ミナ ペルホネンのフォレストパレードの刺繍レースを使ったソックス。
この「森の行進」というレースが出来上がるまでのお話。
皆川明さんが描いた空想の森の鳥や、花や、生き物と植物が一緒にハミングをしながらスイングしているような絵。
その絵で描かれているランダムな鉛筆のタッチを、神奈川レースの職人さんが丁寧にスキャンしていきます。それを機械にプログラミングして、通常よりもずっと、ゆっくりとした速度で刺繍をしてゆきます。
まるで手刺繍のようにこんもりと積み上げられた刺繍の糸の重なりが、鉛筆のタッチの軌跡を見せてくれて、じっと見ていると、仕事の丁寧さが空想の森の仲間たちに命を吹き込んでいるのが感じられます。
刺繍は水溶性の紙の上に施されるので、仕上げた後は水で紙を溶かすと、写真の刺繍のようにレースだけが残って、足下でスイングしたり、洋服の上に縫い付けられて私たちと一緒に揺れてくれるのです。
まるで一緒に今日という日の歌を歌ってくれているようです。
今日はShoka:の定休日です。
皆様も素敵な一日を。