時に出張はおいしい

ARTS&SCIENCE Shoka:

15・16日はARTS&SCIENCEの展示会へと行ってきました。

私は他の用事を済ませてから駆け込んだので、写真の美味しそうなARTS&SCIENCEの食堂のランチは逃してしまい、金城だけがありついたのでした。

後から写真を整理していて見つけたこの写真は、新作の素敵なお洋服や、靴に紛れてiphotoの中に隠れていたのです。

由桂ちゃん、食べたんだ。ARTS&SCIENCEのランチ・・・・・聴いていなかった。

そう、私は拗ねています。

心も頭の中も、私も食べたかったという欲求が湧いて、じゅるじゅると。

時に出張は美味しい。

しかしはじかれたものは悔しい。

皆様にもそんな私の気持ちを少しおすそ分け。

食べたいですよね・・・・

花より団子。

けれど、お花もやっぱりうつくしい・・・・ですよ、ね?

ARTS&SCIENCE Shoka:

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赤い靴

trippen   Shoka

目に鮮やかな赤い靴は、trippenのクローズドのソールシリーズ。

可愛くて、ウキウキするようなこの靴は、憧れの赤い靴。

少女と女性の間のようなころんとしたデザインは、trippenの人間工学に基づいた設計でとても履きやすく仕上がっているのです。

赤い靴、今まで履いたことのない私には眩しい存在。

彼女の雰囲気にしっくりと合っていて、ユニークで楽しい気持ちになりました。

 

 

 

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「やっぱりいい。」trippen

Shoka: trippen

「やっぱりいい。」trippen

CALEND-OKINAWAに記事を掲載しています。

金城の力作なので、Shoka:のHPにも転載します。

shoka

女性が鏡を除き込むその姿が好きだ。鏡の前に座る赤ちゃんが、とても嬉しそうに自分自身を見つめる。その姿は親でなくとも周りにいる誰もを幸せにしてくれる。

大人の女性が覗き込む時間、赤ちゃんのその微笑ましさよりもっと凛とした空気が流れている。

似合うか似合わないか

この自分が好きか嫌いか
私はどこへ行こうか、何をしようか…

向き合って見えてくる何かの答えを知りたくて鏡を覗き込む。

ここに流れる時間がとても好き。

この女性が見つめる足元おしゃれは足元から。
頭の先からつま先まで、トータルで完成されてこそぐっと魅力が上がります。
いいものを履いてる人を見ると、「どんな人なんだろう、何を大事に思う方なんだろう」と想いを巡らせてしまいます。
いいものとは何だろう。
ただ高いだけのものでは無くて、金額に見合った価値のあるもの?

trippenは洗練されたデザインと、履き心地が素晴らしく長く履いても疲れない優れたデザインとが合わさった実力のあるシューズブランドです。

人間工学に基づいた設計をし、作業工程のほとんどが職人の手作業によって作られています。trippenの靴はしっかり幅があるのに、スタイリッシュなデザインなのできれいにコンパクトに見せてくれます。

だから、甲高や幅広の悩みを持つ方も、安心して履く事が出来るのです。
外反母趾で悩んでいた方や、甲が薄く健康靴だと足が泳いで負担に感じてしまっていた方も、いろんなモデルの中から自分にあったものを選ぶ事ができます。

その履き心地の要となるのは、快適さと独自性を持ったソールの開発。

そのソールに自由なインスピレーションを持ってアッパーを造形していきます。
本国ドイツだけでなく、アメリカや日本でも数々の賞を受賞していたり、有名ブランドとのコラボレーションを手がけたりと機能とデザインのバランスがとても良いシューズブランドです。

 

その奥深さにも驚きです。
ソールの種類がたくさんあり、どれも特徴があって楽しい。
豊富なソールからたくさんのモデルが出ています。
素材となる革も、牛革一枚革や合わせ革、鹿革など。
ナチュラルレザーや、光沢感のあるスムースレザー、またロウでコーティングをかけたり、アンティーク加工コーティングを施したり、と革好きには堪らない質感の楽しめる靴なのです。

 

「Closed」collection

trippenの代表的なソールはやはり「Closed」collectionのソールです。

ラバーソールが堅い糸で縫いつけられていて、ゴムも耐久性があり衝撃を吸収する作りです。
ゆったりとした足入れ感で作りがしっかりしています。
シンプルな構造なので、インソール、アウトソールそれぞれに交換、修理が可能でパーツが長持ちするのです。

 

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『TYLER』一見ハードな印象の一足ですが、シンプルな装いの中にいいアクセントとなります。
レザーは張りがあり始めは固めの質感ですが、履きこむほどにしなりが良く色味も深くなってきます。
茶系の靴は、春色や夏色の服とも相性がいいですね。
レースアップは甲が高い人も薄い人も、調整が効くので自分の足に馴染みやすいです。
紐を結ぶのは面倒だから、と好まない方も多いですね。
面倒と感じるなかれ、指を使う事は脳トレにも繋がります。手や指にはたくさんの神経が集まっているので、脳への刺激が強い場所です。
物忘れ防止にピアノを習い始めるのもいいですが、おしゃれにレースアップでキュッと結んでみましょう!

 

shoka

『WALKER』Tストラップがクラシカルな雰囲気で大人っぽさを出してくれます。

シルバーの色が足元をパッと華やかにしてくれるので、心がうきうきしてきますね。
色だけ見ると派手に見えてしまいますが、光沢のあるシルバーは意外とどんな服にも合いやすいというのだから驚きです。
私も、おしゃれ番長のShoka: オーナーに教えてもらったのがきっかけで、普段の地味に感じてしまう組み合わせの服のときも明るい色の服でも、ワンピース、パンツといろんなものに合う事を知りました。

「Closed」collectionはこの他にもたくさんの種類がありここではご紹介出来ないので是非店頭に見にいらしてくださいね。

「Closed」collectionではサンダルの展開もあります。

かわいいお姉さんが久しぶりに遊びにきてくれたので履いていただきました。

この人の手に掛かればどんな食材もご馳走になる魔法使いの料理人。

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レザーサンダル『SWAMP』はつま先が開いていて甲から足首にかけて、まちまちの幅の革が細かく編み込まれています。

shoka

編み込まれたレザーはメッシュの通気性が良く、安定感もあるのでとても気持ち良い履き心地です。

今まで革のサンダルはどんなにかわいくても、底がペタンコで固くいつも足の裏が痛くなってしまっていたのですが

trippenのサンダルを履いてからは、そんな悩みもなくどこに出かけるにも手放せない一足となってしまいました。
私は甲が薄い方ですが、足首のストラップや密に編まれたデザインなので安心して履けています。

shoka

『Cleo heat』というこのサンダルもまたリボン状のレザーの軽やかさと歩きやすさが抜群のサンダルです。

「Closed」collection の中でも特に、歩くストレスを軽減された新しいソールのstickというシリーズが登場です。
底は歩くと足の動きにしなり、牛革も馴染んできてぐんぐんどこまでも歩いていけます。
外反母趾の方もストレスなく履いて頂けそうです。

 

「penna」collection

羽を意味する「penna」ソールは、裏返すと凹みがあり空洞になっているので、その構造上衝撃が分散されるため、羽のように軽い履き心地が楽しめます。

中敷きにはフェルトが入っているので自分の足に馴染んでくるのです。中敷きアウトソール共に「Closed」シリーズとは違うとても柔らかいはき心地です。

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『ROUND』というこの靴、試着してみるまでこの可愛さに気づきませんでした。

「Closed」シリーズよりもコンパクトなシルエットでナチュラルな雰囲気です。
先端が反り返っていて、歩くとソールがしなやかに動き、足の指までしっかり使って歩いている感覚があります。
レースアップでキュッと結びあげても、モカシンシューズの構造原理に基づいて伝統的なハンドクラフトの技術に沿って作られている事からか、ソフトな肌あたりで外反母趾や甲高幅広の足の方も軽やかに履けると思います。
甲が薄く幅が狭い人も、自分の足に馴染みやすく靴の中で足が遊ばない靴ですね。
スニーカーのような感覚で履けるので普段使いにとても良さそうです。

 

「wood」collection

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無垢の木を使用していて、汗や汚れを吸収する、さらさらと快適な『BRAID』と言う名のウッドサンダルです。

ストラップが足首を固定しているので木の底の重さをあまり感じず、しっかり安定感があります。
踵がメッシュになっていたりシルバーの光沢感がとても軽やかな印象です。

Shoka: trippen

ワンピースに合わせると綺麗なシルエットのウッドサンダル「TEL」。

太めのリボンを足首に結んで調節ができます。
踵を包みリボンのストラップに伸びるラインがエレガントで綺麗ですね。

 

shoka

 

健康な人の足の型を取ってそこから起こしたデザインのウッドソール。
土踏まずの盛り上がりや指等にくぼみがありフィットすると気持ちの良いデザインです。
履き初めは今まで紹介したタイプの衝撃に強いタイプのソールに比べると固く感じますが、だんだんその型に自分の足が慣れて気持ち良く履けるようになります。
地面と当たる底の部分、アウトソールにはゴムのソールがついています。
汗染みが気になったらお手入れもヤスリにかけるだけで簡単です。
trippenのブランドが始まってイメージソースともなったウッドソールは、今もずっとファンのいるcollectionです。

ここで紹介したもの以外にもヒールの靴や、軽快なはき心地のシューズ、ブーツなどまだまだたくさんあるのですが

「百聞は一見に如かず」です。
是非ご自身の目で実際に見て、体の声に耳を傾けて頂き、履きやすくてぐんぐん歩けてしまう、そんな靴と出会って頂きたいです。

レディースだけではありませんよ。

メンズも多数ご用意しています。
Shoka: ではメンズをたくさん取り扱えるのは、一年に一度この期間だけ。

 

shoka

 

去るイベントの初日には、オープン早々男性のお客様が連続でいらしてくださりました。
「機能もデザインも備わっている靴とはなかなか出会う事が出来ない」のだと口々にお話ししていました。
しっかり足にフィットした靴は軽いのです。

カジュアルな服にもきちんとした場にも履けるようなベーシックなものを揃えています。

shoka

仕事ようにも履けるようなかっちりした雰囲気のものもあります。

見た目はかっちりしていても、軽いはき心地と、馴染みの良い革とソールの良さできっと手放せなくなると思います。

ゴルフボールのようなパンチングのデザインがユニークな『GOLF』。

鹿革の柔らかい質感が広めの足の方でも履き心地良い『BEUTEL』。
サンダルも去年なかった新しいデザインが入っています。

 

trippen の魅力で欠かせないのは、アフターケアの充実度。

どんなに良くても、長年相棒だった靴が履きつぶされて、おしまい…では悲しいですよね。

ほぼ全てのcollectionがオールソール修理可能です。

ストラップ部分や、金具・マジックテープ等、部分修理もほとんど応えてくれます。
アフターケアがあるから安心して履いていられる。
修理にはそれぞれに適した方法がありますので、お気軽にお尋ねくださいね。

多くは作れなくても、ひとつひとつ手作業で丁寧に作られた靴は確かな技術の結晶です。技術を守るためにドイツと隣国の限られた工房のみの生産体制を崩しません。
それは技術を守る事が、お客様ひとりひとりの満足に繫がっているから。
そんな心意気がかっこ良くて惚れてしまいます。

エコロジーに対して意識の高いドイツのブランドらしく、trippen はそのすべてのプロダクトを通じて「生産者は、環境・消費者・労働者全てに責任を持つべきである」という理念を掲げ、資材の再利用や若い靴職人の育成、指導など、生活環境全てに真摯に向き合う活動を進めています。

今は亡きヨーガン レール氏も近似した事をおっしゃっていました。
こういった理念を掲げたアイテムを取り扱える事もまた喜びです。おしゃれをするのに足を犠牲にしたり、我慢するのはもうやめましょう。

おしゃれは足元から。
我慢はせずに、おしゃれは足元から。

 

相棒になる一足にこの春出会える事でしょう。2足目、3足目の方もこれからの季節に向けて新しいデザインに挑戦してみるのもいかがでしょうか?
ぜひ比屋根の丘へ遊びにいらしてください。

shoka

 

金城由桂

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紐履の大いなる魅力

trippen Shoka:

紐履を履きますか?

私は、甲高なので紐の感覚が開いてしまって、かっこよく見えないので避けてしまっています。

けれど、紐履を履いている人の結び目を覗き見るのが大好き。

斜め結び

縦結

解けそうな結び目

きっちり左右対称な優等生

かっこいい惚れ惚れするような結び目

ふふ、逆さ結び。これ私もよくなるんだよな。

結ぶ人の個性が現れる紐履は、やはり履きやすいのです。

面倒臭いと避ける人もいるけれど、自分の足の形に沿う紐履は、全体で靴を持つことができるので、負荷が偏ることなく快適に履ける形。

最近、さっと履ける靴が欲しいという方が多いような気がして、私もそんな目線でtrippenのコレクションを見ていたけれど、自分の持っている履く時に一手間かかる靴をじっと見て、なんだかハッと気がついた。

靴を履くほんの1分をめんどくさいと嫌って、履いている数時間の快適さを捨てることもないんじゃないかしら?

そうなんですよ、みなさん。是非一手間かかる靴のよさも大いに認めてあげてくださいね。

 

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panの魅力

trippen Shoka:

街中で履きやすいと定評のあるpan。

私はこの靴のおかげで、東京出張が怖くなくなりました。車社会で歩くことが少ない沖縄と違って、東京は平面も上り坂下り坂、長い階段も歩く歩く歩く。

以前は豆をこさえて、目に涙をためて足を引きずりながら帰途に着いた夕暮れ時。今ではまだまだ歩けるぞ、とばかりに元気いっぱいなのです。

人間工学にもとずいた設計は、私のような人にはありがたい。

けれど、甲が薄い人には合わない人もいるようなので、まずは履いて試して、自分の足に合っていて、なおかつ心ときめく一足に出会って欲しい。

私のような体験を待っている人が他にもいますように。

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