12月11日(土)から始まる企画展、『問う』。
この企画展に向けて小野哲平氏が投げかけた、作る理由と、作る意味。
作り手3人それぞれの思いをご紹介します。
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この社会の中で、私たちが自ら捨て去ってしまっただいじな感情のかけらを再生して、元の姿に戻してゆくことが、自分の仕事だと思っています。
失ったパズルのピースを作り直して、一つづつ元に戻していくように。
陶芸家 小野哲平
木とともに循環の一部として自らに役割があることを信じて、普段はそれに徹して作っています。ですが、ほんの少しだけはみ出るものがあり、この貴重な機会にそこにも目を向けながら手を動かしています。
木地師 渡慶次弘幸
土を介して感じた感動や感情を渡したいと思う。
そこで土が見せる表情エネルギー、目には見えない土が纏う雰囲気のようなものを、受け取った人がそれぞれに解釈し、そこで繋がれる心地よい場所を共有したい。
陶芸家 山本憲卓
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誰もが、日常の中で自問自答を繰り返しながら、その理由や答えを探しています。
この企画展を通して、作り手それぞれの内に秘めた炎を感じ取っていただきながら、
その明かりをみなさまの中にも灯していただけたら幸いです。
「問う」
小野哲平 陶器
渡慶次弘幸 木の器
山本憲卓 陶器・オブジェ
会期:2021年12月11日(土) 〜26日(日)
時間:12:00〜17:00(会期中 火水定休)
※2021年最後の企画展は、今年のはじめに延期をさせていただいていた作り手3人による企画展です。