庸子さんの作る布ものは、程よい柔らかさと懐かしさが手になじむ。
ヨーロッパのアンティークの布や、使用感のあるものを選んで使っているからだ。
展示会をしていて面白いなと感じることがよくあるのだが、経年変化や使用感を見てもらうために展示した、何年も時には何十年も使っている自分の持ち物の方を欲しいと言われたことがなんどもあるのだ。
誰かが大事に使ったものは、品のいい艶があって表情があるのだ。
庸子さんは大事に使われた素材の表情の良さを知っているのだろう。
写真は今年の夏に未草さんのアトリエを訪れた時のもの。今回は布のバッグや、小物を持ってきてくれました。
寛樹さんが作業をする時に使用しているエプロンもいい表情が出ています。
今回私は展示にあまり関わらず、彼らの感性を表現してもらっています。
Shoka:が一体どのような空間になっているのか私もとても楽しみなのです。
いよいよ今日から始まりますね。