こんにちは。
梅雨が明けて、夏の気配が深まってきましたね。
クロヌマタカトシ木彫展、三日目となりました。
連日たくさんの方にお越しいただき、じっくりと空間を楽しんでくださってわたしたちもとても嬉しく感じております。
ほんとうにありがとうございます。
今日も健やかな空模様。
はじけるような日差しと青空の下を歩き、Shoka:へ入ると静かな空間が待っていました。
静けさの中でじっと作品を眺めていると、窓の向こうに聞こえる蝉の声も不思議に感じてくるのです。
この古びた小さな礼拝堂はクロヌマさんが、ヨーロッパを旅した時の記憶の足跡。
クロヌマさんがみた景色も、その時に感じた情緒も、一緒に彫り込まれているような佇まいです。
素材に感じた直感と対話するように、作り込みすぎず作らなさすぎず表現できることはほんとうに稀有なことだとクロヌマさんの作品をみていて感じます。
彼が旅をしたときの景色が、みた人の目の奥にも広がるような作品です。
作品すべてがそれぞれが違った情緒を纏い、それぞれの居場所を持って同じ空間に存在していることも美しく、たくさんの方に体感していただけるととても嬉しいです。
ぜひ、穏やかで静かな時間を過ごしにいらしてくださいね。
桑田