2013.12.28 Viva trip ! Viva friends with dishes !! おいしい一年に感謝を込めて

*Calend Okinawaに連載していた田原あゆみの「暮らしの中の旅日記」から転載している過去の記録たち

Shoka

今年はそんな旅の多い一年だった。

旧正月の台北に始まって、

石垣島の野底
ソウル
群馬県の山
出雲
オーストラリア
山梨
多治見

東京は何度も

距離でいったら、今までで一番動いた年だったと思う。

しかもどの旅も、誰かに会いにいくための旅。
友人と会う旅には、楽しくておいしい食事がつきもの。

Shoka

写真の料理は、11月に東京に住んでいる人生の先輩と、急遽思い立って行った那須塩原の知人宅でいただいた夕ご飯。
急な来客を歓待してくれた、心の大きな友人に感激の夜でした。

誰かと一緒に食べるから、じゃあおいしいものを奮発しようと思うことは、一人でいただくよりみんなでいただく方がおいしいと思っている証拠だ。
そんなことに気づけてよかったな、と思う。

Shoka

ヨーガンレールの社員食堂でのお食事が出来るのも、この仕事の醍醐味の一つ。
約30年の付き合いがあるから、顔見知りの友人知人と一緒にいただくランチはにぎやかで楽しい。

ランチはやっぱりおしゃべりと一緒の方が楽しい。
近況報告や、最近のトピックがにぎやかに語られて、へ~~~~、もぐもぐと、おいしさが倍増。

Shoka

東京へ行くと、私が勝手に師匠にしている友人たちがいて、やはり彼らと一緒にする食事の時間はすばらしいものになる。時にはいろんな国の人々が、今宵限りの友人となって食事をともにすることも。

この晩はイタリア、ドイツ、イギリスから集まった人々で、特にインターナショナルな晩餐となりました。
国際色豊かですが、会話の内容はやはり自分の仕事や時事ネタ、人生のトピックなどです。
昔はこの空気に圧倒されていましたが、結局圧倒されていたのは「インターナショナルはすごい!のではないか?」という自分の偏見に圧倒されていたのでした。
まあ、今でも馬鹿なことがばれないかしら?と、ちょっと緊張しますが、聞き役に徹するという安全地帯を発見して安堵しています。

そして話を聞いていると、みんな誰かの子供として生まれて、育った人間なんだなあ、ということを感じるのです。
ああ、こんな人教室にいたなあ、とか、あの漫画に出ていた人とそっくりとか、親近感がわいてきて、対等感が育まれていったのです。

 

Shoka

大好きな3人の先輩たち。
今年はヨーガン レールさんや、デザイナーの松浦さんと時間を過ごすことも多かった。
この2人からは、私の人生に本当にたくさんの「刺激」という栄養をいただいている。

レールさんからは、
うつくしいものを見分ける力
意思を貫く潔さ
いい人に陥ってはいい仕事はできないし誰も成長しない、ということ
人生は好きなことをするだけの時間しか無いのだということ
それでも好きなことの周りにはいろいろついてくるのだということも
それからアラウンド ザ ワールド!旅好きなレールさんから見せてもらう写真はほんとに楽しみ!

松浦さんからは
根気強さ
集中力
想像力をフル回転させていると、ウイットとジョークが泉のように溢れ出すということ
気を回すことは、頭を使うことだということ
創意工夫力のすごさ
後、何といっても人との交流を楽しむその心意気
バイタリティ!

Shoka

ロンドンでギャラリーを経営しているインゲさん。
私はこの人と会話が出来るようになりたくて、英会話を学んだ。
1年半ほどがんばって、今ではどうにか伝えたいことを伝えられるようになり、旅先で席をともにした人とひとときの会話を楽しめるようになった。
柔らかくて、うつくしくて、上品で、慈愛に満ちた知的な瞳のインゲさん。
まだ謎な部分が多いのは、私の英語の聴き取り力が足りないせい。
来年は是非英語の聴き取り力に磨きをかけたいものだ。

誰かの魅力が、誰かの学ぶ動機になり、成長ににつながっている。
インゲさんの魅力は、私の人生に豊かなギフトをもたらしてくれた。

それにしても、ここで感謝とともに紹介したい素敵で魅力的な人の多いこと。
まだまだ世の中に光は充分にあるのです。
光を見たら、光が増える。
人間の脳みそってそんな風に物事をキャッチするのを知っていましたか?

犬を飼い始めたら、日常の中で犬をたくさん見ることになるし、子供が出来た人は、世の中に子供たちがたくさんいることに気づくはず。
だから、何かを探している時には紙に欲しいものの理想を書き出してみるといいのです。
だまされたと思って、是非お試しあれ。

たとえばお部屋探しの理想を書き出すと、それをキャッチした脳は、世の中からそんな物件を探すお手伝いをフル回転で始めてくれるのだそう。
私もそうやって今の場所を見つけたのです。
気になる方は、そんな本がたくさん出ていますので是非読んでみてくださいね。

ちょっと話が横道小道に迷んでしまいました。
話を素敵な人と食事の時間に戻しましょう。

今年の11月に15周年を迎えた多治見のギャルリ百草さんでの夜。

 

Shoka

トラネコボンボンの中西直子さんの料理を、みんなが楽しそうにつまみ食い。
私はしばらく手伝いという名目で厨房を離れず、久しぶりの直子さんとの再会と、彼女のすばらしい料理のつまみ食いを堪能しました。

Shoka

内緒にしていましたが、私にはパーティ野郎なところがあるのです。
酔っぱらうと、誰彼かまわず楽しく絡みつき、また触手を伸ばして誰かを巻き込み・・・と、その場を共有している人々をそのときの友人にしてしまうという性質があるのです。

そして、酔っぱらうとすぐに記憶が飛ぶという危険人物。
何度、相手の頭を殴ってでも記憶をもみ消したいような事件が起こったことか。

この夜も、私は飲んでしゃべって楽しみました。
記憶のあるうちは、です。
怖いのは記憶の空白部分。あまりに怖くて、そこの部分は確認せずに帰途につきました。

沖縄に帰ってきてから安藤明子さんと、雅信さんから「あゆみさんがいるおかげで助かりました。本当に感謝しています」、というお言葉をいただき、ちょっとびくびく。
お料理のお手伝いをしたことかしら?
他に感謝されることって、なんだろう???何かやったのかしら?

途中の記憶が飛んでしまっていたから、2人の言葉が本当のことなのか揶揄なのか分かりかねていたのです。
「人をつなぐ天才」と、安藤さんに言われたことも解せなくて、何があったのだろうとたまに思い出しては冷や汗をかいていたのです。

最近やっといきさつを聞くことが出来たのですが、私がその場にいた方をつなげたことで、場が盛り上がったのだそう。
主催者側はいそがしいので、それを私がやってくれたのでとても助かったのだそうだ。
ウワ!よかった!
初めて酔っぱらいが役に立った!

私は私でいただけなのに、誰かに喜ばれたことが嬉しくて、「人生心を社会に広げれば、失敗もまた恐れることなし」と。
お調子者の私は喜んでいます。こんな時こそ気をつけねば・・・・

そうそう、昔はそのまんまの自分をだすと嫌われると思っていたので、心のシャッターを開けたり閉めたりでいそがしかった。
今はもう、年を取ったせいなのか、シャッターが緩んでいつも半開き。
そうしたら、なんと社会の懐は深いのだということが分かったのだ。
みんなだめなところも受け入れて、それでも好いてくれる。
優しくしてくれる。

みんないい人で、毒だってあって、誰かの子供で、誰かの親だったりする。
大切にしている人がいて、未来に伝えたい志があったりして、好きな人が居たり、嫌いな人だって居たり。
そして魅力的で刺激的な人々がいろんなところで自分の人生を生きている。

がっくりくるようなニュースが飛び込んできても、そんな人がいる世の中はまだまだどうして捨てたもんじゃないな、と、今年もやっぱりそう思う。
子供たちに、この世の中にはまだまだ素敵な大人たちがいて、みんないいお仕事をしているよ、だから未来は明るいよ、と伝えていきたい。
そのことを伝えてゆくのが私のライフワークなのだから。

Shoka

来年もたくさんの人たちと、お茶を飲もう、食事をしよう、そして触れ合って、たくさん耳を傾けよう。

Shoka

あなたと私が生まれてきて、出会った喜びを大切にしよう。
心が栄養不足で、ケチになった時には、誰かの優しさに甘えよう。

Shoka

Shoka:の心優しい仲間たち。
この仕事を通して彼女たちと出会えたことに心から感謝しています。
忘れん坊の私の秘書のような役目もしてくれてありがとう。
iPhoneをまだ無くしていないのも、彼女たちの気配りのおかげです。
へこんだ時も、彼女たちの生き生きとした目の力が私の元気の帰る場所。

私の、「Shoka:で働かない?」という勧誘に引っかかってくれてありがとう!
来年もまたいいお仕事を一緒にしましょうね!

Shoka

私の人生を豊かにしてくれる、宝物。
家族のみんな。

みんなとっても個性的で、魅力的で、思い出すと吹き出したくなるようなことばかり。
がっくりくるようなこともいつの間にか喜劇に変わってしまう、たくましい私の妹たち。

Shoka

今年一緒にたくさんの旅をしてきた娘は、17歳。
自由の森学園という学びの場を自分で選んで、自律への第一歩。
私も彼女から自立して母親の仮面を外した開放感を味わった一年でもありました。

娘のたおは、私にいつだって温かい未来の光をちらつかせて、あゆみを進める方向を照らしてくれる存在です。
いっぱい遊んで楽しかったね。
まだしばらく一緒に遊んでね、たお。

Shoka

各地方のおいしいものを私と物々交換してくれる、素敵な大人たちが生きているこの世の中が大好きです。

今年出会った皆さんのおかげで、豊かなすばらしい一年になりました。
心から感謝申し上げます。

有形無形のおいしいものを、来年もまたShoka:で皆さんと一緒にいただきましょう。

よい年をお迎え下さい。
皆様の日常の旅が、温かく素敵なものとなることを感じつつ。
Viva trip! Viva friends with dishes!!

*年末年始のお休みは12月29日(日)~1月2日(木)まで。また、6日(月)~9日(木)は社員旅行のためShoka:はお休みです。感謝!*
*来年の企画展のスケジュールはShoka:HPで近日中にアップいたします*

 

Shoka

 

Happy birthday to you ! 12/28☆

 

暮らしを楽しむものとこと
Shoka:

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海の思いで

Jurgen Lehl今年は本当にいろんなところへ行きました。

旧正月の台北に始まって、石垣島、韓国、オーストラリアのパース、那須、山梨、多治見、群馬。

写真はヨーガンレールさんと千葉の海を歩いた時のもの。

こんなプラスティックのゴミを拾って、彼はすばらしい企画を進行中なのです。

触れる人によって、ものの価値は劇的に変わるんだということを傍らで見守っています。皆さんに見せたくてたまらないけれど、今は秘密なのだそうなので、いつかきっと。

閑話休題。

仕事の合間の独り言。

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お茶目なあなた

安藤明子

3年前に知り合ったのに、ずっと前から知っているような気持ちになってしまう人。

安藤明子さん。

昔一緒のクラスにいた同級生のような、そんな気持ちになってしまう。彼女のお茶目さが大好き。そんな明子さんから私の大好きなものが届きました。

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彼女の提案する現代の衣服。サロンは私にとって洋の服にはない魅力ある衣服なのです。

よし、今日はやるぞ〜〜〜!という気持ちの朝、私はサロンできゅっと腰を包んで背筋を伸ばす。

筒型の布で腰を巻き付けると、背筋が伸びてしゃんとする。元気が出てくるのだ。

安藤明子

私がこの世で大好きな果物の一つ。それは柿。

さっきも果物のことを書いたけれど、年末にはこんな素敵なギフトが日本中を行き交い。人々に笑顔をもたらしているのでしょう。

私もそんな一人です。生きていて良かった〜〜〜〜〜〜〜。

こちらもまたみんなと一緒に嬉しく楽しくいただいて、笑顔の人を日本に増やしたいと決めた、冬の朝。

南国沖縄も今朝は冷えていますが、心はぽかぽか。

ありがとう明子さん。

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松本から沖縄へ 三谷龍二さんからの贈りもの 

三谷龍二

朝日を浴びて輝いているのは、松本の三谷龍二さんから届いた林檎たち。

なんてなんてうつくしいのでしょうか。

フルーツや木の実のうつくしさは、宝石に劣らないと個人的に思っています。

何よりも良いのは、食べられるという事。

おいしくて、綺麗で、自然ってなんてすばらしいギフトを私たちに下さるのでしょうか。

しかも、大好きな友人からの贈りもの。

三谷龍二

今年の10月にギャルリ百草の15周年企画へ行った時に、いろいろと打ち合わせをしてきました。2014年11月にShoka:で開催することになっている「シゴトアソビ」という企画展のお話です。

https://shoka-wind.com/2012/03/infono-border-good-sense/

去年の5月に開催した、「NO BORDER GOOD SENSE」という」企画展の第二段です。

とても楽しみです!

林檎はみんなで楽しくいただきたいと思っています。

供したShoka:にいらした方達と一緒にいただきたいと思っていますので、是非時間のある方は遊びにいらして下さいね。

三谷さんありがとうございます!林檎が可愛くて、涙でかすんでいます。

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靴下に魔法をかけて

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師も走る師走。カレンダーの日付が走り去ってゆくようなそんな日々。

それでも、みんなでコーヒーを淹れていただく時間や、友人達と久しぶりに会って食事会をしたりと、年末ならではの豊かな時間もあるのです。

誰かに会いに行く時に、これを着たいなあ、とか、こんなのがあったらいいな、と思う自分の気持ちって、ある意味健康のバロメーターだな、と感じています。

健康な欲が、またがんばろうと働く意欲に繋がることってありますね。

私も、素敵なミナ ペルホネンのドレスを一着いただきました。

がんばるぞ〜。

「Gift for Watashi展」Shoka:にて楽しく進行中です。

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