お世話になっているユスマンさん宅の愛犬チャップイ。
長い胴と短い足、受け口で濡れたような瞳。とても可愛らしい小さなシーズー犬。
ウブドの宿泊先には他に三頭の大きな犬たちがいて、この敷地を守っている。
半日が過ぎても、なかなか心を開かないボス。近づいてはビクッとして目をそらし距離を置く。よく吠える。
この子はずっと吠えていたくせに、今朝急になついて足元から離れない。甘い目線を送って、前足で撫でてと催促する。
あんなに怯えていた目をしていたくせに、気を許すとベタベタの甘えんぼさんだ。
もう一匹ラブラドールの生後約半年くらいの子犬がいて、その子は目があうと全身で愛情表現。アタックに、カミカミ攻撃。気をひくために私たちの持ち物を漁って、ユスマンさんのサイバーショットをとうとう噛み壊してしまった。
液晶画面もボディもズタズタ・・・なのでできるだけ目が合わないようにして写真も控えている。かわいいけどね。
チャップイは一番小さくて、一番年寄り。この中で一番優遇されているので、みんなの嫉妬をかっている。けれど本人は全く意に介せず、堂々とその優遇を受けて当然至極もご愛嬌。
ウブドの朝は犬たちの息づかいと、鶏たちの雄叫びが満ちてきて、ゆったり明けています。