mon Sakata展にはたくさんの方で賑わう楽しい時間を過ごしました。
坂田敏子さんの視点が活きた服の楽しさが場を作っていたように感じています。
あっという間の10日間。
初日の朝に、敏子さんと一緒に宗像堂へ行った時のこと。パンを発酵させる時に巻いていた布の経年変化があまりに素晴らしくて、二人とも釘付けに。
竈焚きの時の煤(まっくろくろすけのようなもの)で染まったとばかり思っていたら、なんと酵母菌の作った色だというではありませんか。
もう何年も何年も宗像堂のたくましい酵母パンの種を包んできたからこその色と風合いが作った景色の深さに、敏子さんも私の目を輝かせて興奮。
「田原さん、今度はこれを使ってShoka:さんだけのコラボ品も作りましょうか。まえから地方地方でしかできないようなことをやってみたいと思っていたのよ」
と。
「は〜〜〜〜い!それはとってもいいですね。ぜひやりましょう」
そうして私たちは、また2年後の約束をしたのでした。
「お互いに健康でいい仕事を続けなくちゃね・・・」
「ふむふむ、ほんとに」
と、いうわけで、2年毎の楽しい企画展2016年バージョンは無事終えることができました。mon Sakataフアンの皆様、今度こそは、という方も、ちょっと興味が出てきたかも、そんな方もどなたでも、2018年にまた元気に坂田さんとお会いいたしましょう。