長い嵐が終わったら、あっという間に8月がやってきました。
Shoka: の庭に蝉の大合唱が帰ってきました。
さてさて、このご時世お家でお茶をいれる時間が増えましたね。
そうなると、いつも使う器の大事さに気付かされている方も多いのではないでしょうか。
小関康子さんのツルpot
まずは、その見た目。
半磁器のきめ細かな肌にピンク色がなんともいえないうつくしさ。
つるっとしっとりの肌とぽってり愛嬌のあるフォルムとが相まって、ついつい撫でまわしてしまいます。
一本一本線刻された線が釉薬の優しい色と溶け合ってやわらかな表情に
それから小関さんのポットは、注ぎ口が小さくて水切れが良いのも特徴。
じっと見つめていると、ちいさないきものにもみえてきたり
真鍮のつる(持ち手)は、丁寧に丁寧にやすりをかけて小関さんご自身で制作されています。
取り外しが可能なので、洗う時に外しておけるのもうれしい
小関さんのうつわたちは、うつくしさと使いやすさのちょうど良いバランスが考えられているように思います。
ほっと一息ついたとき、このポットから注がれるお茶をみているだけでもいい時間が流れ出しそうです。
小関康子さんのうつわは日々の暮らしに寄り添いながら食卓をうつくしく彩ってくれる作品たちばかり。
きっと毎日のお茶や食事の時間が愛おしくなるとおもいます。
ぜひ、手にとってご覧いただきたいです。
「Yasuko Ozeki Exhibition」
会期:2021年7月22日(金)~8月8日(日)(会期中 火水定休日)
時間:12:00~17:00