透け感のある軽やかなカディから、しっかりとした太番手のカディまで、
季節に合わせて楽しめるCALICOのお洋服たち。
こちらのコートはゼロカウントという太番手のコットンをやわらかく織り上げた一枚。
南国沖縄の冬にはちょうど良く、スプリングコートとしてもおすすめです。
内側のはアジュラックのプリント生地を贅沢に使用しています。
ウエストベルトが女性らしいデザイン。
スタンドカラーなのでいろんなお洋服とも相性が良く、ストールともすっきり合わせていただけます。
アジュラックはパキスタンやインド西部のカッチ地方などに伝わる、伝統的な染料を用いたイスラム的な文様の木版捺染の布です。
3種類の版で構成されたプリント模様。
細かい柄が布いっぱいに広がると単調で窮屈な印象になりますが、
染料の擦れや濃淡が文様に動きを与え、広がりのある空間を作り出しています。
またこの生地は、版のサンプルとして押してもらっている生地の様子がとても面白かったことから生まれた、CALICOオリジナルのデザインです。
着てみて分かるその美しいシルエットは、ウエストの切り返しやタックの入り方など、余分なものを削ぎ落とした洗礼されたデザインから生まれるのでしょう。
もうすっかり初夏のような暖かさの沖縄ですが、
このコートを羽織れる季節が待ち遠しくなってしまいました。
ナチュラルなお色味の他に、こちらの美しいインディゴもございます。
裏地はもちろんアジュラク。
伝統的な文様が現代に溶け込んだ美しい大人のコートです。
ゆらぎのある糸の表情にもうっとりしてしまいます。
経年変化も楽しみですね。
「CALICO:the ART of INDIAN VILLAGE FABRICS」は、いよいよ明日4日(日)までです。