紐を結んだり、ボタンを閉めたり。
利便性を求めると、一手間かかることをめんどくさいと感じてしまう。
ランチの時にお手洗いへと席を立った時、お出かけ前、出社前、私たちはいつでもなんだか時間がなくて、いそいそと何かの準備をしている。慌ててファスナーを上げて、靴を引っ掛けて外へと飛び出す。
そんな時に一呼吸間を置いてみる。ほんの1〜2分。いやもしかしたら30秒くらいの時間でもいい。
靴紐を結びながら閉めてゆく感覚に集中してみる、ボタンを閉じながら指先に集中してみる。
そうすると、気持ちも静まり余裕ができる。
そして、呼吸が静まった人の動きはとてもエレガントに見えるものだ。