今Shoka: は絨毯屋さん。イランの遊牧民が手紡ぎ、天然染め、手織りで織ったラグ、ガベがたくさん届いて賑わっています。
こどもがクレヨンで描いたような柄で、本当に可愛らしく愛おしい気持ちになるおおらかなガベ。岡山でギャラリーONOを経営されている小野善平さんがセレクトしたものたちです。
この道30年の小野善平さん。私は約3年ぶりにお会いしたのですが、本当に愛にあふれた魅力的な紳士でした。
「こんなもんいきていくためにはいらんもんじゃろう。けれどガベがあることでどんだけ生活が楽しくなるか。僕はそれが道具と美しさが一つになったものが与えてくれる豊かさだと思っちょる。生きているうちはそんなものを買って楽しんで、頑張ればいいんじゃ」
小野さんが話していた言葉です。
本音で話しているのが伝わってきてとても心にぐっとくる。
価値観、人生観をなんだか考えさせられます。
「パリの街のギャラリーにかかっているガベを始めてきた時、僕の胸はドキドキッと震えました。その僕はガベを家具としてではなく、アートとして日本に紹介したかったのです」
30年以上前、まだガベはおそらく日本では誰も見た事がなかっただろう時代に、日本に初めてガベを持ってきてその魅力を伝えました。
今では大手の企業も取り扱っているガベですが、一人の男性の夢とロマンから始まり、私たちへご縁がありこうして出逢っているのです。
その魅力はぜひぜひ、お手にとって見て感じていただきたいものです。お時間を作ってぜひお立ち寄りくださいませ。
オーナー田原が約3年前、大先輩の善平さんと一緒にParisで落ち合いサンジェルマンを歩いてクリニャンクールの蚤の市へと行ってきました。そのことを記事にしてCALEND OKINAWAへ掲載しています。とても面白い記事なのでぜひ
お読み下さい。
コラム 「ジェントルマンとParis」