の中に、中ばきを入れて履きます。

彼女のサロンは長めなので、短めに履きたい時には表地は折り返して長さを調整しています。下履きのサロンは汗取りのためのさらりとした木綿地。色を重ねて楽しむこともできるのです。

*足は肩幅に広げてしっかりと立ちましょう。

Shoka: サロン

サロンの縫い合わせを左に持ってきて、そこを折り返し地点にして右側から布を身体に沿わせ、巻き込むように左に持ってきたら、ずれないように手で押さえながら左に溜まった布をやや上から回しこんで押さえます。

*布で身体を支えるように巻きましょう。

Shoka: サロン

あらかじめ方にかけておいた紐で布をしっかりと固定します。

前から後ろに持ってきて、一周して前で結びます。その時二回紐を通してぐるりと反対側に引っ張ります。その引っ張った紐は巻きつけた紐の中に挟み込みましょう。しっかりと布を身体に添わして巻きつけていたら、布同士の摩擦で着崩れせず1日快適に履くことができます。

*紐はきつく巻きすぎないように。サロンの布でしっかりと身体を支えていれば、紐はそれを固定するだけ。決して紐で履いているわけではないのです。

Shoka: サロン

紐を巻き終わったら、ウエスト上部に溜まった布を腰に折り返します。

Shoka: サロン

布をしっかりと腰の部分に折り返すと、まるで帯を巻いたように腰がすっきりと支えられて、中心が定まる感覚が気持ちが良いのです。

さやかちゃんもほっと一息。

Shoka: サロン

どれどれ、ちゃんと着れたかな?

鏡で横から見えるラインをチェックしたら、今日は1日腰を据えて楽しめます。

お疲れ様!と言いたくなるようなサロンの着付けですが、繰り返し着ることによって、体が覚えると、するすると呼吸をするように着ることができるようになってきます。身体の中心が定まるのがとても心地よく、立ち座りが気になりませんので、膝が出ることを気にしないで家事やお仕事に励むことができます。

平面の布なのに、体に添わして着ることで形が変化すること。

色を重ねて着れる愉しみ。

季節によって柄や色の合わせを変えて着ることが出来る愉しみ。

momogusaサロンは、和服とお洋服のちょうど中間に位置する衣服なのです。

 

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