コンポジションシリーズ

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半磁器のキャンバスに、線と図形のみで構成された小さな絵画。

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ミシン針で掘られた細やかな表情が凛々しく、柔らかな余白とのバランスが絶妙です。
ふわっと滲みでたブルーの色合いも美しいです。

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使ったり眺めたり、暮らしの中で触れることのできる芸術作品のよう。

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「Yasuko Ozeki Exhibition」

会期:2021年7月22日(金)~8月8日(日)(会期中 火水定休日)
時間:12:00~17:00

カテゴリー: rugü essay, 日々 タグ: , , , , パーマリンク

食卓の彩り

小関康子 ボーダーツルpot

長い嵐が終わったら、あっという間に8月がやってきました。

Shoka: の庭に蝉の大合唱が帰ってきました。

さてさて、このご時世お家でお茶をいれる時間が増えましたね。

そうなると、いつも使う器の大事さに気付かされている方も多いのではないでしょうか。

小関康子 ボーダーツルpot

小関康子さんのツルpot

まずは、その見た目。

半磁器のきめ細かな肌にピンク色がなんともいえないうつくしさ。

小関康子 ボーダーツルpot

つるっとしっとりの肌とぽってり愛嬌のあるフォルムとが相まって、ついつい撫でまわしてしまいます。

小関康子 ボーダーツルpot

一本一本線刻された線が釉薬の優しい色と溶け合ってやわらかな表情に

小関康子 ボーダーツルpot

それから小関さんのポットは、注ぎ口が小さくて水切れが良いのも特徴。

じっと見つめていると、ちいさないきものにもみえてきたり

小関康子 ボーダーツルpot

真鍮のつる(持ち手)は、丁寧に丁寧にやすりをかけて小関さんご自身で制作されています。

取り外しが可能なので、洗う時に外しておけるのもうれしい

小関康子 ボーダーツルpot

小関さんのうつわたちは、うつくしさと使いやすさのちょうど良いバランスが考えられているように思います。

ほっと一息ついたとき、このポットから注がれるお茶をみているだけでもいい時間が流れ出しそうです。

小関康子さんのうつわは日々の暮らしに寄り添いながら食卓をうつくしく彩ってくれる作品たちばかり。
きっと毎日のお茶や食事の時間が愛おしくなるとおもいます。

ぜひ、手にとってご覧いただきたいです。

「Yasuko Ozeki Exhibition」

会期:2021年7月22日(金)~8月8日(日)(会期中 火水定休日)
時間:12:00~17:00

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目で涼をとる

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一年中花が咲いている沖縄。
普段見慣れている植物たちも、小関さんの花器に生けると真新しい景色に変わります。

背の高いこちらの花器は、堂々とした佇まい。

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大ぶりで豪華な花も、慎ましい可憐な花も、どんな植物もどーんと受け入れてくれそう。

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朝顔のような口が大きく開いた花器。

薄端(うすばた)と呼ばれる花器からイメージして作られた、涼やかな作品です。

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小関さんの花器は、お皿の部分と胴体が一体となったデザインで、
真横からのシルエットもとても美しいですよ。

水を張ると半磁器の肌が生き生きとした表情になります。

眺めているだけで、涼しい気持ちになりますね。

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ふっくらと空気を含んだような、愛らしいシルエット。

生花はもちろん、ドライフラワーを入れても楽しめそう。

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小さな口がなんとも可愛らしく、そこに乗せた艶やかな釉薬がアクセントとなっています。

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形や模様はひとつひとつ異なります。

小関さんの作品全てにおいてそうなのですが、
土を成形したあと、その形に合う模様をひとつひとつバランスを見ながら考えられています。

選ぶ側としては、頭抱えるほど悩んでしまいますね(笑)

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ぜひ、お手にとってじっくりご覧いただきたいです。

涼やかな空間で、みなさまのお越しをお待ちしております。

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「Yasuko Ozeki Exhibition」

会期:2021年7月22日(金)~8月8日(日)(会期中 火水定休日)
時間:12:00~17:00

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混じり合う景色

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大地と空が溶け合うような美しいグラデーション。
今回、Shoka:で新しくご紹介する2 toneのシリーズです。

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どしっと深さのある、オバール型のボウル。
とろとろの角煮やごろっとした根菜のスープ、カレーなんかもよさそうですね。

小関さんも普段からよく使っている器なのだそう。

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口縁部にベージュの釉薬を濃いめにたっぷりと施し、焼成時に流れ出ることで黒い釉薬と混ざり合う層のグラデーションを目指して作られています。

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釉薬の流れ方や発色、グラデーションの表情は、もちろん焼きあがってみないと分かりません。

器を眺めながめていると、まるで自分自身が土と対話し、釜とにらめっこしているような、そんな気持ちになります。

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こちらのシリーズは、平小鉢もございます。
程よい深さもあるので使いやすいサイズ感。

一品料理にも、取り皿としても重宝する器です。

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みんなでワイワイ、おでんやたこ焼きなんてのも楽しそう。

今はまだ難しいですが、家族や友人と楽しく会話をしながら同じお鍋を突き合う、そんな日が早く訪れるといいな。

このグラデーションのように仲良く混じり合うように。

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明日火曜と水曜は定休日となります。

また木曜日から元気いっぱい小関さんの素敵な作品をご紹介いたします。

 

「Yasuko Ozeki Exhibition」

会期:2021年7月22日(金)~8月8日(日)(会期中 火水定休日)
時間:12:00~17:00

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銅の美しい変化

今回Shoka:に届いた小関さんの器たち。

たおやかな雰囲気のピンクと凛とした佇まいのグリーン、この2色のカラーがとても印象的です。

まとう空気が異なるふたつのカラーですが、どちらも同じ釉薬を使用しています。

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すくっと滑らかに立つピッチャー。

こちらは、窯のなかにたっぷり空気を入れて燃焼し酸化させることで、グリーン系の色味に発色します。

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じんわり滲み出る、エメラルドのような鮮やかなグリーンが美しいです。

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焼き方によって発色が変わることも、焼き物の魅力のひとつですね。

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こちらの味わい深いピンク色は、酸素のない状態で焼く還元という焼き方で出る色味だそう。

作品に強い還元がかかるほど、色味も濃く浮かび上がってきます。

きりっとした凛々しいかたちの中に、伸びやかな釉薬の色合いが溶け込んでいて、
この絶妙なバランスが美しいのです。

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半磁器のしっとりと滑らかな肌質が心地よく、思わず手に取りたくなります。

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台風の影響が長引いておりますが、小関康子さんの陶器展は8月8日(日)までやっています。

ぜひ、ゆっくりとご覧いただけましたら幸いです。

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