控えめの美しさ

                        

noguchi Shoka: 重ねつけ

昨日はnoguchi のスタッフのMさんと一緒に会場作り。クリスマス感も出しながら演出をしてくれました。

Mさんはいつも素敵にジュエリーをつけていて、作業をしながらわたしたちは彼女の手元、襟元、耳元で輝くジュエリーをチラチラ。

小さなdiamondが耳元からこぼれるようにキラキラと揺れている。

白いシンプルなニットの上に一粒だけをシンプルにあしらったネックレスがゆらゆらキラキラ。どれもとても抑えめで彼女や服の清楚さを損なわない。

そして手元のリングの重ねづけがまた素敵なのだ。小さく散りばめられたgray diamondがちりちりと輝く華奢なリング、その上に揺らぎ感を残して仕上げた太めのリングを一緒につけている。この対比が美しくて、わたしたちは自分の手を止めて見入ってしまう。

会場が出来上がったら今度は、ケースに収まったジュエリーをこっちで立ち止まってじっと見つめたり、あっちで止まってどきどきと手に取ってみたり。やはり光るものには心が躍ります。

何を盛るか、というより何を引くかということをよく知っているのはとても潔よいことだと感じます。noguchiのジュエリーは控えめなところに間があるのでしょう。そこに日常や、その人の個性や、わたしたちの意識が引き込まれるのかもしれません。

さあ今日から「noguchi  贈り物展」が始まります。どうぞ手に取って楽しみにいらしてくださいね。

 

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