昨日はたくさんのガベたちを床に広げて、どの子がどこに行きたいかを感じ取ろうと耳をそばだてて、あそこに運んだり、元に戻したり、壁に掛けたり降ろしたり。
朝から晩までう〜〜んと思案したり、身体を動かした1日でした。
ガベたちの可愛らしいこと!
模様が複雑で、装飾性の高いペルシャ絨毯も素敵だな、と思うのですが私は断然このガベたちの方が好きなのです。自然を謳歌しているような模様の明るさ、まるでみんなで歌いながら織っているのではないだろうか?と感じるようなおおらかさ。
犬も猫も子供も大人も、みんなガベの上に集まってくるにちがいないのは、このなんとも言えないしあわせ感がガベにあるからだと私は感じるのです。
砂漠地帯の羊毛の特質。高温の時には放熱し、寒い時には保温するというのももちろん素晴らしいのです。
けれどやっぱりこの草木染めされた優しい色使いや、家族の健康やしあわせを願って織り込まれた様々な模様、花や動物たちへの賛美が感じられるこのガベから伝わって来る温もりが人々を惹きつけるのでしょう。
いよいよ明日から企画展が始まります。私、田原も29日と30日の出張以外はShoka:に居ますので、みなさんとお会いするのを楽しみにしていますね。