今年の夏は猛暑になっているところが多いと聞いています。
沖縄も毎日暑くて雨が降らないので、Shoka:の庭のリュウキュウバライチゴがどんどん茶色に縮れてきています。
そんな暑い沖縄です、最初にギャッベの企画展を持ちかけられた時には、沖縄にウールは合わないとお断りしようと決めていたのでした。
けれどもギャッベの説明を聴くうちに私の思い込みはガラガラと崩れていったのでした。
ギャッベを織っているイランの遊牧民が住んでいる地域の一日の寒暖の差はなんと40℃。その気温差から昼間は熱を放射して体外に発散し、夜の寒さからには体熱を逃がさないように保護してくれる、それがこの地方のウールの特徴だというのです。
モコモコの毛が体温を一定に保つ為に保護をする役割になっているのだそう。
毛の表面は油脂でコーティングされている為、汚れがつきにくく実用性に優れているギャッベ。敷きっぱなしにしないで、たまに陰干しをしたり場所を動かすことで、床とギャッベの間に新鮮な空気を入れることで、湿気がこもらないようにすれば夏も全く問題なく楽しむことが出来ます。
1950年代に織られたギャッベの特徴は、ざっくりと織られていてとてもおおらかなところ。
こんな色彩の上でお茶を飲んだり寝転んだり出来ると、とてもしあわせですね。