Shoka:の2015年後半の企画展を更新しました。
11月前半からは10日間、暮らしの道具 未草 + 日本料理 温石 + イラストレーター 田所真理子の不巧の夫婦による、「森へ」を開催します。
未草の小林寛樹さんと奥さんの庸子さんの二人は素晴らしい感性の持ち主。彼らの手に懸かると、様々な素材が魂を得て生き返るように感じるのです。その二人と信仰を温めている長野県松本市で日本料理「温石」の料理人須藤剛さんと、奥さんでtadokoro ギャラリーの主、イラストレーターの田所真理子さんもまた、独特の世界観を持ち魅力的な活動をされています。その4人が「森へ」というタイトルで、彼らのライフスタイルの中の衣食住を発信します。
「温石」須藤剛さんによるの料理会も予定していますので詳細は改めて報告します。
12月にはShoka:オーナー田原あゆみが自分の足で回って、自分の目で見つけてきたヨーロッパ、主にパリのアンティークを紹介します。
「アンティークは誰かに見出され、愛されたからこそ受け継がれてきたものです。時間という篩にかけられて、残ってきたものには確かな魅力があるのです。そんなものを自分で見て回り集めてきました。ヨーロッパの銀製品や、手仕事を生かしたものたちには独特の雰囲気が詰まっていて、暮らしの中で使うと独特の景色が美しいと感じます。暮らしの中に、時間を超えたストーリーを迎えることも愉しいことだと感じます」
Parisのクリニャンクールで出会った、1789年フランス革命の年に描かれた一枚の絵画に出会ってから、私はParisのアンティークに心踊るようになりました。
時間という篩にかけられて残ったものたちは、その時代時代で誰かに見出され愛でられてきたものだと思います。
たった一枚のこの絵の中に、私は様々な物語を見たのです。そのほかにも銀の変わった趣のフォークをみつけてドキドキしました。あとで調べて分かったのですが、生牡蠣を食べるために作られたもので、佇まいがなんともいい。
暮らしの中にそんなものたちを迎えることで、日々を愉しみたい、そして旅好きな私の特性を生かしてみなさんに喜んでもらいたい。そう思ってこの企画展を決めました。
10月7日からParisへ入ろうと思っています。
またこのHPにて近況をお知らせしたいと思っています。