昨日から始まっておりますクロヌマタカトシ氏の個展「気配」
初日多くの方に足をお運び頂きありがとうございました。
そこに在るだけで空間の空気が変わってしまうような存在のように感じます。
描写が凄いというだけではなく、その捉え方が素晴らしい。
クロヌマさんの作品の中でもけたたましいほどのノックを鳴らす力強いもの
成熟した一匹の狼。
鋭い目線で相手との距離をはかっているような。
自分の中の誰かとこの狼とが呼応し合う瞬間がきっとあるのだと思います。
息遣いまでも聞こえる作品は、どこに置いても馴染むわけでは無くてある意味、作品に私たちの方が選ばれてしまう。
これは、私が感じたことです。
作品から感じるものは自由で果てしなくていいのです。どう感じても不正解は無く、出会い作品を通して受け取る機会があるということが幸せなことなのではないでしょうか。
今日は真っ青な空ですね。
昨日はほっこりとした羊の顔を眺めて談笑される方、美しい女性像や建物の作品に旅の思い出を重ねる方、静かで憩いの時間が流れていました。
どうぞ皆様お誘い合せの上、足をお運び頂き、思い思いに味わってみて下さいね。
きんじょうゆか