「CALICO:the ART of INDIAN VILLAGE FABRICS展」

                        

CALICO 展示会 Shoka:

CALICO 展示会 Shoka:

「CALICO:the ART of INDIAN VILLAGE FABRICS展」
4月27日(金)〜5月13日(日)12:30~18:00   *会期中 火曜休*
CALICOデザイナー 小林史恵さん在廊日 27日(金)28日(土)

*トークイベント「+意思 縦糸と横糸の景色」
4月28日(土)17:00〜トークイベントを開催します。

インドの小さな村に暮らす人々の、手紡ぎ手織りで仕上げられたカディの持つ自然の揺らぎは美しい。そのカディで仕立てられた服の中でも、CALICO:the ART of INDIAN VILLAGE FABRICSのデザイナー小林史恵さんが提案する服には、1本筋が通った美を感じる。
彼女は洗練された形を追求し、着る人の美意識を満たすだけではなく、生産者から最終消費者に至るまで、関わる人全員が対等で健全な経済バランスの中にいることを目指している。
歴史・文化背景の違う両国を行き来して互いの経済自立と、仕事の喜びがもたらす複合的な力のバランスをとることは決して簡単なことではないだろう。
それは彼女自身が「自分がみたい社会」を作るという信念を持ち、CALICOの全活動に意義を見出しているからこそできることだ。
インドの布に魅せられて始まったこの仕事、「カディは村という太陽系の太陽であり、その営みなしでは他の惑星は成り立たない。村の人の空いた時間を有効利用するためにもチャルカ(糸車)を回し続けなければいけない」というマハトマ・ガンジー氏の言葉が一番しっくりくるという。
美意識と信念と行動が伴った人の生きる姿勢には人々を巻き込むパワーがある。裾を風になびかせてインドの村をしなやかに歩く彼女の姿を見てCALICOの服を無性に着たくなった。
私はかっこよく、美しいものだけにまかれたいのだ。

Shoka:  田原あゆみ

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インドの伝統的な織りや縫い、染めの儀保を磨くことによって、インドの手仕事布の伝統と職人さんの暮らしを持続させ、ただ服を作り売ることでなく、その営みを続けていく。その姿勢を貫くインド・コルタカ発の手仕事布ブランドmaku textilesのデザイナーSantanu氏が今年の企画展に合わせて初来日することになりました。
makuとCALICOは、共に「ファッションブランドでなく、インドの手仕事布の世界を作る活動である」とする設立思想を掲げ、設立のタイミングやベンガルの農村という生地の生産背景までが同じという、不思議な縁で繋がっているそうです。今回布文化が今尚息づいていて、手仕事が盛んな沖縄にお二人を迎えられることはとても在り難いことです。この機会をぜひお見逃しないようお声がけください。

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