抜群の着心地の黒いニットは、私(田原)が一番最初に手に入れたmon Sakataの服。
糸の質感、色、きっちりしていないのに垢抜けている感じにmon Sakataらしさを感じて、迷いなく決断。
それからずっといちばんのお気に入りだ。
二重になったタートルネックは、肌に当たる方の糸がふわっと柔らかく編まれていて、細かいところまで行き届いた出来上がり。
私が着ると二の腕に目がいって肝心のニットに視点がいかないのでは、と危惧して仲田に着てもらった。
「気持ちがいいでしょ??いいでしょ、このニット」と思いながら、シャッターを切った。
このニットを私が買ったことを坂田敏子さんは覚えていてくれて、2014年のmon Sakata展ではこのニットを再現してくれた。
店頭では売り切れてしまって、その後また白金の店舗でトープ色の同型ニットを購入。それはまた今度紹介したい。
mon Sakataというブランドへのイメージや信頼は、このニットの中に詰まっている。
<黒いニットは田原の私物です>
mon Sakata展
会期:2020年10月9日(金)〜25日(日)
時間:12:00〜17:00(会期中 火・水曜定休)