一年中花が咲いている沖縄。
普段見慣れている植物たちも、小関さんの花器に生けると真新しい景色に変わります。
背の高いこちらの花器は、堂々とした佇まい。
大ぶりで豪華な花も、慎ましい可憐な花も、どんな植物もどーんと受け入れてくれそう。
朝顔のような口が大きく開いた花器。
薄端(うすばた)と呼ばれる花器からイメージして作られた、涼やかな作品です。
小関さんの花器は、お皿の部分と胴体が一体となったデザインで、
真横からのシルエットもとても美しいですよ。
水を張ると半磁器の肌が生き生きとした表情になります。
眺めているだけで、涼しい気持ちになりますね。
ふっくらと空気を含んだような、愛らしいシルエット。
生花はもちろん、ドライフラワーを入れても楽しめそう。
小さな口がなんとも可愛らしく、そこに乗せた艶やかな釉薬がアクセントとなっています。
形や模様はひとつひとつ異なります。
小関さんの作品全てにおいてそうなのですが、
土を成形したあと、その形に合う模様をひとつひとつバランスを見ながら考えられています。
選ぶ側としては、頭抱えるほど悩んでしまいますね(笑)
ぜひ、お手にとってじっくりご覧いただきたいです。
涼やかな空間で、みなさまのお越しをお待ちしております。
「Yasuko Ozeki Exhibition」
会期:2021年7月22日(金)~8月8日(日)(会期中 火水定休日)
時間:12:00~17:00