2014.01.25 日常の美をのせる 安藤雅信のお茶の時間

Shoka

 

縁というものはとても興味深い。

 

今から約10年ほど前のこと。
高知県のあるギャラリーで見た白いシンプルな陶器の皿。
丸い形の皿というのは、ごく標準的なものなのに、そこで目にしたものは初めて見るもののようにインパクトがあった。
この形になるために、いらないものが削ぎ落とされたような清々しさがあったのだ。

 

薄いけれど、印象は軽くはない。
それが陶作家安藤雅信さんの作品との出会いだった。

 

 

本人に出会ったのはそれからずいぶん経った後だったが、知人が重なっていたこともありとんとんと一緒に仕事をすることになったのは、今思い返しても不思議な縁を感じてしまう。
2010年の春に知り合って、翌年の2011年の4月にギャルリ百草の沖縄での初めての展示会を主催することになったのだ。
その時にはまさか自宅でギャラリーを開くことになるとは夢にも思っていなかった。

 

 

最初に仕事の約束をして、それからギャラリーの場所を探そうとのんきに構えていたことを思い出すと、今更ながら背筋が凍るようだ。

 

安藤さんとの出会いはShoka:を開くきっかけのひとつだ。

 

 

 

Shoka

 

岐阜県多治見にあるギャルリ百草。
写真は去年、2013年の10月に15周年を祝うために訪れた時に撮影したもので、三谷龍二さんの企画展が開催されていた。
築100年を超えた古民家を移築してつくられたギャラリー空間は、独特の静寂さに満ちていて、訪問する度にほれぼれとする。

 

何度訪れても、いい空間だ。

 

それにしても、この空間をプロデュースした安藤雅信さんと明子さん夫妻の目利き力には参ってしまう。
この古民家に出会い、新築するよりもコストがかかることの多い「移築」を決断して、ギャラリーを主催し、そして作家活動でもすばらしい活躍をされているのだから。

 

 

Shoka

 

 

この廊下の雰囲気や、それぞれの部屋にまで満ちている凛とした空気が好きだ。
背筋を伸ばして、姿勢を正し、物事に意識的になりそうだ。
沖縄の古民家の持つ、すぐに座敷で伸びをして、ごろんと寝転びたくなるような雰囲気とは全く違う。
その両方のよさを行き来できることは、しあわせだ。

 

 

 

Shoka
Shoka

 

 

展示されていた三谷さんの作品の一つ一つがほんのりと発光しているように見えた。
スポットで光を当てているのとは違う。

 

この空間に作品を並べると、その作品の存在そのもののいのちが浮かび上がってくるようだ。

 

真価が問われるようなこの空間での展示は、多くの作り手にとって誇らしくもあり、そして少し怖いことでもあるのかもしれない。

 

気取ると薄っぺらさが、やりすぎると野暮さが自ずと浮かび上がってしまうだろうから。

 

それを思うと、人の持つ創造力を刺激する、なんて素敵な存在意義のある空間なのだろうか。
もしかしたら、安藤夫妻が人の暮らしの道具の中にうつくしさを見いだしてきたのは、この空間との出会いが大きいのかもしれない。
自分の生んだ子が、親とは全く別個の人生を歩む人間であるように、ものは、作り手の意思を超えた定めを持っているのかもしれない。この家を設計した古の人と、それを発注した人、かつてそこで暮らした家族にとって現在のギャラリー空間としての展開は思ってもみなかったことだろう。

 

 

 

 

Shoka

 

今回の訪問で、百草の玄関先で私を迎えてくれたオブジェ。
この作品を見た時に「おお!やるな。この作品を作った人は一体誰なんだろう?」と、そのセンスの良さに感銘を受けた。
それで、安藤さんに「つくった人は誰なの?」と聴いてみたら、何と本人が作ったのだという。
現在は作陶家である安藤さんが、彫刻家を志していた若い頃に制作したという作品だったのだ。

 

安藤さんから、彫刻家では食べていけなかったから作陶家になったといういきさつを聞いたとき、何とも人間らしい話に私は笑ったものだ。が、安藤さんは彫刻家として才能が無かったから作陶家に転向したのでは決して無かったのだ。
彼の才能を見いだし活かすことの出来る成熟した土壌が当時の社会背景には無かったのだろう。

 

 

安藤さんが目利きなのも、このすばらしい古民家に出会ったのもやはり必然なのだと納得。
両者が同じ周波数を持ち、引き合ったからこそ、現在のギャルリ百草が存在し、そこで生まれる様々な交流が奇跡的な縁のバランスの中で営まれているのだ。

 

物語の登場人物は、そこで展示をすることになった作り手も、それを企画した人も、友人たちも、そしてそこを訪れるすべての人々だ。

 

 

Shoka

 

 

そういう観点から改めてみると、安藤夫妻が自分の才能をちゃんと受け止めて人生を歩くことで、場を得て芽吹き、開花した才能はかなり多いだろう。
「くらしを楽しもう」「日常こそ大切にしよう」そんな人々が増えているのも、ギャルリ百草が与えた影響は大きいに違いない。

 

そうやって考えると、すごい人だ!と、自分と線を引いてあがめたくなるのはまさしく一昔前の感覚だ。
くらしや日常に焦点を当てると、私たち現代人の「衣・食・住」にまつわることがそのベース。
どんな環境になろうと人々が生きるために連綿と繰り返されるだろう、飲む・食べる・着る・働く・休む、という行為。

 

そこに美を見出すのがその本領。
決して特別なものではなく、逆にそんな力みや、個性だなんだと張り切っていた我から解放されて、人生を楽しみましょうという人たちが、百草で開催される企画展の発信者たちなのだ。

 

多少は人間らしい演出や、夢やロマンや、算段で味は付けられているかもしれないけれど、それだっていたって日常的で、たくましく日常を生きていくための、欠いては魅力半減のスパイスだと私は思っている。

 

日常を楽しむために、生きる力は大切だ。
生きる力は、「感度」とか、「センス」と訳してもいいかもしれない。
何かにばかみたいに感動したり、恥ずかしくて消し去りたいような失敗に悶絶しながら、そんな自分を許したり、誰かのすばらしさに気づいて抱きしめたくなったり、思いやりに涙したり、羊羹やあんこに癒されたり、自分の毒に気づいて苦笑いした後に夕日をみて勇気をもらったり、そんなことに感覚がきちんと向いていて味わえることはかなりしあわせなことだ。

 

しあわせは感じるものだから「感度や」「センス」は上げておくのに越したことは無い。

 

そんなしあわせを日常的に噛み締めるチャンスに満ちているのが、「お茶の時間」なのだと私は勝手に断言する。

 

 

Shoka

 

 

「お茶の時間」それは、日常の雑務をこなし、湧き出る雑念から解放される時間。

 

Shoka:では、一日に最低一回はお茶の時間がやってくる。
かなりいそがしい時期に、この時間が欠乏してしまうことがあって、そんな時には空気がカサカサしてくるのを感じてしまうほど、この時間を私たちは愛している。

 

お茶の時間といってもそれは、お煎茶・台湾の高山茶・コーヒー・ハーブティー・etc。
様々な飲み物で、リセットをする時間のことだ。

 

 

英語で tea breakというのは、紅茶を飲んで仕事や今やっていることを中断すること。
コーヒーの場合は、コーヒーブレイクというのだそう。

 

私は、そのどちらも大好き。
その香りや味わい、その感覚に集中していると身体も心もふっとリラックスしてくる。
そして、ほんの10分でもお茶の時間をもうけると、思考が整理されてリフレッシュできるのだ。
頭の中の細胞一つ一つの中に酸素が行き渡るようなそんな効果がある。

 

日々の雑事や、あれこれとたまった仕事の情報が散乱した状態の思考が一度白紙をもうけることで、かなりすっきりと整頓されるのだ。お茶に流されて、いらないことが抜けて出てゆくようなそんな時間。

 

 

その大切にしているお茶の時間で、活躍しているのが安藤さんの銀彩や白い皿。

 

 

Shoka

 

安藤さんのうつわを使うとき、思わずはっと息を飲むことがある。
うつわに載せた素材のうつくしさ生き生きとが浮かび上がってくるのだ。

 

まるで、ギャルリ百草の空間と同じように。
ここでこうしてうんちくをたれて、自己満足している私自身も素材が浮かび上がった時に野暮ったくならないように、日々お茶の時間で、心のアクを洗い流してゆこうと思っています。

 

 

 

 

*Shoka:では2月7日(金)から、安藤雅信さんの作陶展「日々、好日を淹れる」というタイトルの企画展が始まります。
今年最初の企画展の内容は、お茶にまつわるうつわたち。今回私自身も、安藤さんのコーヒーカップや、日常使いの茶器が欲しくてたまらなかったので、企画した内容の企画展。正直、物欲の泡ぶくがが沸々と沸き立っています。
その葛藤もまた、生きる力の一部ということで企画展が始まる迄味わっていたいと思います。
会場で皆様とお会いするのを心から楽しみにしています。

 

尚、企画展初日に安藤さんのお話を聴く交流会の場を設けたいと思っています。詳細が決まりましたら Shoka: HP にて報告いたします*

 

 

 

 

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2014年の企画展スケジュール
http://shoka-wind.com/about/schedule/

 

 

Shoka
Shoka

 

安藤雅信 「お茶周りのうつわ展」

 

日常の中に空白をもたらすお茶の時間。抹茶・高山茶・お煎茶・ほうじ茶・ハーブティー。
香り高い珈琲も、それまた愉し。雑事の合間に時間を作り、お気に入りのうつわへ茶を注ぐ。
ほっ、と一息。
雑念雑事から解放されるそのひとときは、暮らしの中の憩いの時間。
コーヒーカップ・茶器・お茶菓子用のお皿にエトセトラ。
お茶の時間を大事にすれば、それすなわち日々好日也にけり。

 

期間:2014年 2月 7日(金)~ 16日(金)
7日(金)作家在廊
場所:Shoka:
住所:沖縄市比屋根6-13-6
電話:098-932-0791
問合せ:info@shoka-wind.com

 

 

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Shoka

 

クールに見える安藤さん。実は大の甘い物好き。
特にあんこ。
日本甘いものクラブのナンバー2。

 

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日々、「好日を淹れる」

安藤雅信

とても楽しみにしていた、安藤雅信さんのお茶周りのうつわ展が今年のShoka:の第一回目の企画展です。

安藤さんのコーヒーカップや、お茶周りのうつわがずっと欲しかったのでわくわくしています。

今日DMの入稿が済んだので、皆様にまずはご報告です。

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2013.12.28 Viva trip ! Viva friends with dishes !! おいしい一年に感謝を込めて

*Calend Okinawaに連載していた田原あゆみの「暮らしの中の旅日記」から転載している過去の記録たち

Shoka

今年はそんな旅の多い一年だった。

旧正月の台北に始まって、

石垣島の野底
ソウル
群馬県の山
出雲
オーストラリア
山梨
多治見

東京は何度も

距離でいったら、今までで一番動いた年だったと思う。

しかもどの旅も、誰かに会いにいくための旅。
友人と会う旅には、楽しくておいしい食事がつきもの。

Shoka

写真の料理は、11月に東京に住んでいる人生の先輩と、急遽思い立って行った那須塩原の知人宅でいただいた夕ご飯。
急な来客を歓待してくれた、心の大きな友人に感激の夜でした。

誰かと一緒に食べるから、じゃあおいしいものを奮発しようと思うことは、一人でいただくよりみんなでいただく方がおいしいと思っている証拠だ。
そんなことに気づけてよかったな、と思う。

Shoka

ヨーガンレールの社員食堂でのお食事が出来るのも、この仕事の醍醐味の一つ。
約30年の付き合いがあるから、顔見知りの友人知人と一緒にいただくランチはにぎやかで楽しい。

ランチはやっぱりおしゃべりと一緒の方が楽しい。
近況報告や、最近のトピックがにぎやかに語られて、へ~~~~、もぐもぐと、おいしさが倍増。

Shoka

東京へ行くと、私が勝手に師匠にしている友人たちがいて、やはり彼らと一緒にする食事の時間はすばらしいものになる。時にはいろんな国の人々が、今宵限りの友人となって食事をともにすることも。

この晩はイタリア、ドイツ、イギリスから集まった人々で、特にインターナショナルな晩餐となりました。
国際色豊かですが、会話の内容はやはり自分の仕事や時事ネタ、人生のトピックなどです。
昔はこの空気に圧倒されていましたが、結局圧倒されていたのは「インターナショナルはすごい!のではないか?」という自分の偏見に圧倒されていたのでした。
まあ、今でも馬鹿なことがばれないかしら?と、ちょっと緊張しますが、聞き役に徹するという安全地帯を発見して安堵しています。

そして話を聞いていると、みんな誰かの子供として生まれて、育った人間なんだなあ、ということを感じるのです。
ああ、こんな人教室にいたなあ、とか、あの漫画に出ていた人とそっくりとか、親近感がわいてきて、対等感が育まれていったのです。

 

Shoka

大好きな3人の先輩たち。
今年はヨーガン レールさんや、デザイナーの松浦さんと時間を過ごすことも多かった。
この2人からは、私の人生に本当にたくさんの「刺激」という栄養をいただいている。

レールさんからは、
うつくしいものを見分ける力
意思を貫く潔さ
いい人に陥ってはいい仕事はできないし誰も成長しない、ということ
人生は好きなことをするだけの時間しか無いのだということ
それでも好きなことの周りにはいろいろついてくるのだということも
それからアラウンド ザ ワールド!旅好きなレールさんから見せてもらう写真はほんとに楽しみ!

松浦さんからは
根気強さ
集中力
想像力をフル回転させていると、ウイットとジョークが泉のように溢れ出すということ
気を回すことは、頭を使うことだということ
創意工夫力のすごさ
後、何といっても人との交流を楽しむその心意気
バイタリティ!

Shoka

ロンドンでギャラリーを経営しているインゲさん。
私はこの人と会話が出来るようになりたくて、英会話を学んだ。
1年半ほどがんばって、今ではどうにか伝えたいことを伝えられるようになり、旅先で席をともにした人とひとときの会話を楽しめるようになった。
柔らかくて、うつくしくて、上品で、慈愛に満ちた知的な瞳のインゲさん。
まだ謎な部分が多いのは、私の英語の聴き取り力が足りないせい。
来年は是非英語の聴き取り力に磨きをかけたいものだ。

誰かの魅力が、誰かの学ぶ動機になり、成長ににつながっている。
インゲさんの魅力は、私の人生に豊かなギフトをもたらしてくれた。

それにしても、ここで感謝とともに紹介したい素敵で魅力的な人の多いこと。
まだまだ世の中に光は充分にあるのです。
光を見たら、光が増える。
人間の脳みそってそんな風に物事をキャッチするのを知っていましたか?

犬を飼い始めたら、日常の中で犬をたくさん見ることになるし、子供が出来た人は、世の中に子供たちがたくさんいることに気づくはず。
だから、何かを探している時には紙に欲しいものの理想を書き出してみるといいのです。
だまされたと思って、是非お試しあれ。

たとえばお部屋探しの理想を書き出すと、それをキャッチした脳は、世の中からそんな物件を探すお手伝いをフル回転で始めてくれるのだそう。
私もそうやって今の場所を見つけたのです。
気になる方は、そんな本がたくさん出ていますので是非読んでみてくださいね。

ちょっと話が横道小道に迷んでしまいました。
話を素敵な人と食事の時間に戻しましょう。

今年の11月に15周年を迎えた多治見のギャルリ百草さんでの夜。

 

Shoka

トラネコボンボンの中西直子さんの料理を、みんなが楽しそうにつまみ食い。
私はしばらく手伝いという名目で厨房を離れず、久しぶりの直子さんとの再会と、彼女のすばらしい料理のつまみ食いを堪能しました。

Shoka

内緒にしていましたが、私にはパーティ野郎なところがあるのです。
酔っぱらうと、誰彼かまわず楽しく絡みつき、また触手を伸ばして誰かを巻き込み・・・と、その場を共有している人々をそのときの友人にしてしまうという性質があるのです。

そして、酔っぱらうとすぐに記憶が飛ぶという危険人物。
何度、相手の頭を殴ってでも記憶をもみ消したいような事件が起こったことか。

この夜も、私は飲んでしゃべって楽しみました。
記憶のあるうちは、です。
怖いのは記憶の空白部分。あまりに怖くて、そこの部分は確認せずに帰途につきました。

沖縄に帰ってきてから安藤明子さんと、雅信さんから「あゆみさんがいるおかげで助かりました。本当に感謝しています」、というお言葉をいただき、ちょっとびくびく。
お料理のお手伝いをしたことかしら?
他に感謝されることって、なんだろう???何かやったのかしら?

途中の記憶が飛んでしまっていたから、2人の言葉が本当のことなのか揶揄なのか分かりかねていたのです。
「人をつなぐ天才」と、安藤さんに言われたことも解せなくて、何があったのだろうとたまに思い出しては冷や汗をかいていたのです。

最近やっといきさつを聞くことが出来たのですが、私がその場にいた方をつなげたことで、場が盛り上がったのだそう。
主催者側はいそがしいので、それを私がやってくれたのでとても助かったのだそうだ。
ウワ!よかった!
初めて酔っぱらいが役に立った!

私は私でいただけなのに、誰かに喜ばれたことが嬉しくて、「人生心を社会に広げれば、失敗もまた恐れることなし」と。
お調子者の私は喜んでいます。こんな時こそ気をつけねば・・・・

そうそう、昔はそのまんまの自分をだすと嫌われると思っていたので、心のシャッターを開けたり閉めたりでいそがしかった。
今はもう、年を取ったせいなのか、シャッターが緩んでいつも半開き。
そうしたら、なんと社会の懐は深いのだということが分かったのだ。
みんなだめなところも受け入れて、それでも好いてくれる。
優しくしてくれる。

みんないい人で、毒だってあって、誰かの子供で、誰かの親だったりする。
大切にしている人がいて、未来に伝えたい志があったりして、好きな人が居たり、嫌いな人だって居たり。
そして魅力的で刺激的な人々がいろんなところで自分の人生を生きている。

がっくりくるようなニュースが飛び込んできても、そんな人がいる世の中はまだまだどうして捨てたもんじゃないな、と、今年もやっぱりそう思う。
子供たちに、この世の中にはまだまだ素敵な大人たちがいて、みんないいお仕事をしているよ、だから未来は明るいよ、と伝えていきたい。
そのことを伝えてゆくのが私のライフワークなのだから。

Shoka

来年もたくさんの人たちと、お茶を飲もう、食事をしよう、そして触れ合って、たくさん耳を傾けよう。

Shoka

あなたと私が生まれてきて、出会った喜びを大切にしよう。
心が栄養不足で、ケチになった時には、誰かの優しさに甘えよう。

Shoka

Shoka:の心優しい仲間たち。
この仕事を通して彼女たちと出会えたことに心から感謝しています。
忘れん坊の私の秘書のような役目もしてくれてありがとう。
iPhoneをまだ無くしていないのも、彼女たちの気配りのおかげです。
へこんだ時も、彼女たちの生き生きとした目の力が私の元気の帰る場所。

私の、「Shoka:で働かない?」という勧誘に引っかかってくれてありがとう!
来年もまたいいお仕事を一緒にしましょうね!

Shoka

私の人生を豊かにしてくれる、宝物。
家族のみんな。

みんなとっても個性的で、魅力的で、思い出すと吹き出したくなるようなことばかり。
がっくりくるようなこともいつの間にか喜劇に変わってしまう、たくましい私の妹たち。

Shoka

今年一緒にたくさんの旅をしてきた娘は、17歳。
自由の森学園という学びの場を自分で選んで、自律への第一歩。
私も彼女から自立して母親の仮面を外した開放感を味わった一年でもありました。

娘のたおは、私にいつだって温かい未来の光をちらつかせて、あゆみを進める方向を照らしてくれる存在です。
いっぱい遊んで楽しかったね。
まだしばらく一緒に遊んでね、たお。

Shoka

各地方のおいしいものを私と物々交換してくれる、素敵な大人たちが生きているこの世の中が大好きです。

今年出会った皆さんのおかげで、豊かなすばらしい一年になりました。
心から感謝申し上げます。

有形無形のおいしいものを、来年もまたShoka:で皆さんと一緒にいただきましょう。

よい年をお迎え下さい。
皆様の日常の旅が、温かく素敵なものとなることを感じつつ。
Viva trip! Viva friends with dishes!!

*年末年始のお休みは12月29日(日)~1月2日(木)まで。また、6日(月)~9日(木)は社員旅行のためShoka:はお休みです。感謝!*
*来年の企画展のスケジュールはShoka:HPで近日中にアップいたします*

 

Shoka

 

Happy birthday to you ! 12/28☆

 

暮らしを楽しむものとこと
Shoka:

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お茶目なあなた

安藤明子

3年前に知り合ったのに、ずっと前から知っているような気持ちになってしまう人。

安藤明子さん。

昔一緒のクラスにいた同級生のような、そんな気持ちになってしまう。彼女のお茶目さが大好き。そんな明子さんから私の大好きなものが届きました。

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彼女の提案する現代の衣服。サロンは私にとって洋の服にはない魅力ある衣服なのです。

よし、今日はやるぞ〜〜〜!という気持ちの朝、私はサロンできゅっと腰を包んで背筋を伸ばす。

筒型の布で腰を巻き付けると、背筋が伸びてしゃんとする。元気が出てくるのだ。

安藤明子

私がこの世で大好きな果物の一つ。それは柿。

さっきも果物のことを書いたけれど、年末にはこんな素敵なギフトが日本中を行き交い。人々に笑顔をもたらしているのでしょう。

私もそんな一人です。生きていて良かった〜〜〜〜〜〜〜。

こちらもまたみんなと一緒に嬉しく楽しくいただいて、笑顔の人を日本に増やしたいと決めた、冬の朝。

南国沖縄も今朝は冷えていますが、心はぽかぽか。

ありがとう明子さん。

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松本から沖縄へ 三谷龍二さんからの贈りもの 

三谷龍二

朝日を浴びて輝いているのは、松本の三谷龍二さんから届いた林檎たち。

なんてなんてうつくしいのでしょうか。

フルーツや木の実のうつくしさは、宝石に劣らないと個人的に思っています。

何よりも良いのは、食べられるという事。

おいしくて、綺麗で、自然ってなんてすばらしいギフトを私たちに下さるのでしょうか。

しかも、大好きな友人からの贈りもの。

三谷龍二

今年の10月にギャルリ百草の15周年企画へ行った時に、いろいろと打ち合わせをしてきました。2014年11月にShoka:で開催することになっている「シゴトアソビ」という企画展のお話です。

https://shoka-wind.com/2012/03/infono-border-good-sense/

去年の5月に開催した、「NO BORDER GOOD SENSE」という」企画展の第二段です。

とても楽しみです!

林檎はみんなで楽しくいただきたいと思っています。

供したShoka:にいらした方達と一緒にいただきたいと思っていますので、是非時間のある方は遊びにいらして下さいね。

三谷さんありがとうございます!林檎が可愛くて、涙でかすんでいます。

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