今の時代はとても恵まれていて、様々な国のお料理を気分次第で選ぶことができる。ソース文化がベースになったフランスで、シンプルな料理を食べたくなったらイタリアンがいいなと思った。
今この文章を書きながら思うのは、基本に和食があるということのしあわせ。気分次第で様々な食事を楽しむけれど、戻ってくるのは基本にある和の食事。
なんだってきっと、戻るところがあるのはいい。
旅だって、戻る家があるから旅で、戻る家がなければ、それは放浪。
好きで信頼しているブランドや、作り手のもの、お気にいりのcafe、好きなものを集めた部屋の中、家。根をおろした人はきっとどこへ行っても安心して楽しめるのだろう。
そんなことを、あの美味しかった食事の写真を見ながら考えている。
一枚の写真や、絵や、出来事のほんの一瞬のシーンから、無数の物語が生まれるのだ。
今日はどんな1日だろう?