2月7日から今年最初の企画展、小野哲平作陶展「土がある」がはじまります。
オーナー田原が企画展に向けて、カレンド沖縄に寄稿しました。
哲平さんの器の良さは、哲平さんの人柄とつながっている。
器も、作り手も、とても愛嬌があってかわいい。
そんな愛おしさがギュッとつまったエッセイです。
ぜひご覧くださいね。
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小野哲平 作陶展
「土がある」
陶器は硬いのに、哲平さんの作るうつわにはなんともいえない柔らかさがある。
その肌は冷たいはずなのに、場を温もりで包むのだ。
いつも使っているはずなのにいまだにはっとすることがある。料理を載せた時に
お皿が笑ったように見えるから。
まるっこい急須には愛嬌がある。
人が作るものは、その人に似るのだなあ。
熟れた菊の散り際をふっくらと受けとめたこの壺を、なんと形容していいものか?
未だ言葉にならないでいる。
子ども、学生、大人たち、老若男女誰も彼も、このうつわたちに触れて欲しい。
肩の力をふっと抜いて、素の自分が一番いいのかもね。そんな気持ちに寄り添
うような、小野哲平のうつわたち。
会期 令和二年 二月七日(金)~二月十六日(日)火曜定休
作家在廊日七日・八日
場所 Shoka: 沖縄市比屋根6ー13ー6
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