「CALICO:the ART of INDIAN VILLAGE FABRICS」
早いものでイベントも後半にさしかかりました。
まだまだ素敵なお洋服たちが並んでいますよ。
クラシカルな雰囲気のドレスは、makuより。
藍染の気品の中に、女性らしい可憐さも感じます。
シボ感のある生地かと思えば、ひと針ひと針ハンドステッチが施された贅沢な一枚。
日本の刺し子のようなこの生地は、“カンタ”というベンガル地方で行われてきた伝統的な刺繍です。もともとは、使い古した布を重ね合わせ、補強を兼ねた刺繍を施した後、赤ちゃんを包むおくるみやラグマットとして、再利用するためのものでした。
お母さんが若い頃に着ていたドレスが、赤ちゃんのおくるみへ。
手を加えることて、また新しい命が吹き込まれる。
工夫しながら大切に使うことで、そのものの価値に深みが増し、記憶として家族に中でいつまでも受け継がれていきます。
ボタンもひとつずつ異なる表情のものが並び、ちゃめっけたぷりなデザインです。
可愛らしい動物のチャームも付いています。
尻尾の三つ編みがなんともチャーミング!
裏地は鮮やかなブルーが効いていて、足さばきでちらちらと見えるところも憎いデザインですね。
手刺繍のものは他にもバッグやクッションカバーもございます。
こちらの立体的な刺繍のバッグもカンタのひとつ。
並み縫いを前面に施すことで、生地が引き寄せられて波打ち、それが模様となります。
CALICOがLIVING BLUEと共同で制作した美しい手仕事のバッグです。
内ポケットには作者のサインでしょうか。
愛らしい刺繍が入っています。
布なので折りたたんでご旅行先でのサブバックとしても重宝しそうです。
「CALICO:the ART of INDIAN VILLAGE FABRICS」は4月4日(日)までです。
※LIVING BLUE(リビングブルー)は、国際NGO CAREの支援によって設立されたソーシャルベンチャー。CAREの他、バングラデシュ北部、ラングプール周辺の村の女性たちが、出資者・ステークホルダーとなり運営している。