「小野哲平 + 早川ユミ 企画展」 − 土がある 布がある −

「小野哲平 + 早川ユミ 企画展」 − 土がある 布がある −

2017年10月6日(金)〜15日(日) 会期中無休 12:30 〜 18:00

teppei

Shoka: でも自宅でも哲平さんの器がフル回転。気づくと手にとって 和洋中の全てをこれで賄っている。なぜだろう? と、食器棚の中を じっと観察。すると、あれれ? 哲平さんの器だけほわーっと光って 見えてくる。あまりに不思議で、本人にもそのことを訊いてみた。
返ってきた言葉は胸に響いて、今もなお深く染み込んでいる。やはり 人の仕事にはその人の思いが宿るのだ。その言葉は一人一人に伝えた いので、是非哲平さんの器に触れに来て欲しい。企画展二日目に開催 するお話会にも是非時間をつくってご参加ください。熱い夜になるこ と間違いなし。

yumi

高知県谷相の人里と自然のちょうど境界線に住んでいる早川ユミさんはいつも少しだけ微笑んで、何か話したそうに口をつんと尖らせている。布作家という肩書きだけれど、エッセイスト、畑人、日本ミツバチの養蜂家でもあるのです。自分の興味のあることにえいやっと飛び込んでどれも楽しげにこなしている。ソフトで可愛らしいボイスで話す、勇猛果敢な探検家。アジアを旅して大好きな布を集めては、一つ一つ手作りの服や雑貨を作っている。そんなユミさんの作る服たちはくらしの中の仕事着。女性のお肚の中の太陽が目覚めるような元気な衣服。今回の企画展にはお洋服の他に彼女が書いた本や、夫である小野哲平氏の旅茶碗を包む布、ちくちくもんぺ種まきエプロンも並びます。彼女の元気がたくさんの人に届きますように。ワークショップも楽しいですよ。

場所:暮らしを楽しむものとこと Shoka:
沖縄市比屋根6-13-6
日時:2017年10月6日(金)〜15日(日) 12:30〜18:00 会期中無休
TEL:098-932-0791
H P:https://shoka-wind.com/

同企画展開催2日目に、お話会とワークショップを予定しております。
皆様お誘い合わせの上、ぜひご参加ください。

詳細はまた、お知らせします。

カテゴリー: rugü essay, お知らせ, タグ: , パーマリンク

初夏のスナ フジタさん

スナフジタ Shoka:

久しぶりの再会。スナ フジタの匠平さんと千里さんに会うために京都の田舎を訪ねていました。

7月14日から予定している企画展のための取材をしに。それより何より楽しみだったのは2人と過ごす時間と2人の元へやって来た小さな天使君に会えること。

たくさん話して、ゆっくりとお散歩。

この続きはCALEND OKINAW記事に書きますね。スナフジタ Shoka:

7月も本当に楽しみです。

カテゴリー: rugü essay, タグ: , , パーマリンク

本日定休日、東京は雨

Shoka:

トリッペンとミナ ペルホネンの展示会のため東京へ来ています。

今朝から雨が一日中降っている東京は、風が涼しくて、程よい湿気が優しいいちにち。

昨夜は東京に住む友人たちと楽しい夜を過ごしました。それを隙間から覗いたり、高いところから見下ろしたりと、可愛く見守っていた彼女はアメリカンショートヘアーのtちゃん。

しとしとしとしと、やさしい夕方。

 

カテゴリー: rugü essay, タグ: , パーマリンク

珈琲の香りと文化の関係 盛岡

image いい街を歩きたい。

そう思い何人かの友人にお勧めの街を聞いてみました。クロヌマタカトシさんの展示会で奥様から盛岡はとても素敵な街ですよ、とお勧めされた時、彼女の目が力強く輝いていることを感じて行くことを決めた。

初めての盛岡、初めての東北。

夕暮れ時に着いた盛岡市は涼しくて、川が滔々と流れる橋を渡ったとき来て良かったな、と肌で感じた。

2日目は以前から訪ねてみたかったあの店この店、あのカフェへ。

cartaさんのオーナー夫婦は共通の友人が重なることもあって、話がはずむ。とてもいい空間で、珈琲の香りが心地よい。

最近友人たちがそれぞれにつながっていることに驚くことがよくある。cartaさんでも、思わずええっ!と声を上げてしまった。

 

image

静かで心地の良い空間、心地よい音楽。美味しい珈琲。

盛岡の街にはたくさんの喫茶店やカフェがあって珈琲のいい香りが辻々で感じられ、小さな映画館も幾つかあってなんだかとても文化的だというのがわたしの感想です。

文化が日常の中に溶け込んでいるこの感じは、城下町特有のものなのかもしれません。

そうそう、cartaさんへは帰りにもう一度寄らずにはいられない場所でした。

また行きたい、そんな魅力的な場所がたくさんある盛岡へまた行きたいと思っています。

さて、盛岡私たちの訪ねたところは以下のようなところです。

カフェ :  carta、喫茶六分儀、6月の鹿

お店 : 光原社とその前の道で日曜日に行われる夜市へ。素敵でした。

食事 : 白龍(ぱいろん)炸醤麺、食道園(冷麺)、肉の米原のランチ

盛岡市宿泊 : ホテルロイヤル盛岡(清潔でコストパフォーマンス良し、観光立地よし)

花巻市宿泊 鉛温泉藤三旅館(レンタカーで盛岡市からビュンと1時間。水深120センチ強の立って入る浴槽のある古い温泉宿。泉質よし。料理の質も量もいいくらい。気に入りました。)

参考までに。

 

いい街を歩いて、いい出会いに恵まれした。東北の工芸もたくさん見てきました。次につながることが嬉しいです。

東京も涼しい風が吹いています。みなさまも良い1日を。

 

カテゴリー: rugü essay, タグ: , , パーマリンク

チェス盤の上の自然

image西荻窪はとても懐かしい街。

東京に住んでいた頃、この街に住む美しくて魅力的な友人を訪ねて通ったことがあり、当時からどこか懐かしい生活感と文化の香りが満ちているところは今も変わらず。

11月にShoka:で企画展予定の木彫作家のクロヌマタカトシさんが、丁度西荻窪のギャラリーみずのそらさんで展示をしているというので行ってまいりました。

プラスティックの概念が変わってしまうような表現をされているナカオタカシさんと2人の作品が展示された空間は澄んでいて、訪ねてから2日が過ぎた今日でも細部まで目の奥から蘇ってまた見ることができるような感覚があります。静かに水に浸されてゆくような空気。

クロヌマタカトシさんの彫る動物の彫刻に心奪われたことから始まったご縁。

image

今回彼が取り組んだこのチェスがとても美しく何度も見入ってしまいました。

ただお互いに打ち負かす戦いをチェス盤で繰り広げることを辞めて、彼独特の世界観が映されているのです。

それは、自然界の食物連鎖。

イエローストーン国立公園では、枯れてしまった川や、増えすぎてしまった鹿たちが食べてしまい木が枯れて自然環境が崩れ山が駄目になりそうになったとき、それを蘇らせるためにだいぶ前に人間が駆逐してその地で絶滅したオオカミの群れを放したのです。

その試みは成功し、小川が戻り、緑はまだ青々と広がっていったのです。

このことはインターネット上にもたくさん記事が出ているので、興味のある方は是非検索してみてください。

私たちは自然から多くのことを学ぶことができます。クロヌマタカトシさんのこの食物連鎖を映したチェスは、とても詩的で哲学的で、そして私たち人間は食物連鎖の頂点に立っているというよりも、たくさんの命に支えられた存在であり、私たちの考えや行動がこの素晴らしい自然の営みに大きな影響を与えてしまうことを思い出すことでしょう。謙虚にならざるをえません。

7月10日まで展示されています。

東京近郊に住んでいる方は是非時間を作って見に行く価値があると思います。

今日も良い1日を。

カテゴリー: rugü essay, タグ: , , パーマリンク