白い羊が頭の中に住み着いている日本人の私たち。
けれど実際には羊の原毛には様々な色があります。チョコレート色や、キャメル、グレー、茶色、クリーム。中にはまチョコレートの毛色が陽に褪せてまだらのようになったものまで様々。
写真の彼女が座ってなだなでしているのはそんな原毛をそのまま使って織ったギャベ。線量を使っていないせいか、原毛のそのままの柔らかさとしなやかさがあってとっても肌触りがいいのです。
見ているといろんな羊の色があることがわかるのです。
羊毛の色がいろいろあって、しかもいろんな柄と模様があることが一目でわかるギャベ。可愛いですね。
スタッフのまきちゃんが可愛い名前をつけてくれました。
織っている時間の楽しさや、織り手さんのおしゃべりまで織り込んだようなギャベです。
一族の繁栄を願った生命の木も、家族のような動物も、幸せが風と一緒に家の中に入ってくる窓も大地も全部が織り込まれているのです。
一見地味だけど、じわじわとくる魅力がたまりません。
暖かな気持ちになる一点ですね。
「Gabbehの上のしあわせ展」10月4日(日)までの開催です。