ミナ ペルホネンのブランドを代表するテキスタイルとなった、tambourineの刺繍。
真上から見たタンバリンを線と円だけでミニマルに表現した模様は、20年以上経った今でも色あせることなく、より力強いテキスタイルのひとつとして、多くの人の心を掴み、愛され続けています。
ご存知の方も多くいらっしゃるかと思いますが、
このtambourineの刺繍は、ひと針ひと針人の手でミシンを動かして刺しています。
ふっくらと立体的に並ぶ粒。
その表情は1つとして同じものがありません。
人の手の跡をあえて残すことで、有機的な美しさと温かみを感じられます。
ミシンを踏む音が聞こえてくるようですね。
風に揺れる軽やかなフリルを表現したこちらのテキスタイルは、
tambourineと同じ技法で針を刺しています。
粒の大きさを変えることで、模様に奥行きと動きが生まれ、まるでダンスをしているかのようなリズミカルで楽しいテキスタイルですね。
光を通す穴あきの刺繍。
ボーラー刺繍と呼ばれるこの技法は、生地に透明感と奥行きを与えてくれます。
どこか懐かしさを感じる小花模様。
その小さな穴からは、木漏れ日のような淡く優しい光を思い出します。
所々に開いた窓から、裏地が顔を覗かせています。
色を重ねるように、生地同士を重ねることで表情に奥行きが生まれます。
平面と立体の間にあるような、不思議な空間が生まれるのもボーラー刺繍の面白いところですね。
ベースとなる生地の素材も、厚手のものから薄手のものまで。
繊細なチュール生地にも、ミナ ペルホネンらしい柔らかな刺繍が広がります。
チュール生地とボーラー刺繍の組み合わせがとても美しいブラウス。
豪華さではなくユーモアが感じられるような表現を目指した、gemmaというテキスタイルです。
スケッチの跡が感じられるような細やかな線で描かれています。
刺繍で表現された宝石の中には、ワンポイントで赤いスワロフスキーが浮かびます。
重ね着がお好きな方には、幅広いスタイリングでこの透け感を楽しんでいただけます。
こちらのチュール生地には、火と花をモチーフにした刺繍があしらわれています。
先ほどのgemmaとは異なる、カラフルで立体的な刺繍です。
チュール素材なので、厚みのあるたっぷりとした刺繍も軽やかに揺れます。
裾のラインは、それぞれの色が溶け合うように配置されていて、まるで刺繍糸の色見本のよう。
ぷっくりとした花びらが印象的なこちらの一輪の花は、
こっそり摘んで持ち帰りたくなるような可愛らしさ。
ミナ ペルホネンの刺繍は、思わず手で触れてみたくなるデザインばかりなのです。
POP UP SHOPは6月18日(金)から始まります。
初日のご予約につきましては、14時以降ですとまだ少し空きがございます。
お子様も一緒に楽しめるイベントだと思いますので、
この機会にぜひ、ゆっくりと楽しんでいただきたいです。