minä perhonenのクッションテキスタイル名は”jardin”。
長い時間をかけて織られた立体的な布が映し出す景色は、どこか懐かしい。
触っているとコーデュロイの凹凸が指に柔らかくあたる。ふさふさと起毛した部分とひんやりと窪んだ元生地。どこか遠くの国の誰かの庭のような気もするし、私の記憶の中の庭のような気もする。見ているといろんな物語を感じるこの布は、バッグにもお洋服にもなっているけれど、クッションにするとゴロンとなって触っていられるのがいい。
大きいものと小さめのもの、贈り物展に並んでいます。
田原あゆみ