宿泊先のウイリアムズバーグは、マンハッタンからLラインという電車に乗って3つ目の駅。対岸にあるので、昔は地下も安く、アティーストや職人の多い町。
ここへきて感じたのは、歩いている人が中々かっこいいという事。
おしゃれにも一本筋が通っている感じがして、知的な雰囲気がある。そして職人気質を感じるような、そんな服装をしている。男らしさを感じるような髭と、現代版懐古主義のオールドトラッドな服装。おところしくかっこいいので、何度も目でシャッターを切った。
MUST BROTHERというチョコレートの工房とショップが一つになっているショップで働いているお姉さん。
堂々としていて、こびず、生き生きとしている。
カカオの入った麻袋が積み上げられて、奥には工房がガラス越しに見れる。
チョコはこだわって作っているので決して安くはないけれど、それでもまとめ買いしたくなるような雰囲気だ。
ウイリアムズバーグは第2のマンハッタンと注目されていて、開発が進んでいるそうで、こんなお店が地価と家賃の向上で引っ越しを余儀なくされる事態が無い事を祈るばかり。
他にもいいお店がいっぱい。
GOURMET GUILDは地産地商を軸に、こだわりの食材や商品を販売するお店。とてもおしゃれで、けれど親しみやすい接客と、おいしい食べ物屋飲み物に溢れている。
毎日通いたくなるようなお店だ。マンハッタンは商業都市になってしまって、正直世界中どこにでもあるようなお店ばかりで、またあまりにも大きく、情報も膨大で魅力を感じるような店舗にはたどり着けなかった。
このくらいのタウンが私にはしっくりとくる。
ヒュースレジャーが出資して始まったという5LEAVESというCafe。
ものすごくおいしくて、いい空間。そんなお店の共通点は地元っ子でにぎわっているという事。朝も昼も夜も。一本筋の通った店と、生き生きと働く人々と、それを愉しむ人々。そんな場所の大切さが充満している町です。
人々が作ったオアシスっていいな。いつかまた来よう。