静かなひと時

                        

Shoka: サロン

今回のハガキの撮影は、午後の妹の家で二人と一匹でのんびりと。

ふわふわの猫の名前はモゲ。妹がつけた名前だ。

モゲは膝に乗っかってきたり、抱かれたりするのを嫌がる猫。こんなにふわふわで丸々しているから、触りたくてしょうがないけれど、こちらから行くとするりと去って行く。

けれどこの日は、すりすりすりすり寄ってきて、甘えたような声を出して離れない。可愛いモゲも参加した日常の景色が撮れた。

甘い声で鳴く元オスのモゲ。家の中で大事にされている箱入り坊ちゃんは、お腹に締まりがなくて歩くと腹の皮がびょ〜んびよ〜んと左右に揺れる。

DSC00157

熱心に服作りをしている妹。あ、この針刺しは8年位前かしら、私がプレゼントしたものだ。使っていてくれて嬉しい。ちゃんと針も刺さっているぞ。

たたたたたた

ミシンの音がコンクリートの部屋にはよく響く。

Shoka: サロン

静かな住宅街の向こうから時折、車が走り去る音が聞こえてくる。暖かいお茶を飲んだり、おやつを食べて笑い話をしたり。

Shoka: サロン

ミシンを踏む足元。うちの妹の足のライン、なかなか綺麗だな。裾がやっぱりかわいいな。いい写真が撮れているといいな。

そんな様々なつぶやきが泡のように立ち上っては消えてゆく。

DSC00179

食器棚の前。人のお家の食器棚を見るのは楽しい。色や柄があるのも楽しい。自分だと避けてしまうけれど、柄や色があって、それをちゃんといい味わいにまとめているのは羨ましくもなる。

午後遅くなってから、ありがとう、じゃ、またね。と私は帰った。

外は日差しが温かかった。

Shoka:

カテゴリー: rugü essay, 日々 タグ: , パーマリンク

→ ブログの記事を一覧で見る