こんにちは。
おひさしぶりです。
全国的に大雨が降っていて、みなさまのお住まいは大丈夫でしょうか?
大きな被害がなく過ぎ去ってくれることを祈るばかりです。
沖縄も台風が過ぎて、また梅雨がかえってきたような毎日。
南国らしい緑の匂いが充満した湿度を感じると、もうすぐ永い夏が始まるんだと実感します。
そして今日は晴れ渡る青い空。沖縄の空はころころと表情を変えて、驚きがいっぱいですね。
各ブランドから、春夏のお洋服もひとしきり届いて涼しげで風通しの良さそうなお洋服が並んでいます。
その中でもやっぱりひときわ涼やかなのが、藍染。
まるで打ち水をしたような清涼感があって、夏が待ち遠しくなります。
板締めという絞り染めの技法で、折りたたんだ布をいろいろな形の板ではさんで、模様をつくりだし染められています。
村山大島紬の染めにつかわれていた板を使っていて、ARTS&SCIENCEのこだわりが凝縮したような、うっとりしてしまうほどの薄いコットンに藍が映されています。
とても繊細な生地ですが、ためらうほどの繊細さを纏う喜びには特別なものを感じます。
和紙の素材に、墨汁染されています。
独特のハリとシャリ感、風通しのよさが魅力的。
日本が古くから持ち続けているような美意識があって、そこには奥ゆかしさや儚さを感じるのです。
均一ではない色の表情がとても美しく、藍染とは一味違った凛とした佇まいです。
ニュアンスのある藍。
まるで夏の夕暮れ時のような色合いが、とても綺麗です。
この力のある藍が、和紙の素材感をより強くてしなやかなものにしてくれているように感じます。
ほかにも風通しのよい涼しげなお洋服がたくさんで、手にとってみてもらいたいものばかりです。
ぜひ、比屋根の丘の上へ遊びにいらしてくださいね。
素敵な週末を過ごしましょう。
桑田