企画展をする時にいつも不思議に感じるのです。
始まると終わることがはっきりと実感できるからでしょうか?
始まるまでの準備期間は2年ほど。その間に智子さんとやり取りをしたり、頭の片隅に企画展の種が根付いて、伸びてゆくのを感じます。
納品、検品、セッティング、夢中で設営をして始まったら、10日間はあっという間に駆け抜けていきます。あっという間に過ぎてゆくのですが、初日のことを思い出すと、ずっと昔のことのよう。
不思議な感覚です。
井畑勝江さんの湯呑み。
存在感がある。崩れているようで、それが絵になって収まっている。持つと手にいいくらいに収まって、ピッタリくると同時に個性は保っている。
きっと使い続けるうちに、なくてはならないもののように馴染んでつくのだろう。
使っている人に聞いたら、やっぱりそんな風だと言っていた。口にすると、ピタッとした感覚になるのだそうだ。
ユニークで明るい湯呑み。
初日の設営が終わった時の写真。
箒はあっという間になくなってしまいましたが、働き者の人にぴったりのスカートやヤオイタカスミさんのワンピースもまだ見ることができます。
赤木智子の生活道具展は今日5日(日)までの開催です。
※お知らせ*
明日6日(月)は企画展の後片付けのためShoka:はお休みとなっています。翌日の火曜日は定休日となっておりますのでお気をつけください。