2012.09.13 「暮らしの中の旅日記」 母のバッグたちと、バッグと靴展始まりますの巻き

                        

*Calend Okinawaに連載していた田原あゆみの「暮らしの中の旅日記」から転載している過去の記録たち

Shoka: 沖縄

今朝は早く起きて、すぐに実家へ。

母が昔から使っている、お気に入りのメッシュのバッグたちを見たかったから。

このバッグは、母が最近一番使っているもの。
中には色違いのポーチが入っている。
しんなりと柔らかくなった、ゴードメッシュは山羊の革を職人さんが丁寧に編んで作られたもの。
新品の使い始めの頃は、キュッキュッときしむ音がするのが楽しい。
牛皮より軽くて、使うほどにしなやかさと深味のある艶が加わってゆく。

Shoka: 沖縄

確か、このバッグは8年位使っているはず。
透かし編みの焦げ茶色。

Shoka: 沖縄

こちらはもっと古いもの。
20年近く経っている。

朝日を浴びて、革が飴色に光っている。

お気に入りの小物は、数年周期で変わることがある。
最近は出番が少なくなっているような気がする、かご型のメッシュバッグ。
母がフレアースカートをよくはいていた頃のお気に入りだった。

何だか懐かしくなる。

最近はパンツばっかりはいている。
着る色も変化して、明るい色が好みらしい。
そうそう、このバッグを持っていた頃は、ベージュばっかり着ていたっけ。

家族の持ち物を見ていると、時間の流れの中の緩やかな変化がくっきりとした輪郭を持って浮かび上がってくる。
その当時の記憶と一緒に。

色んなことが、今は楽しい記憶になってバッグたちを染めている。

Shoka: 沖縄

このバッグも、20年選手。
深緑色。

古いオリーブの実のような色。

一見きれいに見えますが、うちの母はなかなかのおてんばさんなので、色んなところにバッグをぽーんと置くのです。
なので、バッグの裏側は少し擦り剥けちゃっていたのでした。

その風合いも何だかうつくしいな、と感じます。
私は数年に一度、オリーブオイルか紅花オイルと、ホワイトビネガーを4:1でブレンドしたもので拭いてお手入れをしています。
そのお手入れをすると、このような擦り剥けにも強くなるし、防水効果も強まって、艶も増すのでとても良いのです。

Shoka: 沖縄

どうもうちの母はそのお手入れはやっていないようですね。
ティアンダー(手の油)のみ。

Shoka: 沖縄

ちょっと扱いは雑なのではと見ていてヒヤヒヤするのですが、好かれて使い込まれたものからはやはり何とも言えないうつくしさが感じられます。

元々付いていた裏地はとうの昔に破れてしまったのか、自分で直した形跡も内側に残っていました。
製造元もお直しをしてくれますが、すぐに使いたくて自分でお直しをしたものと見られます。

以上の写真は、うちの母の持ち物。

持ち物には、何だか気配というのが刻印されているような気がします。
使っている人の、毎日の積み重ね、その人の息づかい。

このバッグを見ていると、うちの母はしあわせなんだろうな、と感じました。

こちらは新品のバッグたち。

Shoka: 沖縄

誰かと出会って、その人が好きになってくれたらどんどん使ってもらえるのを待っているバッグ。
私たちの暮らしの中の色々を飲み込んで、運んでくれる「日常のうつわ」のような入れ物たち。

バッグがもしもなかったら・・・・・

どれだけポケットがいるだろうか?
私たちはすっきりとした着こなしが出来るのだろうか?

バッグがない世界は、もしかするととてもエコなのかもしれない。
だって誰も色々手に持って歩きたくないもの。
ものが減って、今日一日の行動をタイトにしようと、よりシンプルになるのかもしれない。

けれど、何だか寂しいじゃない?
ムーミンママのあのバッグが無くなったら、世の中からファンタジーが消えてしまいそう。

バッグの中には、その人の世界が凝縮されて詰まっている。
自分の為に、誰かの為に、様々なものを載せて、今日もバッグはあっちにこっちに。

Shoka: 沖縄

さあ、台風が直撃するのではないかと、心配な9月15日(土)から「ゴードメッシュのバッグ展」がShoka:にて始まります。
台風に負けないような色々をバッグに入れて、あなたのお気に入りの「日常の入れ物」を探しにShoka:へいらしてくださいな。

長くつきあえる大好きなバッグとの出会いがあるかもしれません。

さて、今日も関根と私は、ごっこ遊びにはげみました。
今日のテーマは「比屋根都会ごっこ」です。

緑深くて静かな比屋根に、都会っこが遊びに来ました。(ごっこです)

Shoka: 沖縄

いつもの関根とちょっと違う!
ヨーガンレールのお姉さん服。
デニムはARTS&SCIENCE、靴はtrippen。

「あゆみさ~ん、こんな人生もあるんですね」

「あら、あさちゃんすっきりさわやかな秋の装い。ほれぼれよ」

Shoka: 沖縄

関根は長いことバレエをしていた為か、足の角度が何だか柔らかい感じ。
バッグの中に何を入れているのかな?

Shoka: 沖縄

trippenの靴は、私も今一足お気に入りのシューズがありますが、これが良いのです。
何が良いのって、履き心地がすばらしい!
とても柔らかい皮と、反発力のあるソール。
人間工学に基づいて設計された形は、その人の軸が自然に定まるようになっているようです。

私は外に重心を置いていたようで、くるぶしと筋が痛くなるというのがここ最近の悩みでした。
が、trippenの靴を履くようになってからその悩みが解消されつつあります。

何ともスタイリッシュ且つヘルシーな靴なのです!

私たちの一番身近な乗り物、「靴」。
trippenはとてもおすすめのシューズメーカーです。

Shoka: 沖縄

ソールは反発力のある天然のゴム素材。
一歩一歩を自然な反発緑で前に押し出してくれます。

さあ、変身ごっこも第2段。

Shoka: 沖縄

Shoka: 沖縄

市松模様がきれいに編まれた、メッシュのバッグ。
たくさん入れたくなりそう。
何を?

台風だけが気になるところですが、
「お気に入りのバッグと出会いたい」

「いつかの為にいいものを見ておきたい」
そんな方は、是非15日(土)~23日(日)までの「ヨーガンレールのゴードメッシュ展」へ遊びにいらしてくださいね。

Shoka: 沖縄

カテゴリー: etc, rugü essay, Shoka: letter タグ: , パーマリンク

→ ブログの記事を一覧で見る

2012.09.13 「暮らしの中の旅日記」 母のバッグたちと、バッグと靴展始まりますの巻き

                        

*Calend Okinawaに連載していた田原あゆみの「暮らしの中の旅日記」から転載している過去の記録たち

Shoka: 沖縄

今朝は早く起きて、すぐに実家へ。

母が昔から使っている、お気に入りのメッシュのバッグたちを見たかったから。

このバッグは、母が最近一番使っているもの。
中には色違いのポーチが入っている。
しんなりと柔らかくなった、ゴードメッシュは山羊の革を職人さんが丁寧に編んで作られたもの。
新品の使い始めの頃は、キュッキュッときしむ音がするのが楽しい。
牛皮より軽くて、使うほどにしなやかさと深味のある艶が加わってゆく。

Shoka: 沖縄

確か、このバッグは8年位使っているはず。
透かし編みの焦げ茶色。

Shoka: 沖縄

こちらはもっと古いもの。
20年近く経っている。

朝日を浴びて、革が飴色に光っている。

お気に入りの小物は、数年周期で変わることがある。
最近は出番が少なくなっているような気がする、かご型のメッシュバッグ。
母がフレアースカートをよくはいていた頃のお気に入りだった。

何だか懐かしくなる。

最近はパンツばっかりはいている。
着る色も変化して、明るい色が好みらしい。
そうそう、このバッグを持っていた頃は、ベージュばっかり着ていたっけ。

家族の持ち物を見ていると、時間の流れの中の緩やかな変化がくっきりとした輪郭を持って浮かび上がってくる。
その当時の記憶と一緒に。

色んなことが、今は楽しい記憶になってバッグたちを染めている。

Shoka: 沖縄

このバッグも、20年選手。
深緑色。

古いオリーブの実のような色。

一見きれいに見えますが、うちの母はなかなかのおてんばさんなので、色んなところにバッグをぽーんと置くのです。
なので、バッグの裏側は少し擦り剥けちゃっていたのでした。

その風合いも何だかうつくしいな、と感じます。
私は数年に一度、オリーブオイルか紅花オイルと、ホワイトビネガーを4:1でブレンドしたもので拭いてお手入れをしています。
そのお手入れをすると、このような擦り剥けにも強くなるし、防水効果も強まって、艶も増すのでとても良いのです。

Shoka: 沖縄

どうもうちの母はそのお手入れはやっていないようですね。
ティアンダー(手の油)のみ。

Shoka: 沖縄

ちょっと扱いは雑なのではと見ていてヒヤヒヤするのですが、好かれて使い込まれたものからはやはり何とも言えないうつくしさが感じられます。

元々付いていた裏地はとうの昔に破れてしまったのか、自分で直した形跡も内側に残っていました。
製造元もお直しをしてくれますが、すぐに使いたくて自分でお直しをしたものと見られます。

以上の写真は、うちの母の持ち物。

持ち物には、何だか気配というのが刻印されているような気がします。
使っている人の、毎日の積み重ね、その人の息づかい。

このバッグを見ていると、うちの母はしあわせなんだろうな、と感じました。

こちらは新品のバッグたち。

Shoka: 沖縄

誰かと出会って、その人が好きになってくれたらどんどん使ってもらえるのを待っているバッグ。
私たちの暮らしの中の色々を飲み込んで、運んでくれる「日常のうつわ」のような入れ物たち。

バッグがもしもなかったら・・・・・

どれだけポケットがいるだろうか?
私たちはすっきりとした着こなしが出来るのだろうか?

バッグがない世界は、もしかするととてもエコなのかもしれない。
だって誰も色々手に持って歩きたくないもの。
ものが減って、今日一日の行動をタイトにしようと、よりシンプルになるのかもしれない。

けれど、何だか寂しいじゃない?
ムーミンママのあのバッグが無くなったら、世の中からファンタジーが消えてしまいそう。

バッグの中には、その人の世界が凝縮されて詰まっている。
自分の為に、誰かの為に、様々なものを載せて、今日もバッグはあっちにこっちに。

Shoka: 沖縄

さあ、台風が直撃するのではないかと、心配な9月15日(土)から「ゴードメッシュのバッグ展」がShoka:にて始まります。
台風に負けないような色々をバッグに入れて、あなたのお気に入りの「日常の入れ物」を探しにShoka:へいらしてくださいな。

長くつきあえる大好きなバッグとの出会いがあるかもしれません。

さて、今日も関根と私は、ごっこ遊びにはげみました。
今日のテーマは「比屋根都会ごっこ」です。

緑深くて静かな比屋根に、都会っこが遊びに来ました。(ごっこです)

Shoka: 沖縄

いつもの関根とちょっと違う!
ヨーガンレールのお姉さん服。
デニムはARTS&SCIENCE、靴はtrippen。

「あゆみさ~ん、こんな人生もあるんですね」

「あら、あさちゃんすっきりさわやかな秋の装い。ほれぼれよ」

Shoka: 沖縄

関根は長いことバレエをしていた為か、足の角度が何だか柔らかい感じ。
バッグの中に何を入れているのかな?

Shoka: 沖縄

trippenの靴は、私も今一足お気に入りのシューズがありますが、これが良いのです。
何が良いのって、履き心地がすばらしい!
とても柔らかい皮と、反発力のあるソール。
人間工学に基づいて設計された形は、その人の軸が自然に定まるようになっているようです。

私は外に重心を置いていたようで、くるぶしと筋が痛くなるというのがここ最近の悩みでした。
が、trippenの靴を履くようになってからその悩みが解消されつつあります。

何ともスタイリッシュ且つヘルシーな靴なのです!

私たちの一番身近な乗り物、「靴」。
trippenはとてもおすすめのシューズメーカーです。

Shoka: 沖縄

ソールは反発力のある天然のゴム素材。
一歩一歩を自然な反発緑で前に押し出してくれます。

さあ、変身ごっこも第2段。

Shoka: 沖縄

Shoka: 沖縄

市松模様がきれいに編まれた、メッシュのバッグ。
たくさん入れたくなりそう。
何を?

台風だけが気になるところですが、
「お気に入りのバッグと出会いたい」

「いつかの為にいいものを見ておきたい」
そんな方は、是非15日(土)~23日(日)までの「ヨーガンレールのゴードメッシュ展」へ遊びにいらしてくださいね。

Shoka: 沖縄

カテゴリー: etc, rugü essay, Shoka: letter タグ: , パーマリンク

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