辻 和美+factory zoomer 「urizom」

                        

辻和美 ガラス Shoka: 企画展

3月2日から始まる企画展は、待ちに待った辻和美さんのガラスの器展。
辻和美さんの作品は形良くカラーよく、しかもそこに込められている彼女の視点が素敵なのです。
以下は今回のDMからの引用です。私の好きが勢い良く感じられるかと思います。
今回は限定20名様が辻和美さんの器で、名前のない料理店主催の小島シェフのお料理をいただく会やトークイベントの開催も予定しています。
たまらなく楽しみです。
辻和美+factory zoomer

「urizom」

2019/3/2 sat~17 sun (会期中火曜定休)
@Shoka: 12:30~18:00

 表現の根本には、振動がある。胸奥で震える振動はある日高まる姿を現す。
詩になったり、歌やメロディ、彫刻や絵画。辻和美さんの胸の奥で高まった振動は、現代アートを経てガラスの器となった。いや、現代アートが日常使いのガラスという形の中に収まっているのだ。現代アートは視点を投げかけるものだと私は思う。
 喜びや、愉しみをルーティーンの日常の中に見出すには、意識して本質に向き合うゆとりが必要だ。それとユーモア。それを忘れなければ人生は楽しくしあわせで、かつ有意義だ。
そんな視点を辻和美さんの作品から感じる。表現の仕方はポジティブで、ワクワク感と美が姿勢のよい形の中に収まっている。このバランス感覚は唯一無比だと感じる。形を持たない振動が、こんなにきっちりとした背筋の伸びた形の中に収まっているのだから、相反する互いの魅力が際立つのだ。そう、だから辻さんの作品を見ていると、ソーダのようなワクワク感が泡立ち、キレイ、楽しいという感覚が震えるようにやってきて、生活に迎え入れたくてしょうがなくなるのだろう。
私も含めてコレクター気質のある方はご注意を。処方箋を準備してお待ちしております。

Shoka: 田原あゆみ
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