旅行に行くととにかく歩く。
沖縄で全く歩かない生活を送っていることへの懺悔のように、電車を避けてまで歩く。
もともと歩くのは好きなのに、私の沖縄での生活は立つのは足で動くのは車、と、役割を分担しているかのようだ。
なので旅というと靴が実に重要な乗り物になる。私の足は幅があるので、合わない靴を履いているとすぐに歩くことが苦痛になってくる。
靴が好きなので、長年この仕事をしている中色々持って入るのだけれど、歩かない沖縄の生活にはいいけれど、旅行の友には役不足。
trippenの靴に出会ってから、旅が快適になった。
今までのように旅先で足が痛くてたまらなくなり、服に合わない靴を買うはめにならなくなったし、買ったはいいもののやっぱりその靴も合わなかったというがっくり落胆もなくなった。
この靴はニューヨークに行くことを口実に、購入したtrippenのBOM。気に入っている。
大地を踏みしめ、その大地を力強く漕ぐように歩く時、風が頬をかすめ、土やアスファルトの濡れた匂いが漂い、草の香りがする。身体と感覚と自覚が一つになって、生き生きとしてくる。
車に乗っていたらそんなことは起こらない。
わかっている、わかっている、色々いいのもわかっている。
さあ、今日と明日は石垣島へ。
きっと海辺をたくさん歩くだろう。
よろしくね、私の脚とtrippen。