絵に命が吹きこまれたような、美しい庭。
ミナペルホネンのjardinというテキスタイルにはそんな印象があった。
ふっくらと優しく切なげな表情には、どこか記憶の奥に大事にしまっていたような懐かしさがこみ上げてくる。
この庭には、どんな物語があるのだろう。
目を閉じて想像を巡らせてみる。
緑と花の、甘くて青い匂いがたちこめている。
色とりどりの庭では、少女が笑い、犬と少年が走る。
柔らかな日差しに心穏やかに過ごしたり、音楽を奏でたり、時に誰かと愛の言葉をかわしたり、落ちていく夕日にすこし切なくなったりする。
そこには、このふっくらと織り上げられた庭に住む小さな人々の日々があるような。
そして想像は、どこまでもどこまでも。
このテキスタイルにふくまれた物語が、この庭に心惹かれた人の数だけあるのだろうと思うと心が踊り出しそうになります。
「jardin」このふっくらと柔らかく立体的な表情を作り出すために、色がグラデーションになるよう緻密に織られています。織り上げるまでにじっくりと長い時間をかけ、皆川さんと職人さんの手でこの愛情深く手入れされた庭が生まれました。
そして、その思いや時間は、このあたたかみとしてわたしたちに寄り添ってくれるように思います。
冬の装いにそっと華を添えてくれる素敵なお洋服やバッグがShoka:にも届いています。
ぜひ、手にとってみてくださいね。
素敵な出会いがありますように。
桑田