真理子さんの絵を見ていると、昔体験した楽しい思い出が立ちのぼってくるような不思議な懐かしさを感じる。
物語のあるシーンを覗いているような気持ちにもなる。
絵の中の人物の生活がそこには在って、柔らかな灯りがともっていて、その人の大切な誰かがその隣の部屋や、帰る場所に待っている。
柔らかなロウソクの灯りが灯っている時代の、ある1日。ある1日の中の、なんともない時間。その普通の時間への愛おしさがこんこんと湧いていて、静かにその水が流れているようなそんな世界。
心が温かくなる世界。
今日から10日間、Shoka:で真理子さんの絵をじっくり鑑賞することができます。時間をゆったりととっていらしてくださいね。