光と影と海の色

                        

Shoka:

久しぶりに会った墨は夏仕様のショートカットになっていた。

この浜辺を歩くのはちょうど1年ぶりのこと。

本島も石垣も同じように、浜辺の景色は1年で全く変わってしまう。台風の風や、高波が砂を動かしてしまうから。

見ている人の心象によっても景色は全く変わってしまう。去年は友人の歩く後をついて歩いた浜辺を、今年は私がみんなの先を歩く。友人はどんどん歩いて行って、後ろをあまり振り返らなかったけれど、わたしはよく振り返る。

それは、わたしはみんなが楽しんでいるのかを振り返って確認しないと前に進めないでいて、友人は自分の楽しみのためにただ進んで行っていたことを象徴している。

振り返ると、相手はついていかなくちゃ、と無理をする。振り返らないでずんずん行くと、後ろの人は自分のペースで楽しめる。諦めたり、休んだり、行きたい人は一緒に行って、と。

そんな風がいいんだな。

今回はいいや、と先延ばしにするのも自由だし。よその景色に惹かれて道を違えるのもまたよし。

Shoka:

未だに私は心の中の残像から勝手に学んでいる。人間って勝手に学ぶのが一番身につくのかもしれない。

振り向くと、3人になったり、犬と立ち止まっていたり、私が一人で感じている世界とはきっと全く違う三人三様の楽しさの中に居る。楽しみ上手な彼女たちと一緒に仕事ができるのは私にとっては幸せなことなのでした。

それにしても、この世の時間の流れはどうなっているのでしょうか。

もう一度会いたい人に会えるのでしょうか?

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